5.パーム売れてますか? (2003/02/03)

いまいちパームを含めたPDA全体の普及率が上がっていないようです。逆に、ここ1-2年で通勤電車でパームを取り出して使っている人を見ることが少なくなってきているような気がします。



IBMやハンドスプリングが日本市場から撤退したり、果てにはパーム・コンピューティングまでが日本法人を解散していれば当然ですが、もう少し存在感が欲しいところです。SONYによる怒濤の新製品ラッシュも、独り相撲になりかねません。



パソコンショップでPDA売り場に行っても、購入しようとして覗き込んでいる人が少なくなってきているような気がします。1年ぐらい前なら、勤め帰りのOLが2-3人でPDA売り場で相談する光景を見かけたものですが、最近見かけませんね。そういえば、ハンドスプリングは、以前は女性雑誌の裏表紙にバイザーデラックスの広告を出していました。



店頭で興味を持ってお買い上げになるのが難しいなら、少し私なりの拡販作戦を考えてみました。

4.PDAとは何か? (2003/02/03)

パームをはじめとする小型ハンディー電子機器の総称として、PDA(Personal
Digital Assistant)という名称が使われています。かなり広い範囲をカバーする名称ですが、パソコンも含まれるような気がしますし、携帯電話も入ってしまいそうです(アナログ処理を内部でしているというツッコミもあるでしょうが)。



それならパーム・コンピューターやハンドヘルド・コンピューターのほうが、個人的には分かりやすいので好きです。ここでは、手のひらサイズのコンピューターを、取りあえずハンディー・コンピューターを呼んでおきます。



携帯電話とPDAが比較されたり、お互いのシェアを取り合うことが起こるのですが、結局は、ハンディー・コンピューターのハードウェア筐体に、入れて便利な機能が、電話であったり手帳であったりゲームであったりする訳で、パソコンと同じようにOSの勝負になるだろうと思います。機能の違いはアプリケーションで対応するのです。



もし、日本の携帯電話が、パームOSを開発プラットホームに採用したなら、携帯電話にPDA機能は自然と搭載されるでしょうし、パームに電話を内蔵した新しい機種が誕生したことになります。もし、日本の携帯電話が、他のOSを採用してしまったなら、少なくとも日本においてはパームの普及は、ありえないでしょう。今までパームをPDAとして使っていた人でさえ、携帯電話内蔵の他のOS機に買い換えるのではないでしょうか。



PDAを今使っている人の中で、携帯電話とPDAがひとつになればいいと思っている人は多いでしょう。ハンドスプリングのように、電話一体型のPDAの誕生には、日本の携帯電話会社へのパームからのアプローチが必要です。IBMがLinuxによる開発プラットフォームをシャープと共同で発表していますし、WindowsCE陣営も、何か手を打ってくるでしょう。



こう考えると、パームの将来性を考える時、ハンディー・コンピューターのOSと携帯電話の動向が重要になってきます。パームが、これまでのソフトウェア資産やサポート体制、そして何よりも貴重なパーム・コミュニティーという人的財産のバックアップを生かして、ハンディー・コンピューターのOSとして長く君臨することを願うのであります。

3.パームを使い始めたきっかけ (2003/02/02)

15年か20年ぐらい前になると思いますが、そのころ普及し始めた電子手帳で、電池が切れたため電子手帳のメモリーに保存されていた情報が消えてしまうという問題が、新聞に取り上げられていました。



当時、それ程パソコンが普及していなかった事もあり、データは電子手帳本体に手入力で入れていたため、時間と労力をかけて入力された情報が失われる事による損失は、計り知れないものがあったようです。そもそも忘備録としての電子手帳が、データを忘れてしまうと言うことは、全くその用をなさないわけですから、目覚まし時計が朝止まっていたのと同じほど役に立たないと考える訳です。



長い期間を掛けて手入力されたデータを再現するのは労力的に困難ですし、場合によっては再現不可能なものもあるでしょう。当時、手帳に不満があり電子手帳に少しは興味があったのですが、物忘れをするかもしれない電子手帳を買う気にはなりませんでした。



さて、時は変わって90年代も後半に入ってPilotと言う電子手帳が、USで人気になっていると聞いたのですが、以前の電子手帳の電池問題が思い浮かび、あまり興味を持っていませんでした。私にとって、電子手帳でメモリーが消えてしまう可能性がある事は、手帳としては致命的でありました。ところがある時、Hotsyncによってパソコンと同期が取れると言うことを知りました。これでバックアップを取ることができる。長期に渡って蓄積した情報を失うことはない。長年の課題をクリアーした気がしました。



ただ、すぐに手に入れたわけではなく、結局最初のパーム機を入手したのは1999年の6月頃でした。型落ちのWorkPad
30Jを、1万円で手に入れました。最初の内はご多分に漏れず一日に何度もHotsyncをするので、アルカリ電池が1週間持たなかったのを記憶しています。



まあPalm購入の動機としては地味ですが、私にとって紙の手帳の置き換えハードウェアとしてのPalmは、今や欠かせないものになっております。これから、Palm
OSが、新しい機能を取り込みバージョンアップして行く事は、新規顧客の獲得には必要不可欠であるでしょうけれども、新機能の拡充と同時に、同じ機能を変わらず継続的に使い続けることも可能であるPalmであって欲しいと思っております。

2.サイトの名前について (2003/02/02)

サイトの名前の由来についてご紹介しながら、どのようなサイトにして行きたいかを書かせていただきたいと思います。



まず始めに、Palmついて、少し説明を致します。Palmは、米国原産の電子手帳のひとつです。私は、最初IBMのWorkPad 30Jという機種から使い始めて、今はPalm
m100をメインに使っております。
まあ3年以上使っておりますと、なかなか手放すことができなくなり、なくては生活に不便を感じるようになってきました。



社会人になってから、20年以上も紙の手帳を使い続けて来ましたので、住所録やメモ帳は必需品になっておりました。ただ、手帳は1年ごとに更新するため、古い手帳に残した情報は結局消え去ることになり、かと言ってシステム手帳は大きすぎるため、手帳には若干の不満を持っておりました。そこに、ある機会でWorkPadを入手したのですが、大きさといい、持っている機能といい、紙の手帳を使っていたときの不満を解決してくれました。それ以降、Palmは手放せなくなり、常に持ち歩くようになりました。



一方のTrotterですが、プロフィールにもありますように私は旅行が好きで、それほど数多くは行かないのですが、行く時はそれなりに時間をかけて、より多くの収穫があるように準備します。その時には旅行ガイドを利用するのですが、ダイヤモンドビッグ社の”地球の歩き方"もそのひとつです。このガイドブックのサブタイトルが、Globetrotter"で”世界漫遊旅行者”という意味だそうで、私の気に入った旅行のスタイルです。



という事で、PalmTrotterを引っ付けてPalmTrotterになるのですが、まあその意味としては、”Palmの世界の漫遊旅行者”、少し意訳して”Palmを利用することによって、日常の生活を豊かにして行こう”という趣旨で始めてみたいと思います。Palm以外のテクノロジーについても触れてみたいですし、海外旅行の話も少し入れてみようと思っています。お気軽にお立ち寄りいただければ幸いです。

1.ごあいさつ (2003/02/02)

当サイトを訪れていただきまして、本当にありがとうございます。これから、このPalmTrotterというサイトを始めさせていただきます。以後、よろしくお願いいたします。



初めてのホームページでありますので、内容がわかりづらい、誤字・脱字が多いなどの行き届かないところも多いとは思いますが、以後よろしくお引き立ての程、お願い申し上げます。