142.がんばれ検索キーワード: 2003年6月編 (2003/07/08)

さて、もう7月になって1週間が過ぎてしまいましたが、6月に検索サイトで当サイトが引っかかったが、どうも役には立たなかっただろうと思われる検索キーワードを紹介して、少しでも検索された方の労をねぎらうコーナーです。(よく分からない趣旨ですが。)



オランダ 飾り窓 レポート 体験
残念ながら、当サイトは全く外れでしたね。地球の歩き方などの旅行ガイドにも載っていたりしますので、比較的簡単に情報を集める事ができるでしょう。ブリュッセルの駅からすぐ見下ろせるところに、デパートのショーウインドーのような立派な飾り窓があったのに驚いた事があります。
無線LAN ワイヤレス電話  混信
無線LANとワイヤレス電話が、混信するかどうかは分かりませんが、ワイヤレス電話はチャンネルは少ないので、近くの家の電話と混信した事があります。電話を掛けようと受話器を取ると、既に会話が聞こえるのです。秘話性ゼロです。仕方なくワイヤレス電話を取り外し、有線電話に取り替えました。USでは、ワイヤレス電話は確実性に欠けるので、病気で緊急電話を掛ける必要があるような場合は、ワイヤレス電話の設置を制限するように警告されています。
ブランド 時計 ムーブメント 情報 コストパフォーマンス
メッキ
以前は時計メーカーが、ムーブメントを作っている事が多かったようですが、日本発のクォーツ旋風の後、機械式時計のムーブメントは専業メーカーによる共通部品化が進み、スイス製の時計でも自社でムーブメントを作っているところは、少なくなっているようです。もちろんゼニスロレックス等の一部のムーブメントは自社製を採用しているそうですが、カルティエオメガなどの多くの製品は、ETAと言うムーブメント専業メーカーの物を採用している事が多いようです。ETAは、香港の時計メーカーも採用しているので、スイス製の時計と香港製の時計の中に、同じムーブメントが使われている事もあるそうです。またクォーツの場合は、100万円の高級時計に1000円のムーブメントが使われている事もあるそうです。
ルイ・ヴィトン MADE IN USA 品質
USで売られている物には、ブラジル製が多かったとように思います。フランスで買い求めると、フランス製に混じってスペイン製があったりします。USで買うと皮の部分の色が濃い事があり、使い込んでいった時の色合いが異なってきます。色合いに関しては、個人の好みの問題もありますが、耐久性も少し異なるような気がします。
耐用年数 電気製品
昔は、白物家電は8年とか10年とか言われていましたが、最近は当たりはずれが多くなってきたように思います。USでは、たとえば洗濯機のモーターが壊れた場合、メーカーに型番を言えばパーツで手に入れる事ができました。モデルチェンジをそれほど頻繁にやらないせいか、古い型番でも部品の在庫があったりします。部品が手に入れば、みんな自分で交換しています。そろそろ日本でも家電製品は、長く使い続ける事ができるように工夫しても良い時期ではないでしょうか?
ビジネスクラス 快適 ハワイ ANA
ビジネスクラスにはいくつか分類があるようですが、ANAが国際線定期便を飛ばし始めた頃は、「J」と言うクラスでした。その後「C」クラスに変更になったようです。「J」クラスは、シンガポール航空やバージンアトランティック航空のようなサービスが良い航空会社が採用していて、一般的な「C」クラスより、同じビジネスクラスでもより快適性が高いようです。
リーダーズダイジェスト 日本語
日本語版の最終号を、大事に保存しています。リーダーズダイジェストは、書店の店頭販売より郵送による定期購読が中心でした。廃刊の挨拶で当時の編集長がその理由を、郵便の制度がUSと違い、日本の硬直化した郵便制度では定期購読の採算が取れない為、廃刊するに至ったと説明していました。しかし、私は廃刊の少し前にリーダーズダイジェストがすっぱ抜いた、旧ソ連スパイの合衆国への亡命の記事が、直接の原因でなかったかと思っています。

以上、当サイトが役に立たなかった検索キーワードでした。これに懲りず、またの当サイトへのお越しをお待ち致しております。

141.意識を持つコンピューター (2003/07/07)

もう20年以上前になりますが、確か読売新聞の特集記事で人工知能の事が書かれていたことがありました。座談会形式で数人の識者が将来のコンピューターについて語っていました。


当時はAI人工知能と言う言葉が流行っており、家電やカメラの新製品は必ずと言って良いほどインテリジェンスを謳い文句にしていました。AI洗濯機、AI炊飯器、AI扇風機、AI電子レンジ、AIカメラ、云々、云々。まあマイクロプロセッサーが本格的に民生機器に搭載され始めた時期であり、それをインテリジェンスと称していたのですが、近い将来意識(心)を持ったコンピューターが登場する事は、当然のように期待されておりました。


「2001年宇宙の旅」のHALや、「鉄腕アトム」を誕生させるには、そろそろ人工知能を実現しておかないと間に合わないと考えていた人がいたのかも知れません。


その座談会の中で、ある人がこんな事を言っていました。


「コンピューターの意識と言うのは、メモリーがどんどん増大して、過去の人類の経験や文化・習慣等の記憶があるレベルにまで達した時に、ろうそく明かりぽっと灯るみたいに芽生えるのではないか」、と。


正確には少し違う表現であったかもしれませんが、この意識の芽生えろうそくの明かりに例え、しかも最初の内は、それが薄ぼんやりしたものであると言っていたのが印象に残っています。


最近では、脳の研究も以前より進んで来ており、その複雑さが解明されつつありますから、人間の脳と同じようなコンピューターが、そう簡単にできるとは誰も思わなくなりました。しかし、コンピューターのメモリーがどんどん増えて、過去から人類が蓄積してきた情報をどんどん記憶していくと、ある日誰も気づかないうちに、ぽっと意識の明かりが灯っている事があっても不思議ではありません。(いや、やっぱり不思議だ!)

140.通勤電車+無線LAN=PDA (2003/07/04)

少し前に、JR西日本が無線LANを使った実験を始めたと言うニュースがあり、少し気になっていました。「無線LANの鉄道への応用技術開発-未来を拓く鉄道の変革をめざして-」には、車両の運行状況の把握や駅の案内表示の為の情報を、大量かつ高速通信する事を目的としていると書かれています。


JR宝塚線の沿線に、無線LANのアクセスポイントを400-500メートルごとに配置し、130Kmで走行する車両から社内のネットワークに接続する事ができたと報告されています。


確かに、最近列車の事故が増えていますし、乗務員に事故の情報や復旧の予定などが伝わらず、数時間も車両に閉じ込められたと言う事が何回か起こっていますから、情報の伝達方法の改善は必要だとは思います。


しかし、それにしては不自然なスペックがいくつかあります。例えば:



  • 無線LANとして広く一般に普及していると言う理由で、IEEE802.11bを採用した事。
  • 複数のネットワーク(複数の線区)を同一IPアドレス移動できる事を目指した事。
  • 130Kmで走行中の車両から、2-3Mbpsの伝送速度の送受を行った事。
  • 乗務員室から、WEB形式で閲覧できる事を確認した事。
  • IP電話普通の電話と同じ品質で使える事を確認した事。

これを見て、通勤電車で近い将来、無線LANが使えるようになると予想しない人がいるでしょうか?


もちろん、列車の運行情報の伝達でも、このような事が要求されるのかも知れませんが、それならもっとそれに特化した方法がありそうに思います。


そして、昨日の発表は更に期待を膨らませるものでした。「駅における無線LANによるインターネット接続サービスの実験」は、そのものずばりです。取りあえず新幹線の駅の待合室だけのようですが、走行中の列車と駅の両方で無線LANを実用化しようとしている事が、はっきり分かります。


最近は、アメリカン航空のように航空機の中でも、携帯電話の利用制限が緩くなってきているようです。現在は、携帯電話の利用が列車内で制限されていますが、無線使用可能車両を指定するなどの動きも出ています。


さて、通勤電車で無線LANが使えるようになったら、その端末の主役は当然PDAしかないでしょう。


これまで駅のキオスクなどで、ソフトウェアや電子書籍のダウンロードの実験をしていましたが、電車内でダウンロードできるようになれば、利用は飛躍的に拡大するに違いありません。通勤電車の必需品になりますから、まず駅のキオスクパーム特約店契約を結びましょう!


ここは一気にパームを普及させるチャンスです!

139.ADSLスピードアップ (2003/07/03)

これまでのADSLを6月末で解約し、7月から別のプロバイダーに乗り換えました。これまでは1.5Mbpsだったのですが8Mbpsになりました。12Mbpsも選択できたのですが、どうせ長く使い続ける訳でもなさそうなので、今回は8Mbpsで様子見です。


今回のモデムはリンク速度を測定できます。電話局からは2.3Km離れていますが、7.1Mbpsぐらい出ています。ところがスループットを計って見ると、2.4Mbps程しか出ていません。リンク速度の80%ぐらい出るそうですから、明らかにどこかにボトルネックがありそうです。


お決まりのMTU/RWINは、問題なさそうです。そこでWEBで情報を捜してみると、無線LANのスループットに問題がありそうで、無線LANの11bを使う場合3Mbpsが限界のようです。


11gでさえ10-15Mbps程度のようですから、無線LANの併用を考えた場合、8MbpsのADSLでさえ持て余す感じです。本当は有線で計測したら良いのですが、わざわざモデムを付け替えるのも面倒なので、2.4Mbpsがトータルの実力と言うことで、しばらく使ってみようと思います。


パソコン関係は、同じ環境のままだと飽きてきますから、たまには変更してみるのも気分が変わって良い物です。特に今回の変更は、スピードアップと共にコストダウンを図っていますから、Better and Lessと言う事で良しとしましょう。

138.PDAの配置問題 (2003/07/02)

さて、LSIにおける論理セル配置問題が、なかなか最適解にたどり着けない事を説明してきましたが、最適解を見つけることが難しいのは、PDAの世界でも同じ事のようです。


PDAの業界全体を一つのLSIに例えると、その構成要素はあたかも論理セルのようです。PDAやソフトウェアのメーカーを始め、ユーザーやフリーウェア作家やユーザーコミュニティーなどが複雑に絡み合って、引っ張り合ったり反発し合ったりしています。


何となくある一定の状態で収まっているかと思えば、今まで2つだったものが1つに合体したりして、そうするとまた別のところで連鎖的に影響し合って、また別の分裂消滅が起こったりします。


大きなな論理セルには、PalmWin MobileLinuxザウルスなどがありますが、どうもWin Mobileは、運動エネルギーが他よりも大きいみたいで動きが活発です。しかし、ただ右往左往していると言った感じで、ヒューリスティクに解を見つけようとしているのでしょう。まだ最適解がどこにあるのか分からない様子です。


Palmは最近Handspringと合体したのですが、勢いは以前とあまり変わっていないようです。


どうもこのままでは、PDA全体としての最適解にはたどり着けそうもありません。初期条件が良くなかったのかもしれません。こうなったら、一度大きな力で全体的に運動エネルギーを与えて、根本的に大きな変化を引き起こしてやるのが良いかもしれません。


さてPDAの中でなかなか最適解が見つけられない内に、同じ基板にある別の機能を持つ2つのLSI統合して、3つのLSIを2つにする事になってしまいました。こうした方がコストを削減でき、性能も向上する可能性があるからです。


これまで、PDAのLSIにあったPalmWin Mobileは、それぞれ2つのLSIに別々に吸収されていったのです。その2つのLSIとは、パソコン携帯電話でした。


Win Mobileは、パソコンと同じLSIに吸収されましたが、ほとんどパソコンと似ていた為、その存在意義を失い、その名が消えるまでにそう長い時間はかかりませんでした。一方Palmは携帯電話と同じLSIに吸収され、そこでの存在意義を見つけ最適解を捜し始めました。


さらに時代は進み、次はパソコンと携帯電話が小型化され、ついに一つに統合されてしまいました。その統合された小型の携帯電子機器を、人々は偶然にもPalmと呼びました。過去にそのような名前の小型コンピューターが実際にあったことも知らずにーーー。