42.一服の間 (2003/03/17)

最近、分煙が進んできましたので、愛煙家の方はずいぶんと不自由を感じておられる事と思います。そういえば、私が高校生のころは、朝の満員の通勤電車の中でさえ、タバコを吸っている人が居ましたし、それが許されていたのですから、世の中変わったものです。


学生のころ、タバコを吸っている私の友人は、「タバコを吸うメリットは会話が途切れた時に間(ま)を持たせることができることだ」、と言っていました。私は、ふーん、そんなものかな、と思っていたのですが、そのことを、別の友人と話していた時、彼はこう言ったのです。


間が持つと思っているのは、吸っている本人だけで、待たされている方は、何もできずに退屈しているんだ。考えてみろよ。デートに言って、彼が喫茶店でタバコを吸い始めたら、彼女は煙たい煙の中でただ黙ってひたすら耐えていなければならない。そんなことで、間が持つなんて勘違いしているより、洒落たギャグのひとつでも言って、お互い楽しい時間が過ごせるように努力しなければいけないんだ!


その彼は、その後広告会社に就職して、誰もが知っている有名なコマーシャル・コピーをヒットさせたのです。一服の間を取り持つギャグを、考え続けていた努力の甲斐があったのでしょうか。

41.なぜテキストベースのサイトにこだわるのか? (2003/03/17)

実は、別にこだわってそうしているわけではなく、ただ芸がないだけなのですが、なぜ私のサイトがこのようなスタイルになったかを、ご説明したいと思います。要するに言い訳です。


皆さんは、仕事などで何をしたか記録を取る時に、どのようにされておられますか?業務日誌みたいなものを、きちんと残しておくことは、後々有効になることも多いですよね。


私は、入社以来紙のノートを使って、手書き+メールなどのプリントアウトの切り貼りでやっていましたが、ノートが40冊を越えた辺りから、過去の記録を探し出すのが、大変になってきたため、UNIXのnroffという、マークアップランゲージを使い始めました。


ある程度、記録が貯まったところでプリントアウトしておけば、ノートと同じように使うこともできますし、UNIXでgrepという検索コマンドを使えば、キーワードで検索もできます。


UNIXのnroffを使っている人は、自分以外に見たことがないのですが、それ以前からホストベースのマークアップランゲージを使っていたので、結構快適に使っていました。ただ、UNIXを良く知っている仲間からは、viでnroffを使う私は、奇異な存在に見えたようです。


しかし、これもどんどん増えてくるとgrepの検索では、面倒になってきたので、自分でnroff to htmlの変換ツールを作って、WEBブラウザーで検索や閲覧ができるようにしました。これがまたなかなか快適で、検索もgrepより素早くできるようになりました。


そして最近、当サイトを始めてから、仕事の業務日誌もnroffからの変換ではなく、HTMLエディターを使ってHTMLに直接書き出すようになりました。要するに、私のHTMLは業務日誌の習慣が元になっている、つまり書き方が事象の羅列で嗜好性が皆無であるということなのです。



これが、テキストベースのサイトになってしまった言い訳です。人に見せるのならもっと工夫をしろをのお叱りを受けそうなのは分かっているのですが、今のままのスタイルで続けさせていただきたいと思います。