222.クリエの液晶保護シート (2003/10/16)

ちんさんの「パームボンチ」を読んで、クリエの液晶保護シートが悪さをして、ハードリセットでも直らないことがあると言うことを初めて知りました。


そこで、よく「ボチッ」と行かなかったものだと感心いたします。その壊れたクリエを前にして怒り出すどころか、うれしくなってソニースタイルに向かうと言う心理描写がなかなか面白いと思います。今も昔もソニーファンは健在と言うことでしょうか。


どんな製品でも壊れないように作るべきだと言うのは、建前としては正しいとしても、適当な時期に壊れるように作っておくというのも、ソニーらしい商売のうまさと言うことが出来るでしょう。


昔のソニーは、なかなか壊れないが、一旦壊れると直すことが出来ないと言われていました。しかし、今やソニータイマーと言う言葉を知らない人はいないぐらい、有名になってしまいました。


最近は製品のライフサイクルが短くなってきたからでしょうが、世の中一般的にあまり信頼性耐久性は重要視されていないように感じます。


よく、パソコンで異常があった時は、キーボードやマウスやその他接続されているものをすべて取り外してから、再度リセットをするように指示されたりします。面倒だと思っていても、意外と本体ではなくこれらの付属品に問題があることを発見することがあります。


液晶保護シートによって液晶表面の浮遊容量が変化して、タップしたままの状態と同じになってしまうのでしょうか?乾燥した気候のときに起こりやすいとか、しばらく液晶が圧迫され続けた後などに起こりやすいのかもしれません。


設計のマージンをどの程度考慮するかで、変化に対する耐久性が変わって来ます。初期のパームでも、アルカリ電池なら問題がなくても、ニッカドやマンガン電池なら動作しないなどと言うことがあったそうですから、少しでも変わった事をしている場合は元に戻す必要があるます。


滅茶苦茶頑丈な機器より、たまに機嫌を損ねるぐらいの方が大切に使おうとするので、かえって良いかもしれません。

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