巷で噂騒然のGoogle Earth。それ程面白いのなら試してみるしかありません。WorP@holicやパームボンチメロウライフで紹介されているのを見て、どれほどすごいものかと無料バージョンをダウンロードしてみました。
残念ながら搭載しているグラフィックアダプターの制限があり、DirectXでの動作ができずレスポンスが遅いようですが、遠くから眺めた地球からスタートする辺りは、さすがに宇宙から地球を覗いている感覚があります。その地球に大気圏があるように見えるのも、リアル感があって良いですね.
Fry Toのモードだとあたかも飛んで行くように、現在地から徐々に高度を上げ、目的地に近づけば徐々に高度を下げていきます。アメリカから日本に移動する時は、如何にも太平洋を渡っているといった感じがします。
これならもう飛行機に乗る必要はありませんね。(ってそう言う問題ではないですが、、、) 動きが速いので、飛行機と言うよりはUFOに乗っている感覚に近いかも知れません。(乗ったことないですが、、、)
地図と違ってGoogle Earthの場合は衛星写真でリアルですから、自然と目的地と言う言葉を使ってしまいます。USの場合は、郵便番号を入れれば、目的地に到着します。
USにいたときに住んでいたアパートを探すと、5棟建てだったはずのものが、あと2棟増えていました。走っている自動車の大きさや色まで解ります。
次に、"osaka,japan"と入力すると、あっという間に太平洋を越えたと思うとぐんぐん高度を下げて行きます。しばらくして画面が止まったのですが、大阪にしてはえらく山深いところに来てしまいました。すぐ上には高山市が見えます。地図で調べてみますと、どうも岐阜県の小坂町に来てしまったようです。
気を取り直して、今度は"kobe,japan"と入れてみます、しばらくすると今度も山の中です。近くに京都府の宮津市があります。どうも丹後半島に来ているようです。
日本の地名の場合は、都道府県名を入れることができないようなので、同じ発音の地名が日本のどこかにあれば、違うところに行ってしまうことがあるようです。"kyoto,japan"ではうまく移動しますから、大阪に行きたい場合は、京都から乗り換えると良いと言うところでしょうか。
東京エリアでは一戸建ての家まではっきり写っていて、USと同じ程度の解像度があるように思いますが、関西圏ではせいぜい学校や工場などの大型の建物でなければ判断できません。その地域の重要度によって解像度が異なっているのでしょうか?
フランスのパリの場合は、"paris"とだけ入力すれば、バシッと一発でルーブル美術館の真上に浮遊します。これはもう、UFOに乗って世界旅行をしている気分です。
USの場合は、宿泊施設や銀行、ショッピング施設などがどこにあるかを表示させることができますし、出発地と目的地を入れれば、どのルートで行けばよいかの案内を画面上に表示してくれます。
これまでの地図の概念を全く変えさせるのに十分なインパクトを持っていると言えるでしょう。Google Earthの解像度は、地上の25cmの物体を判断できるとされていますが、そのあたりがプライバシーの侵害になる限界なのかもしれません。
もし近い将来、もっと解像度が上がり、しかも画像がリアルタイムに見えるようになったとしたら、どうなるでしょうか?
夫「今日は残業で遅くなるから。」
妻「本当?なんか周りが賑やかね。」
夫「忙しいからみんな残業しているんだ。」
妻「じゃ会社の窓から手を振ってみて。」
夫「やっぱり急に仕事が終わったから、今から帰るわ!」
進化しすぎると
つまらないものになってしまうものだ