105.野生動物は触るべからず (2003/05/26)

SARSウィルスが、いろいろな動物から検出されていると言うニュースが伝えられています。特に食用として売られている野生動物から、多く検出されているようです。


中国では、4つ足ではパンダ以外、2つ足では人以外、空飛ぶ物は飛行機以外すべて食に供すと言われてきましたから、中国の市場で食用として売られている動物は多種多様で、動物園と間違えるほどだそうです。


中国の桂林に行った時、夕食を食べた食堂の料理がおいしかったものですから、調理場を見せてもらった事があります。「この鍋で、今煮ているのはこれだよ」と言って、鉢から出してきたのは生きた山椒魚でした。ナマズみたいで足がありましたから!


ウィルスが検出されたのは野生動物だけで、一般に家畜のみを食べている私たちの場合は、特に対策を講じる必要はないでしょうが、野生動物を食べる習慣のある地方では注意が必要です。


フランスでは、秋になるとジビエの季節と称して、野禽類を供するレストランがあるようです。フォンテンブローの森鹿ウサギを追いかけて狩猟をすると言うのは、古来王侯貴族の楽しみであったようで、星付きのレストランでは秋の定番メニューになっているようです。


USでは、公園に行けばリスが寄ってくる事は珍しくありません。大都会でも、例えばニューヨーク市のセントラルパークや、ボストンのボストン・コモンでは、よほど寒い季節以外はすぐに寄ってくるはずです。しかし、あまり近づいては行けません。間違って噛み付かれたりすれば、訳の分からない高熱の出る病気になると言われています。


また、少し郊外に行けば、自分の家の庭に野性の鹿やムースが出没する事もありますが、動物の体が触れた木に後から触るだけでも大変重い病気になると言われています。


野生の動物に接触する時は、それなりの知識と覚悟がいるようです。

104.朗読とは殊に難しい物である (2003/05/24)

先ほど、エアーボンチアメリカンジョークその2アメリカンジョークその3を紹介していただきました。ありがとうございました。余りにも、ちんさんがまじめに演じられているので、逆に聞いている方が緊張してしまいましたが、朗読というのは難しい物だと言うことを改めて感じながら、昔の経験を思い出していました。


もう35年ぐらい前になりますが、私の通っていた小学校では、毎朝校庭で朝礼があり、校長先生のお話やラジオ体操をやっていたのですが、雨の日は、放送室から校内放送を使って、各教室のテレビに朝礼を放送していました。


今でこそ、小学校に行けば各教室にテレビやビデオがあるのは、当たり前になりましたが、当時はまだカラー放送も少なかった時代で、しかもそのテレビ放送を、小学生だけで運営していたのは、全国的にも珍しかったのです。


視聴覚部に属していた私は、お昼の放送の担当でした。みんなが給食を食べている間、物語などの本を朗読するのです。私は、本を読むのは好きだったのですが、この朗読をするのはいやでした。3人で担当していたのですが、誰もやりたがらないので仕方なく朗読していたのですが、1人だけ遮音された放送室に入って、マイクに向かってただ本を読むのは、苦痛以外の何物でもありませんでした。


しかも、他の2人が機械室の方で、おしゃべりしながら給食を食べているのが、二重になった窓越しに見えているのです。しかも、生放送で直前になって、読む本が渡され練習なしで本番ですから、読めない字があった時の焦り様は、大変な物でした。


放送には失敗が付き物です。その当時小学校では、時間が授業とずれていた教育番組を録画しておいて、授業時間に放送室から放映していたのですが、そのビデオデッキが1インチのオープンリールで、巻き戻しをしようとした私は、上下を逆にしてしまい、再生してみると、NHK教育テレビの先生が逆立ちをして出て来たのにびっくりしたことを覚えています。


普通のオープンリールのテープレコーダーしか知らなかった私は、テープにはA面とB面がある物と思い込んでいましたから、間違った方向に巻き取ってしまったのです。


今日、ちんさんが朗読されているのを聞きながら、その昔の苦労を思い浮かべるに付け、エアーボンチも大変な苦労の上に生み出されていて、それをやり通そうとするちんさんの、並大抵ではないパワーを感じないわけには行きません。


ところで、ちんさんもエアーボンチでおっしゃってますが、アメリカンジョーク今一でしたか?私も責任を感じております。まあこれは笑うのが目的ではなく、文化比較論の実例として、教材の一つであるとお考え頂ければ幸いです。


ネットワーク時代に情報の大量消費を支えていくのは、エアーボンチのような情報を発信して行く個人にかかっています。ちんさん、応援しています!(来週も聞こっと!)

103.人に聞けないアメリカ人と日本人の比較 (2003/05/23)

以前、70.恐竜とゴジラ (2003/04/11)で、アメリカ人は体が大きい割に、頭が小さいというお話をしました。


実は、私がUSで自転車を買ったとき、同時にヘルメットも買ったのですが、サイズが合わなくて困ったことがあります。どれもこれも、小さいのです。


巨体揃いのアメリカ人に合わせたサイズが、私に合わないわけがないと、最初は思っていました。何回か試して入るのがなかったので、店員はこれまでに大きすぎて売れ残っていたヘルメットを、最後に持ってきました。これが、ピッタリ入るのです。


店員は、少し驚いていました。売れ残りが売れた喜びより、「おまえすごい頭してるな!」みたいな感じだったのでしょう。


それはさておき、今日の本題です。USのトイレが詰まりやすいのは、ご存じでしょうか?大型のホテルの場合はそうでもないのですが、小さなホテルや個人の家庭のトイレは、明らかに日本より流す能力が低いように思います。


私も、恥ずかしながら、USで自分のアパートやホテル(レジデンスイン)で、計5回ぐらい詰めたことがあります。日本では、そのようなことはありません。


実は、私もなぜ良く詰まるのか、分からないまま過ごしていたのですが、ある時、会社のトイレでそのわけが分かりました。


アメリカ人のトイレ(大)は、早いのです。もうあっという間。座ったかと思えば、もうxxです。日本人でも早い人はいるでしょうが、スピード感が違います。同様に、アメリカ人できばっている人はいないように思います。


これは、米食とパン食、あるいは草食と肉食に関係しているようですが、おそらくアメリカ人は日本人より腸が短いのではないでしょうか?ですから、○○の含水量が多い為、スピード感溢れるxxが可能になるのだと思います。


また狩猟民族は、ゆっくりやっている訳にはいかないのでしょう。アメリカン・バッファローに、お尻を突かれたら痛いですから。


今度、USに行く機会がある方は、是非トイレでしばらく観察してみてはいかがでしょうか?(誰がするか!)

102.SDカードって知っていますか? (2003/05/21)

もう2週間ぐらい前になりますが、車で移動中に聞いていたFMの番組の中で、DJの方がSDカードの話題をしていました。何でも、100人に電話でアンケートを取って、SDカードを知っているかどうかを尋ねたのだそうです。


それでその結果は、約4割の人が知っていると答え、約3割の人は聞いた事はあるがよくは知らないと答え、残りの人は聞いた事がないと答えたそうです。


私は、「思ったより、みんな知っているのだなあ」と思って聞いていたのですが、その時はその後に仰天する事になろうとは、思いも寄りませんでした。


さて、DJは続けます。


「ところで皆さんは、SDカードに2種類ある事をご存知ですか?」


なるほど、デジタルカメラ用携帯電話用にいろいろなタイプがある事を紹介しようとしているな、と思って聞いていると、


「一つは、セキュアーデジタルカードの略称で、最近のデジタル機器でデータを保存する為に使われています。」


それが一つ目か。そうすると2つ目は、まさか、、、


「もう一つは、セイフティードライバーカードと言いまして、安全運転者の印です。今日は、このセイフティードライバーカードについて、知らなかったと言う方に、ご紹介してみたいと思います。」


と続いていた時には、私は放心状態でした。アクセルを踏んでも、車も加速しなくなってしまいました。


いや、勝手にSDカードと言えば前者だと思っていた私が早とちりなのですが、それなら、さっきのアンケートの結果は、何を意味しているのかさっぱり分かりません。


例えば、もしCDを知っているかどうかアンケートを取って、9割の人が知っていると答えたとしても、コンパクトディスクではなく、クリスチャン・ディオールだと言う人もいるでしょう。このような誤解を避ける為には、「コンパクトディスク(CD)を知っていますか?」とでも聞かなければならないでしょうね。


でも、どちらのケースもかけ離れた物同士なので、実際の生活で勘違いをして問題になるような事は起こらないでしょうが、FMを聞きながら運転するときは、ずっこけてしまわないように注意が必要です。以上、SDカードをもらう為の運転の心得でした。

101.パームのない海外旅行なんて! (2003/05/20)

旅行系パームサイトを目指していると言う割には、パームと旅行がつながる話がないと、思われているかもしれません。実は、私も悩んでいるのです。思ったほど役に立つ場面がないかなと。


確かに、通貨の換算時差の計算お買い物リスト目覚まし時計ホテルの予約表飛行機のスケジュール航空会社や国際電話番号等々。手帳に書いておいたり電卓を使うより、パーム一つあれば事足りるという意味では、なるほど便利であることは確かです。


しかし、なければ旅行が出来ないかと言えば、そうでもないのです。メモに書いておけばたいていの情報は記録できますし、電卓で計算しなければいけないほど複雑な金利計算をするわけでもありません。


ただ、ホテルでチェックインの時、予約していた条件と違っていた場合、やおらパームを取り出し、ボタンを押しながらブツブツ言っていると、フロントの人も端末のキーを叩き直してディスプレーを真剣に見るようになります。この場合、紙切れを見せるよりもパームを見せた方が、威圧感があるように感じました。


GPSや地図の参照、ホテル予約システムや通訳システムなどが、パームで実現できれば海外旅行が便利になるには違いないのですが、しかしまた、旅行のおもしろさが失われるのも確かです。トラブルがあるのがトラベルです!


ところで、旅行中の出来事は、後から思い出そうとしても意外と思い出せない物です。出来れば、滞在中に日記を毎日書いておきたい物です。そこで登場するのは予定表です。


旅行の出発前に、時間ごとのスケジュールを予定表に書いておきます。旅行中は、1日が終わる度に予定を修正してそのまま日記にします。印象に残ったことや食事のメニューなどのコメントを付け加えれば、立派な旅行記ができあがります。


旅行をしている瞬間も大切ですが、後から思い出す事も旅行の楽しみです。貴重な経験を、末永く思い出として留めるために、パームの予定表を使ってみませんか?(少し提案が地味過ぎましたね!)