またまた今日、カルフールに行って参りました。よくウロウロしているやつだと思われるかも知れませんが、新しくショッピングセンターの類が出来ると取りあえず行ってみたくなります(一番安上がりなレジャー)。
箕面に続いて尼崎に関西3店目のカルフールが今週オープンしました。先日の箕面とどのように違うのか興味を持って行ったのですが、店舗や商品構成のかなりの部分で地域に合わせた工夫をしているように思われました。
箕面店は、箕面や千里の住宅地をひかえ、店の雰囲気に重点が置かれているように感じましたが、尼崎店は尼崎や大阪市を商圏に含めるため、雰囲気より商品構成に重点が置かれているように思いました。
同じ商品が売られていたとしても、一方では前面に押し出されて展示されていた物が、他方では何気なく展示されていると言った具合です。かなり客層を調査している様に思われます。ショッピングが楽しめるのは箕面で、お買い得が多いのは尼崎といった所でしょうか。
勿論これはカルフールの戦略なのでしょうが、ショッピングモールのデベロッパーの味付けに寄る部分も大きいでしょう。特に、建物の作りが全く異なっていることによって、同じカルフールと言えどもかなり違う売場になっています。
この地域は、長い間関西系スーパーの独断場であったのですが、それらが弱体化してしまった今、新しい資本によるモール形式のショッピングセンターがどんどんと進出しています。ダイエーやイズミヤのお膝元であったにも関わらず、今ではそれらは地元資本の中小スーパーと競い合っている状況です。
USでは、ウォールマートの進出によって、地元のディスカウントストアは言うに及ばず、Kマート等の全国規模のストアが撤退する事が目立っています。
日本においても、高度成長時代に家庭の台所を支えてきたスーパーが、新たな局面を迎えていることをまざまざと見せつけています。長い間、関西系のスーパーで分け合った来た商圏が、今大きく変わろうとしています。