12.パーム歴 (2003/02/08)

私のこれまでのパーム歴を紹介したいと思います。



初めて手に入れたパームは、WorkPad30Jでした。デザインがいかにも古くて、かっこいいとはお世辞にもいえませんが、使われているプラスティックが丈夫で傷が付かないのが良い点でした。



2年ぐらい使っていたのですが、机から落としたときに液晶が割れたため、しばらくパームのない生活をしておりました。



3ヶ月ぐらいたち、やはりパームがなければ不便になり、いろいろ検討し、当時特売中だったバイザープラチナを買いました。クロックが倍になったので、速いかと思ったのですが、液晶の反応がいまいちであったためか、あまり速さを体感できませんでした。それより、液晶画面の緻密さに欠けているのが、気になりました。



そうこうしているうちに、パームm100の特売が始まり、4900円の値につられて買い、今メインに使っております。最初のうちは、仕事用にm100、プライベート用にプラチナを使っていたのですが、それぞれを分けるのが面倒になり、m100にデータをまとめ、プラチナは予備機になっています。



m100は、液晶の表示はきれいなのですが、少し画面が小さいのが難点でしょうか。しかし、プラスティックで液晶画面がソフトなため、スタイラスがスムーズに使え、安いことから気軽に使えるのが気に入っています。

11.Zireがベストセラー (2003/02/07)

パルマガで機長さんが、USの歳末商戦でパームのZireが、ベストセラーだったと報告されておられます。



日本ではその名前をどう発音するかぐらいしか興味を持ってもらえなかったZireですが、USではその新しい販売形態と低価格でパームの底辺を拡大したようです。



パームUSサイトのZireのページを見てみると、紙の手帳との対比が並んでいます。”積み上がった紙の書類、糊付きのメモ用紙を、便利なZireで置き換えましょう”と書かれています。あくまで紙との比較であり、Hotsyncの事も、”紙だとなくなったら困るが、バックアップができるZireなら大丈夫”といった具合です。



つまり、パソコンが好きな人に売るのではなく、紙のメモで埋もれている人に売ろうとしているのです。それなら、確かにメモ帳のリフィルを文具売り場に買いに来た人の見えるところに、ぶら下げるのが賢い売り方なのでしょう。”まだメモ帳使っているあなたに、もっと良い物がありますよ”と言う感じでしょうか。



ここまで用途と売り込む対象を絞った販売方法は見事です。特に、USの歳末セールといえばクリスマスプレゼントとして買われたのも含まれるかもしれませんが、家族に送るプレゼントを、何にしようかと迷っている人には、目に付くところにぶら下がっていて、値段が思ったより安いということが、必要条件になるのでしょう。

10.無線ICタグ (2003/02/06)

最近、ICタグや微小無線チップと呼ばれる、これまでのバーコードを置き換える新しい技術が話題になっています。いずれは全ての人工物に付ける計画もあるようです。



スーパーのレジで、カートに商品を積んだまま、一瞬のうちに精算が完了するのは、確かに便利そうです。また、図書館や物流管理などの用途でも普及しそうです。



ただ、今でも特売の大根のように包装されずに売られるものは、バーコードではなく手で商品コードを打ち込んでいますが、カートごと精算するなら大根一本一本に包装してチップを付けるのでしょうか?



チップは本当にゴマぐらいのサイズなので、間違って飲み込んでしまって、それが盲腸あたりに引っかかってしまうことはないのでしょうか?



今日もレジをカートごと素通りして精算を済ませてふとレシートを見ると、大根を1本買ったことになっている。大根は昨日食べたけど今日は買ってないはずだが?(ゴマサイズのチップが反応するのは、非常に短い波長の電波なので、人体が吸収してしまい体内のチップは反応しません、ということなのでしょうが、電波を人体が吸収して良いのか?

9.クレジットカードが駐車券? (2003/02/05)

フランスのリヨンに旅行で行った時のことです。ベルクール広場という市の中心にある公園の、公営地下駐車場に車を停めました。入り口の自動ゲートで前の車の運転手は、どうもクレジットカードのようなものを機械に差し込んでいます。



自分の番になって自動ゲートに近づいてよく見ると、その機械には磁気ストライプのあるカードを差し込む事を促すイラストが書かれていますが、使えるカードの種類や説明が表示されていません。試しに手持ちのJCBカードを差し込むとゲートが開きましたが、駐車券も何も出てきません。



取りあえず車を開いたスペースに停め、出るときに係員に聞けば何とかなるだろうと思い、観光に出かけました。このときは、地元の人が持っている特別な駐車場で使える磁気カードがあって、それを入れなければならなかったが、たまたまJCBカードでゲートが開いてしまったのだと思い込んでいました。



さて、2・3時間後駐車場に戻り、駐車場脇にある日本と同じような料金支払いの機械の前で、まず全てフランス語でのみ説明が書かれていること、さらに係員は出口ゲートも含めどこにもいない事に気づきました。駐車時間によって料金が違うように書かれているようですが、入場のときに使ったクレジットカード以外には、何もありません。試しに、機械にクレジットカードを入れても、訳の分からないフランス語らしきエラーメッセージと共に、すぐに吐き出されてしまいます。



仕方ないので、出口ゲートでインターホンで係員を呼び出そうということになり、車に乗って出口ゲートに向かいました。出口ゲートの機械にも、さっきと同じように無銘柄の磁気カードを差し込むように書かれています。ためしに、さっきのJCBカードを入れると、なんとゲートがサッと開くではありませんか。



つまり、入り口で入れられたクレジットカードの番号と入場時刻を記録しておき、出場時にそのクレジットカード番号による駐車時間分だけ、クレジットカードにチャージするという仕組みのようでした。



日本では、必ず入場時間を記録した紙の磁気カードを受け取ることに慣れていたので、すごく不安でしたが、その合理的なシステムに感心したのでした。



おそらく地元の人は、デビットカードやプリペイドカードなどの利用もできるのかもしれませんが、クレジットカードが直接使える利便性はすばらしいと思いました。できれば、英語ぐらいでは説明がなされていてもよかったかなとは思いますが。



日本ではテレホンカードや電車の自動改札など、それぞれ別の支払方法を所持しなければならず、利用者の利便性を考慮したシステムとは言い難いかと思われます。少なくとも、プリペイドカードの規格ぐらいは統一して、一種類で対応できるようになればいいのですが、難しいのでしょうね。

8.あなたは右側、それとも左側 (2003/02/04)

ハワイの話のついでに、歩行者が右側通行か左側通行かについて書いてみたいと思います。



私が、幼少のころは、左側通行の自動車が後ろから来るより、正面から来たほうが安全だという理由で、自動車は左、歩行者は右と決まっていました。おそらく、今に比べて歩道の整備が進んでいなかったため、合理的だったのかもしれません。確かに、学校の行き帰りに意識して右側を歩いていたような気がします。



そんな時、関西限定で恐縮ですが、大阪・梅田に新しくできた阪急電車のターミナルにあるエスカレーターと動く歩道が、左側通行になったのです。それまで、学校やテレビで歩行者は右側と教わってきたので、戸惑いました。いったいどっちなんだと。



それから、次第に場所によりけり、ある場所では右、別の場所では左というようになって来ました。これは、少し違う例ですが、エスカレーターで歩いて上がり下がりする人のために、立っている人がどちらにたつかが、東京と大阪で違うといった話がありますが、大阪でもいろいろあるように思います。



結果として、日本ではその場その場で判断して、右に寄ったり左に寄ったり臨機応変に対応しているのが、現状かと思います。



ところが、ハワイでは観光客が多いのでどうなのか判りませんが、少なくとも米国の東海岸では、細い通路や階段で人と人がすれ違うときは、必ず右側通行なのです。もし、日本人が臨機応変に左と判断してすれ違おうとしても、相手は絶対に右側通行でうまく行くと思っていますから、かなり接近するまで突き進んできます。



ぶつかりそうになってから、お互いに右往左往して道を譲り合うことになり、日本人にしては毎度のことでも、米国人にしてはうっとうしく感じているかもしれません。



もし今度行かれる時は、右側通行と左側通行と、どちらが楽に通行できるか試してみてはいかがでしょうか?