この数年、コミュニティーFM局が、私の住んでいる地域でも増えてきました。地域に密着した情報や、市民ボランティア参加による運営など、今までにない放送局を目指してがんばっておられるようです。
放送局と言うと、大きなアンテナと立派なスタジオと言うイメージがあったのですが、街角の商店街の中にあるこじんまりとしたサテライトスタジオには、親近感を感じる方も多いかと思います。
出力が小さいのか、車での移動中に聞いていると、すぐに聴視圏外になってしまうのが難点ですが、時々拝聴して楽しんでおります。
USでは、そもそもFMにはローカル局しかないのですが、200-300Km離れていてもガンガン聞こえてくるのは、いったい何ワット出しているのかと疑問を持ってしまいます。しかも、一日24時間放送しているFM局でも、たいていは普通の古い一軒家に、アマチュア無線のアンテナみたいなのが載っているだけで、どう見ても放送局に見えないことが多いです。
いかにもお金がかかっていない感じが、パームm100っぽいですね。日本の放送局はCLIEのような感じですかね。
26.旅行系パームサイト (2003/02/27)
実は当サイトは、旅行系パームサイトをを目指しています。本当は、海外旅行を最低年に1-2回行って、そのレポートを含めて最新情報を掲載したいところなのですが、最近の世界情勢を考えると、それほど気安く飛行機に乗って海外旅行と言うわけにも行きません。
独身の時は、中国や韓国など地球の歩き方その物の旅行ができましたが、結婚してからはもう少し安全で楽なUSやヨーロッパになり、子供ができてからは気軽に行ける近場のビーチに行くようになって、あまり刺激のある旅行をしなくなってしまいました。
私が、インターネットを利用するようになった一番の理由は、旅行情報を体験談として知ることができるからです。旅行会社の窓口で入手できる情報は、一般的なガイドブックにあるのと同じようなものが多く、あまり役には立ちません。
個人旅行をメインに扱っている旅行会社でも、それ程情報の持ち合わせは多くはありません。例えば、ヨーロッパでレンタカーを借りてスイスやオーストリアに高速で入るとき、どのようにして高速の通行料を払うかを聞いても、経験がなく全く分からない場合がほとんどです。
ドイツで借りたレンタカーでイタリアに入れるかを聞いても同じで、レンタカー会社に聞いてくれとのこと。レンタカー会社に聞いて分かれば、苦労はしません。もっともレンタカー会社も、もう少し現地情報を持っているべきだと思いますが。
ところが、このような質問に答えてくれるインターネットの個人サイトは数多くあり、その多くは、旅行のリンクサイトから紹介されています。その情報量と質は、かなりのものです。
あるいは、ホテルの予約をするのもインターネットにかなりお世話になっています。世界中の一般的なホテルチェーンを網羅したサイトになければ、現地のローカルホテルを紹介するサイトを参照し、ヨーロッパならシャトーホテルのグループサイトを使って、ホテルと☆付きのレストランを同時に予約することもできます。
私にとって旅行を成功させるかどうかは、インターネットを使った準備段階で大方決まってしまうように思います。
さて、その旅行におけるパームの役割ですが、予約したホテルやレンタカーの情報、その他の忘備録などはもちろんですが、意外と不評の”支払いメモ”が良かったりします。走行距離などを一緒に記録できたり、複数の通貨を一気に換算したりすると、結構使えたりします。
置き換えソフトにも良いものがあるようですが、簡潔で必要最小限でコンパクトなパームのソフトウェアとして、少し見直した次第です。
25.パームはおもちゃか? (2003/02/27)
5年ほど前USで働いていました。課の会議中に同じ課の男性がパーム・パイロットを取り出した時、女性の一人が”このようなおもちゃは云々云々”と行ったことがあります。言われた男性は、”おもちゃ?おもちゃかこれは?”と不満そうに言っていました。(実際は情けない声で”Toy.
Is this a Toy?”と言った。)
また、ある家庭に招待された時に、スケジュールを確認しなければならなくなって、私がここぞとばかりにWorkPadを取り出した時、そこの奥様に”男の人はみんなそのようなおもちゃを持っているのね!”と言われました。
使っている本人は、結構まじめに(真剣に)使っているのですが、周りから特に女性からはおもちゃで遊んでいる様に見えるのでしょうか?まあ確かに、パームを取り出す時には多少嬉しそうな顔をしていたかもしれませんが。
パームを並べて眺め始めたりして凝り出すと趣味の世界になり、そしてその趣味の楽しさを理解しない人には、おもちゃと言うことになるのでしょう。
考えてみれば、おもちゃと趣味は、自分の好きなことをして他の家族の役には立たない点では同じです。ただ、簡単で幼稚に見えればおもちゃと言われ、難しそうで多少高尚に見えれば趣味と言うことでしょうか。あるいは、周りの人の役に立てば道具と言われるのでしょうか。
私は、別におもちゃと思われてもかまいませんが、おもちゃだと役に立たないと言うことで家庭内で予算取りが難しいのが困りますね。
24.混信するワイヤレスマイク (2003/02/25)
今朝、最寄りの駅前を歩いていると、県会議員選挙のための街頭演説をされていました。女性候補の方でワイヤレスマイクを使って、スピーカーは20m程離れた所にありました。最近よく見る光景で何も珍しくなっかたのですが、ちょうど通りかかった時に駅員の人がやって来てその演説をさえぎりました。
毎日のようにここで演説をされている人がいるので、禁止されているわけでなく、なぜさえぎったのかと不思議に思ったので、駅員さんが何と言っておられるかを聞き耳を立ててしまいました。どうも、駅のアナウンスにかぶってしまっているようです。
最近多くの駅では、ホームでのアナウンスにワイヤレスマイクを使っていますが、駅の中にも街頭演説が流れていたようです。結構大きな駅ですので、普通に考えると電波は届かないと思うのですが、見事に駅アナウンスジャックしてしまったようです。
そういえば、USでアパートメントに住んでいたとき、ワイヤレス電話のチャネルのどれを選んでも、常に誰かの会話が聞こえていたのを思い出しました。電波の利用は便利ですが、便利がゆえに多くの利用があると混信を起こしてしまいます。デジタル信号の場合は、単純に混信にはならないのでしょうが、無線LAN等の電波を使う機器を利用する時は、電波が漏洩していることを前提に、機密に関して考えなければいけないのでしょうね。
23.パーム販促作戦:パームIP電話 (2003/02/24)
携帯電話は通信していくらと言う商売ですから、頻繁にサーバーに接続して通信費がかかるように全ての機能を実現していきます。電話機能やメール、さらにインターネット閲覧と同じように、PIM機能も通信することが必須です。この通信費を継続的に徴収することによって、本体の価格を抑え初期加入料を安くして、新規加入者を獲得してきたのは皆さんご存知のとおりです。
今携帯電話を使っていない人に、パームを使い始めてもらおうとしたら、パーム・コンピューティング社のZireのような低価格で、紙の手帳を置き換えるような機械の投入がいいかも知れません。以前パーム社やハンドスプリング社の投げ売りの時のように、販売台数だけはある程度稼げるでしょう。しかし、利益を上げ、安定継続的に収益を上げることは困難だと思います。
では、今携帯電話を使いこなしている人に、パームを買っていただくにはどうしたらよいでしょうか?携帯電話にPIM機能やインターネット接続機能があるのですから、もうひとつさらに大きい筐体のパームを、携帯電話と一緒に持ち歩く必要がある人は限られてきます。
以前、パームOSを携帯電話のソフトウェアの開発プラットホームにする話を書きましたが、これはパームOSとしての売り上げには寄与するでしょうが、PDAのハードウェアは携帯電話そのものになってしまうので、意味がありません。
そこで、携帯電話と真っ向から対抗するために、パームIP電話を(無責任に)提案したいと思います。ここでのポイントは、ビジネスモデルの違いです。携帯電話は、さっきも書きました通り通信費によって本体機器や通信インフラを整備します。パームIP電話はそれに対し、ハードウェアは機能に応じて値段付けをし、通信費では基本的には儲けません。
もちろんIPに接続するまでの通信費は必要ですが、PHSのつなぎ放題で固定料金として、その代わりIP電話としては通話料を無料にするのです。このようにすれば、通信費を抑えた分で本体の価格を購入者が支払うことができ、ハードウェアの販売で利益を出すことが可能になります。携帯電話の通信費に対して、競争力のある価格にできれば、特に電話のヘビーユーザーには魅力的なものになります。また、本体の価格がある程度高くなると、携帯電話に戻ることが容易にはできなくなります。
いくつか、問題はあると思いますが、携帯電話に対抗してパームの勢力を拡大するためには、パームIP電話は絶好の起爆剤になると思います。
この3月から正式にIP電話のサポートが開始され、IP電話の認知度も上がってくるでしょう。パームとIP電話の組み合わせは、これまでの通信インフラになかった新しい分野を切り開くに違いありません。いかがですか、どっかのパームOS採用メーカーで採用してくれませんかねー。