エアポート・メサは、赤い岩で出来た小高い山です。道路際からの高さは50メートルぐらいでしょうか。道路脇の駐車スペースに車を止めて、5分も歩けば頂上に着きます。
夕日をここから見るのが名物と言うことで、既に頂上には先客がいて瞑想に耽っています。ここのパワーと波長が合う人は、体が軽く感じるようになりこの山を軽々上る事ができるそうです。
近くにプロペラ機が発着するエアポートがあるため、この名前が付いているそうです。確かに、ここから見渡すセドナの町は、どちらの方角も奇妙な形をした赤い岩山が立ち並び、夕暮れの斜めに傾いた日光に照らされると、一層神秘的な風景になってきます。
パワーを感じるためには、心を開かないといけないと言うことなのですが、普段から修行をしていないと、どうやって良いやら分からないままに日は暮れて行き、肌寒くなってきました。
ふと見ると、さっき瞑想に耽っていた人も、知らぬ間にジャンパーを着込んでいます。やはり瞑想をしていても寒くなるのかと、妙に感心しながら山を下りて行きました。
この岩山の近くのエアポートにも、多くの人が落日を見に来ていました。かなり有名なスポットだったようです。また、それらの見物客を目当てにした水晶のネックレスなどを売る若者たちがいたりして、縁日のような賑わいになっています。
多くの人がエアポート・メサのパワーを感じるそうですが、私の中にはそのような感覚はありませんでした。
それにしても、飛行機や星が異常によく見えます。それらの一つがUFOに見えなくもないような気がして来ます。周りの神秘的な風景の中では、何かが起こっても不思議ではないように思いました。