466.怖い物知らずとは俺のこと (2005/01/30)

早速、機長さんProject Palmで、URLの変更について取り上げていただいたようです。いつもながら、ありがとうございます。


お恥ずかしい話しですが、サーバーの移転は先週の水曜日に急に思いついたので、あまり深く考えずにサーバーを選んでしまいました。


機長さんが書かれたリンク先を読んでみると、確かにさくらインターネットMovableTypeの相性が良くないといった事例があったようです。知っていればもう少し躊躇したのでしょうが、「知らぬは仏」とはよく言ったものです。


これまで使っていたサーバーは、プロバイダーがオプションとして提供していたものですが、トラックバックのエラーについて質問した時にサポートの方から伺った話では、ウェブログとして使っているユーザーはいないのではないかと言うことでした。


本当にいないかどうかは定かではありませんが、そのような問い合わせがないのは確かなようです。また、インストールもMovableType標準のサポートマニュアルに従うだけでは、うまく行きませんでした。


それに比べると、今回移転したさくらインターネットのレンタルサーバーでは、MovableTypeとXOOPS対応を謳っていますし、インストールマニュアルもありましたから安心していたのですが、機長さんの情報からすると、もう少し用心深くなっていた方が良かったようです。


何せ料金の安さ(年1500円)と、DNSの設定の容易さでレンタルサーバーを決めてしまいましたから、「急いては事をし損じる!」の見本かも知れません。


レンタルサーバーには、10日から2週間ぐらいの無料の試用期間があるところが多いですから、十分に機能の確認を行ってから移転する事が必要なのでしょう。


さくらインターネットでは、MovableTypeをサポートしていくようですので、トラブルがあっても余程変わったことを要求しない限り、それなりの対応はされていくのではないかと期待しています。大きなトラブルに遭遇しないことを願いたいものです。

465.サイトURLの移転について (2005/01/30)

当サイトのサーバーは、PINGが送信できないためトラックバックに対応していないという問題があったのですが、その後もMovableTypeを使っている上でいくつかのトラブルがありました。例えばエントリーを増やしていったときのサイト再構築やFTPによるアップロードなどの時に、サーバーエラーが発生するのです。


それと少し気分を変えてみたいと言うことで、レンタルサーバーを乗り換えようと考えまして、いろいろと比較検討を約半日いたしました。(もっとじっくり検討しろよ!)


今使っているプロバイダーのウェブサービスは、月315円で結構安いと思っていたのですが、最近はもっと安いサーバーがたくさんあるのですね。しかも、独自ドメイン取得とセットにしても、月315円の範囲内で収まってしまうところも多いのです。


最終的に、レンタルサーバーをさくらインターネットで、ドメイン取得と管理をリンククラブでお願いすることにいたしました。


今のプロバイダーでは月315円(年間3780円)でウェブスペースが100MB、メールアカウントは含まれていなかったのですが、さくらインターネットの一番安いプランでは、年間一括払い1500円300MB、メールアカウントはウェブメールとPOPの両方使えて無制限に設定できます。初期費用として1000円が加算されます。


独自ドメインは、現在一番安いと言われているリンククラブで、gTLDの場合1年間800円でした。


合計すると初期費用を含めても3300円ですから現在の契約より安くなり、さらに2年目からは2300円になりますから、月当たりでは約192円です。これで独自ドメインが込みですから、サーバーを移転しないわけには参りません。


MovableTypeのインストールも楽ですし、サイトの再構築によるサーバーエラーもでないようです。ファイルを移転するとどうしてもリンク切れが出来ますが、何とか修正をいたしまして、公開が出来るようになりました。


旧URLは1月末を持ちまして削除させていただきますので、すぐにアクセス出来なくなります。新しいURLは、http://www.palmtrotter.kudos.jp/です。もし、ブックマークを設定しておられる方がいらっしゃいましたら、設定の変更をお願いいたします。


これからもどうぞよろしくお願いいたします。

464.「それがPSPの仕様だ」 (2005/01/25)

巷で人気品薄状態が続いているプレ一ステーション・ポータブル(PSP)で、ゲーム中にボタンを押しても反応しないと言うクレームがあるそうです。


「それがPSPの仕様だ」とはソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久多良木社長の弁。日経BPの企業・経営の記事として掲載されています。


どうも液晶画面に一番近いボタンの接点が、スペースの制約上ずらした位置にあり、うまく押し込めない場合があるらしいのです。ただこれは、使い方によって解決するべきで、ボタンの位置も狙ったのであって間違ったわけではないとの事です。そして世界で一番美しいものを作ったという自負があるようです。


確かにPSPの筐体には、作りこまれた美しさのようなものがあるのかもしれませんが、ボタンのレスポンスが悪ければゲームの面白さも半減するでしょうから、ユーザーとしてもそのまま引き下がるわけにも行かないところです。


作る側も使う側もPSPが好きなればこその確執ですから、お互いにこだわりを主張することは良いことでしょう。


ただ、社長がおっしゃる、「著名建築家が書いた図面に対して門の位置がおかしいと難癖をつける人はいないのと同じことだ。」と言うのには少し疑問を感じます。


著名建築家だからと言っても、施主がダメだと言えばダメなのであって、何でも好き勝手にできる訳ではないでしょう。もちろん施主を納得させる事ができれば別ですが、それでも施主が「門の位置がそこでは使いづらいから変えて欲しい」と言えば、建築家は設計を変えざるを得ないのです。


会社がある程度のポリシーを持っていることは必要でしょう。ユーザーがすぐに理解できない場合でも、「黙って付いて来い!」という姿勢も大切かも知れません。


しかし、ボタンが押しにくいデザインは、ただ制約があったために妥協した結果に過ぎず、それ自体にユーザー我慢をしなければならないポリシーを見出すことはできません。


是非私が買うまでには、押しやすいボタンに改善しておいてもらいたいものです。(買うんかいな?)

463.架空の税金督促状 (2005/01/24)

asahi.comに「架空の税金督促状 新手の振り込め詐欺か」という記事が掲載されています。税金の支払いが未納であるという督促状が、国税不服審判所を差出人として送られて来るのだそうです。


「審判所には支払い督促の権限はない」とのことですが、このような役所関係から来る振り込め詐欺は信憑性がありますから、油断をすると簡単に引っかかりそうです。


「放置した場合は給与や不動産を差し押さえる」と書かれているそうですから、やっかいなことにならないようにと振り込んでしまう人もいるかも知れません。


裁判所を装って請求してきたり、警察を名乗ったりと、あらゆる社会のしくみの中の不完全なところを突いてきます。これまでの悪人は役所から遠ざかったところで暗躍するものと決まっていましたが、「出物腫れ物所構わず」といった状況になってきました。


かと思えば、同じasahi.comには、「さっと一筆、偽札判定ペン」という記事があり、偽札を即座に判定できるペンが発売されているというニュースです。


お札にこのペンでなぞると、紙の特殊な成分にインクが反応して、偽札の場合は茶色に、本物の場合は薄い黄色になり、すぐに消えるそうです。


個人商店などですぐに確かめることができる為、昨年末から売り上げが急増しているそうです。お札を使うたびに目の前でペンで確認されるのも、疑われているようでイヤな感じがしますが、これ程偽札が大量に使われるようになると、仕方がないことかも知れません。


昔のUSでは、偽札の多い現金よりクレジットカードの方が信用があると言われていましたが、日本でも同じ状況になってきたのでしょう。


アジアの観光地の銀行では、相変わらずUSの紙幣で特定の記号のものは受け取らないそうですが、日本の紙幣も、海外で信用をなくし始めているのではないでしょうか?


偽札を受け取ったのに気付かない場合、その損失は受け取った人が被らなければならないとしたら、私たちも偽札判定ペンを持ち歩かなければならないかも知れません。


キャッシュカードクレジットカードも悲惨な状況ですし、紙幣も安心できないとすれば一体何を信用すればいいのでしょうか?


最近はショッピングや銀行などで、ポイント制度が流行っていますが、今のところ問題になったケースは聞きませんから安心できるでしょうか。イヤ、それとも発覚していないだけ?

462.地獄からきた陪審候補 (2005/01/20)

日本でも裁判陪審員制度が検討されています。これはそもそも、裁判官の生活が一般市民の生活とかけ離れているため、判決内容に世間の常識から逸脱した部分があると指摘されたことが、発端だったと記憶しております。


確かにいったん判事になってしまうと、日常生活において俗世間から隔離され、社会人としての常識が養われないと言う可能性は、否定できないかもしれません。


住宅の例を挙げてみましょう。サラリーマンが、ローンを何年も払い続けた末に、住宅をやっと手に入れたとしましょう。しかし、裁判官は専用の官舎に住んでいますから、住宅を手に入れる苦労を知りえません。この裁判官が、住宅を手に入れる苦労を考慮しない判決を下すのは、当然の事と言えるでしょう。


そこで、このような一般的な背景を一般市民から選ばれた陪審員によって補い、判決をより常識的なものにしていこうと言うわけです。しかし、はたして一般市民には必ず常識が備わっているのでしょうか?


CNN.co.jpに面白い記事が載っています。「集まったのは地獄の陪審候補 弁護士が困惑」と言う記事は、USテネシー州の陪審員についての話ですが、市民から無作為に選ばれた陪審員候補者の中から、12人の陪審員を弁護士が選ぼうとしたところ、集まっていた候補者はとんでもない人たちだったと言うのです。


まず一人目がこう言ったそうです。


「おれはモルヒネをやってる。たこより高くブッ飛んでるぜ!」


次の男は、


「自分の甥を撃とうとして逮捕され、精神病院に入れられた。」


さらにもう一人は、


「アルコール中毒だったが、おとり捜査員を売春婦と思いこんで買春しようとして逮捕された。売春婦のくせに、歯がきれいに揃ってたから、おかしいと気付くべきだった。」


、、、


日本ではもう少し善良な市民の方々が、お集まりになられることを願っております。