一昨日、会社のパソコンが感染しました。亜種と言われているやつです。これまで、Windows NT4.0(古い!)だったパソコンを、Windows XPにアップグレードしたとたんでした。
XPにしてから、ユーザー設定を確かめていた時に、ノートンウィルススキャンのリアルタイムスキャンのエラーメッセージが出ました。NTの時には、最新のパッチを常に当てていたのですが、XPのアップグレードのCDは、最新のパッチの対応しておらず、アップグレードしたとたん脆弱性を露わにしてしまったようです。
そういえば、以前テレビの番組でお医者さんが、「人間が出すすべての液体は、感染性物質であると考えなくてはならない」と言われていたのですが、ネットワークにつながったパソコンにとっては、すべてのダウンロードされたデータやソフトウェアやメールは、感染性物質であると考えなければならないと言うことでしょう。
本物のウィルスも、最近は以前より増して繁殖してきているようで、エイズなどは若者の間ではかなりの勢いで蔓延して来ているそうです。人間もコンピューターもネットワーク時代になり、ますます感染症に対する心構えが必要になっているはずですが、実際の対応はかえってお粗末にさえなってきています。
Windowsの脆弱性が問われ初めてかなり時間がたちますが、一向に収束する気配さえないのは、脆弱性と言うよりもとから無防備であったと言うことでしょう。そろそろマイクロソフトも、根本的な対策を講じる振りでもしなければ、愛想を尽かされるかもしれません。
未来を描いた映画などでは、細菌戦争や核戦争が世界を滅ぼすものとして想定されているものが多いですが、パソコンやサーバーのコンピューターの世界を滅ぼすのは、コンピューター・ウィルスやワームであるのかもしれません。
と言うか、いい加減攻撃されてから塞ぐのはやめて、すべての可能性のある脆弱さを、予め塞ぐことは出来ないものでしょうか?>B.G.様