先日「286.走って投げて打つロボット」におきまして、人間と同じような動作をするようになりつつあるロボットについて書きましたが、ではその逆もありだろうと言うお話です。
最近米国FDAで体内埋め込み半導体チップが認可されたことを受けて、いくつかの企業が商業化に向けて製品を発表しています。
それらは一般的に言う所の無線ICタグの類で、RFIDタグとも呼ばれています。無線ICタグは、もはやスーパーマーケットの商品に取り付けるだけの物ではないようです。
体に埋め込む事のメリットは、本人以外が使用することの出来無くなるとか、どこかに忘れることがないなどがあるそうですが、反対に他人の体内から取り出すような犯罪が起こることも考えられています。
ところで半導体のチップを埋め込むと言えば、SFの世界では体に高感度カメラを組み込んだり、超音波マイクを組み込んだ探偵物のテレビドラマがあったことを思い出しました。
ロボットの研究が進みいろいろなロボットのパーツが進歩していけば、それらのパーツを組み込むことによって、人間の能力を高めたり補ったりする事が出来るものがあるかも知れません。
例えば、超音波が聞ける耳や赤外線が見える目などを簡単に組み込むことが出来るようになれば、音楽や絵画の世界も大きく変わったものになるのではないでしょうか。イルカとコウモリの超音波混声合唱を、コンサートホールで聴いてみるのも面白いかも知れません。(少しうるさそうですが。)
もちろんその為には、人間の神経システムに組み込む事の困難さを克服しなければなりませんが、何十年か後にはロボットのパーツを人間に組み込むことが出来る日が来るのではないでしょうか?
ロボットが進歩して近い将来「アトム」が実現できたとき、人間は「フランケンシュタイン」になるのです!(失敗作にわざわざしないでも良いような気がしますが。)
佐野様、
コメントをありがとうございました。超音波を出すというのは冗談かと思ってURLを覗いてみたら、本当なのですね。驚きました。新しい発見を致しました。ありがとうございました。
わたしも 超音波 だすことができます