300.201から299の雑記を振り返る (2003/12/31)

あと2003年も残すところ10分です。300回更新のまとめをしてみたいと思います。


201回から299回の99回の更新のテーマは以下の通りでした。



科学・理科
22
雑談
16
旅行
16
時事
16
パーム
14
海外生活

カメラ・写真

コンピューター・パソコン

携帯電話


さて今年の目標の300回更新を、何とか達成することが出来ました。これも当サイトを訪れて頂いた皆様のおかげです。来年このサイトをどうして行くかは、来年になってからお知らせしたいと思います。あっ、年を越してしまう!

299.大晦日と格闘技 (2003/12/31)

今年の大晦日は、紅白歌合戦と格闘技の視聴率比べが注目されていました。今、注目の一戦、ボブ・サップ対曙の対戦が終わったところです。


相撲は格闘技と言うには上品で、如何に体が大きいとは言え、格闘技として張り合うには業界が違うような気がします。曙が負けたとはいえ、よく健闘したと思います。


ところで紅白歌合戦の方は、その時間は捨ての時間のようでした。昔から、紅白歌合戦の裏番組として、様々な試みが民放各社によってされてきましたが、同じ歌番組をぶつけてきたり民放合同で番組を制作したり、どれもなかなか決定的に紅白歌合戦を上回ることは出来なかったようです。


ですから、紅白歌合戦は代わり映えしないと言われながらも、長い間大晦日のお茶の間に欠かすことが出来なかったのでしょう。


格闘技の番組が、視聴率の上で紅白歌合戦に勝てたかどうか興味がありますが、その結果によっては来年からの大晦日の番組構成に影響を与えることでしょう。


紅白歌合戦も勝敗を決める当たりは格闘技的ではありますから、来年からはもう少し勝敗にこだわったエキサイティングなものになることは期待できないでしょうか?

298.六甲山人口スキー場 (2003/12/31)

大晦日はすいていると言うことで、六甲山人口スキー場に昨年から行くようになりました。今年でまだ2回目ですが、やはりこの日にのんきにスキーをしに来る人は少ないようで、狙い目と言えるでしょう。


ただし今日は昼から雨が降ってきて、さらに濃い霧が出てしまい、コンディションとしては最悪に近いものでした。


この六甲山人口スキー場は、神戸市にある六甲山の山頂付近にあり、今年が40周年になるそうです。40周年と言えば東京オリオンピックの頃から続いている事になりますから、今ほどスキーが一般的でなかった時代から始めて、よくこれまで続いてきたものだと思います。


スキー場は、カンツリーハウスと言われる施設の一部なのですが、冬以外の季節は池にボートがあったり、芝生の山があったりするリクレーションの施設になっています。これ以外にも、六甲山の山頂周辺にはオルゴール館があったり、レストランや展望台があったりして、行楽のシーズンには賑わっています。


それらの施設のほとんどは、阪神電鉄が古くから所有しています。標高900メートル程ありますから夏場は地上より温度が数度が低く、手軽な避暑地として古くから開発されてきたようです。


またこれら以外に公共の施設も多く、六甲山牧場森林公園などがあり、休日には多くの観光客がやって来ます。ただ、昔に比べるとやはり施設の老朽化が目立ってきており、人出も昔に比べれば減ってきています。


神戸の歴史や逸話にはよく六甲山が登場します。そういえばミノルタカメラのレンズの名前の「ロッコール」は、六甲山が由来です。


そして大晦日の夜から大勢の方が六甲山からのご来光を拝みに登山されます。さて、今年も後わずかになってきました。

297.「人間に近づくロボット」と「ロボットに近づく人間」 (2003/12/30)

先日「286.走って投げて打つロボット」におきまして、人間と同じような動作をするようになりつつあるロボットについて書きましたが、ではその逆もありだろうと言うお話です。


最近米国FDAで体内埋め込み半導体チップが認可されたことを受けて、いくつかの企業が商業化に向けて製品を発表しています。


それらは一般的に言う所の無線ICタグの類で、RFIDタグとも呼ばれています。無線ICタグは、もはやスーパーマーケットの商品に取り付けるだけの物ではないようです。


体に埋め込む事のメリットは、本人以外が使用することの出来無くなるとか、どこかに忘れることがないなどがあるそうですが、反対に他人の体内から取り出すような犯罪が起こることも考えられています。


ところで半導体のチップを埋め込むと言えば、SFの世界では体に高感度カメラを組み込んだり、超音波マイクを組み込んだ探偵物のテレビドラマがあったことを思い出しました。


ロボットの研究が進みいろいろなロボットのパーツが進歩していけば、それらのパーツを組み込むことによって、人間の能力を高めたり補ったりする事が出来るものがあるかも知れません。


例えば、超音波が聞ける耳や赤外線が見える目などを簡単に組み込むことが出来るようになれば、音楽や絵画の世界も大きく変わったものになるのではないでしょうか。イルカとコウモリの超音波混声合唱を、コンサートホールで聴いてみるのも面白いかも知れません。(少しうるさそうですが。)


もちろんその為には、人間の神経システムに組み込む事の困難さを克服しなければなりませんが、何十年か後にはロボットのパーツを人間に組み込むことが出来る日が来るのではないでしょうか?


ロボットが進歩して近い将来「アトム」が実現できたとき、人間は「フランケンシュタイン」になるのです!(失敗作にわざわざしないでも良いような気がしますが。)

296.中国はビールでも大国であった (2003/12/28)

asahi.comで、中国がビールの消費で米国を抜く勢いになっていると報じています。人口当たりの消費ではまだまだ及ばないものの、高級品であったビールの消費が、経済の成長と共にうなぎ登りになってきているとしています。


中国のビールと言えば青島麦酒(チンタオ・ピーチュー)が有名です。緑色の缶に入った麦酒は、世界各国の麦酒を集めた店では定番になっています。少し独特の香りがあり、なかなか味わいのあるビールです。


中国と言えば老酒が有名ですが、これからは中国ビールも中華料理の宴席の主役になって行くことでしょう。


ただ中国には輸出されている青島麦酒以外にも数多くの銘柄があり、日本の地酒と同じように地方ごとに地ビールなるものがあります。


面白いのはそれらの多くのアルコール度数が、一般的なビールの5%程度ではなく、ワイン・日本酒に近い10%台であることです。ですからビールのつもりでグビグビ飲んでしまうと、後でやっかいな事になります。


1985年の夏に中国の桂林に行き、表通りに面した食堂で朝ご飯を食べた時の事です。中国の朝ご飯はお粥が一般的ですから、お粥を注文して何か飲み物をと思ったのですが、暑い夏で喉が朝から乾いていたので、ビールを注文してみました。


店の前にずらりとビールの銘柄が並んでいたのですが、大きさはどれも日本の大ビンぐらいでした。桂林地元の麦酒だと言うことで、その中の一つであった「桂林麦酒」とラベルに書かれたビールを注文しました。


当時の中国では(今は知りませんが)ビールは冷えた物が出てくることはめったになく、夏の室温のまま出てきました。のどが渇いていたものですから、それこそグビグビ飲んでいたのですが、そのなま暖かい温度と相まって予想以上に酔いが回るのです。


最後に飲み終えたとき、ビールのラベルをしげしげと眺めたら、何とアルコール度数12%と書かれてあったのです。例えば日本酒3合を朝から暑い夏に飲んでしまえば、酔いが回るのは当然かも知れません。


新聞で中国のビール消費が米国を抜きそうだと聞いて、おそらくビールのアルコール量換算での消費は、既に抜いているだろうと思った次第です。