44.ワインの品定め (2003/03/18)

神戸ワインってご存知でしょうか?神戸市が結構力を入れて名産物にしようとして販売している、地元産のぶどうのみで醸造しているワインです。


神戸市の西にワイン城という施設があり、ワイン製造の過程を見せたり、ちょっとした動物園があったりと、半日ぐらいは遊ぶことができます。


月に一回、入場料が無料になり、ホイリゲという醸造過程でできる新酒を試飲できる日があり、これまでに2回ほど行ったことがあります。


神戸新聞によると、どうもこの神戸ワインの経営が、思わしくないそうです。ぶどうの栽培を委託している農園で収穫されたぶどうを、全量買い取る制度が仇になり、ワインが売れる以上に生産されてしまったようです。


神戸ワインの数種類を、試飲会で飲んだことがありましたが、なかなかワインの形にすることはできても、味や香りをうまく引き出すのは難しいようです。


ところで、一時のブームは去ったものの、デパートの地下のワイン売り場に行くと、平日でも夕方の勤め帰りの人が、ワインの棚から少しでもおいしいワインを選ぼうと、ラベルや売場に添えられた説明を真剣に見入っています。


とある週末の午後、私は家内と久しぶりに行ったデパートのワイン売り場で、安くてうまいワインはないかと、探していました。そのデパートは、ワイン売場に力を入れており、いつも多くの人で売場が賑わっています。私たちの周りにも、同じ様に探している人が何人かおられました。


その時、家内がひとつのワインを指差し、「これはこの前おいしかったワインじゃない?」と言いました。確かに私たちがお気に入りのカリフォルニアのワインの銘柄でした。箱には、3箱だけ緊急入荷と書かれています。


私は思わず、「このワインを日本で見たのは初めてだ!しかも、1000円だなんて!確かアメリカのスーパーで買った時は20ドルぐらいはしていたよ。この箱ごと買いたい位だが、買い占めると他のお客さんに迷惑だから、2本だけ買おうか?」なんて事を言いながら、家内と一本ずつ取ろうとしたところ、周りにいた、数人の人がスーと腕を伸ばして、同じ箱から一本ずつ取って、そそくさとレジのほうへ歩いていかれました。


ワインのラベルや説明は、どれも似ているので選択の決め手に欠けるのは確かです。そんな時、なんか怪しい奴らだと思っても、少しでも良いワインであるような情報を耳にすると、思わず乗せられてしまうのでしょうか?

43.行ってみたいなパムフェス2003 (2003/03/18)

いろいろなサイトで、パムフェス2003のレポートが、報告されています。普段はネットでしかつながりがないので、顔を会わせて語らう事には、格別な楽しみがあると思います。


サイト管理者に会う時は、普段のサイトのイメージが、会ってもそのままの人が居たり、全くサイトのイメージと異なっていたり、どちらの場合も楽しくなってきます。


よく仕事でも、電話やメールだけの付き合いだった人に会うと、意外な印象を持つことも、なるほどという印象を持つこともあります。いずれの場合でも、一度お会いした後は、たとえ電話であっても、その方のお顔が思い浮かぶので、まさに百聞は一見にしかずであります。人は外見で判断してはいけないと言いますが、また男の顔は履歴書と言ったりもします。


まあ楽しそうなレポートを読んでいるだけでも、会場の雰囲気が伝わって来て、これが実際に参加できれば、さぞ楽しかろうと想像できます。これだけの規模で毎年定期的に開催され、参加者とスタッフが一体になれるオフ会を開催し続けることができる、パーム・コミュニティーの底力を見せつけられたような気がします。


皆さん、あまりの楽しさに”あっと言う間の劇場”状態だったみたいですが、いつか機会があれば私も参加してみたいものです。