690.秋葉原効果 (2009/04/08)

これを秋葉原効果と呼ぶかどうかはさておきまして、オーダーしてしまいました。


palm centro


いやぁ、秋葉原で懐かしいPalmを眺めたからでしょうか。それらは名器として飾っておくのには良いのですが、今買ってバリバリに使い込もうとするにはやはり現行機種が良かろうと思ったのです。


しかし、そもそも現行機種がほとんど消えかかっている現状では、これが最後のチャンスになるかもしれません。評判のeXpansysを覗いてみると、palm centroのHKバージョンとUK Plugバージョンが売られているではありませんか!


それも1年前に比べると1万円近く安くなっています。円高の影響か、はたまたpalm
preの発売を控えているので、在庫一掃セールが始まりだしたか?


到着までに2~3週間かかるということでしたし、最近eXpansysのDeliveryに異変が起きているとのうわさもあり若干不安もありましたが、そこは秋葉原効果が背中を押してくれて「ポチっと」いってしまいました。


思えばPalm系サイトを名乗りながら、1年半以上もPalm機がないまま過ごしておりました。(えせサイト!)その間、いつかはPalm機を購入する時が来るだろうと、せっせとPalmDeskTopのメインテナンスを行っていたのでありました。


今やカレンダーのファイルサイズは1MBを超えてまいりました。この過去の日記帳を継承できるものはPalm OS以外にはありますまい!


確かに一時はiPod TouchがPDAとして使えるのではないかと検討したことはありました。しかし、Windows
Mobileがそうであるように、Palm OSと比べるとどうしても違和感があるのです。目指しているものが違うなと感じてしまうのです。


さて、予定では5月の連休前には届くようですので、連休中は日本語対応やセットアップに明け暮れそうです。


確かに今更palm centroを手に入れて喜ぶには遅すぎるきらいはありますが。久しぶりのPalm機に期待を膨らませ、こりゃ今からゴールデン・ウィークが楽しみだわぃ。(家族サービスも忘れるなよ!)

689.久しぶりの秋葉原 (2009/04/02)

単身赴任で横浜に住むようになって早9ヶ月が経とうとしております。たまに仕事で都心に出ることはあっても、オフィスへの往復だけでほとんど東京らしいところには行ったことがありません。


せっかく東京を目の前にしているのにお上りさんをしないままではいけないと、先週思い立って秋葉原に行ってみることにしました。


思えば前回秋葉原を訪れたのははるか昔、25年以上は経っているでしょうか。 最近の秋葉原は、電気街だけでなくさまざまなトレンドが入り混じっていると聞きますから、さぞかし大きく変貌していることでしょう。


ところが駅に降り立って電気街口から出てみると、昔とあまり変わらない雰囲気です。以前来たのがあまりにも昔のことなので、記憶に残っていなくて変化に気付かないのかもしれませんが、さすがにラジオ会館などが目の前に現れると懐かしさがこみあげてきます。


しかも中をのぞけば、相変わらず真空管やトランスを売っているではありませんか。ジャンクを売っている店やパソコンの部品を売っている店など、しばし時を忘れて歩き回っておりました。


確かにメイド服を着た女の子が客引きをしているのは以前にはなかったことですが、だからと言って電気店の半分がメイド喫茶になっているわけでありませんから、電気店街に花を添えるという感じであまり違和感を感じませんでした。


要するに秋葉原には若者の男性が好む店が集まってきているということで、若い女の子が集まる原宿と対称的であってもごく自然な流れなのでしょう。


最近は家電量販店にしか行かないので、本当のジャンク屋で売っているフラッシュメモリーの安さに驚きました。


パソコンとかゲーム機を扱う店が多いのは当然ですが、その中でオーディオを専門に扱っている店があったりすると、それは本格的であって面白いものです。


さて、Palmを探してみようと積んであった秋葉原マップで探してみると、PDAというカテゴリーのお店で目に付いたのはモバイルプラザだけでした。さっそく行ってみると、なかなかディープな雰囲気とディープな品ぞろえで、これまた小さいながらも見ごたえのある結構なお店でした。


まるでコレクションのように、m130m105Visor Platinumのスペシャルバージョンなど、よくこんな古い製品の新品があるものだと、買いたくなる衝動を抑えるのに必死でした。


歩き回ったのは2時間ばかりでしたが、秋葉原は面白かった。秋葉原はいつになっても秋葉原だと再認識したのでした。


ところで、すぐ近くに見えて気になったので交通博物館跡に行ってみました。高校生の時に訪れたのですが、巨大な鉄道模型に驚いた印象が残っておりました。


大宮に移転したとは聞いていたのですが、2006年5月までここにあったとのこと。私にとって、ここも秋葉原の思い出の一つだったことを改めて感じた次第です。

688.高速夜行バス乗り比べ3: 疲れても安さが一番 (2009/02/18)

また先週末も高速バスで帰省してまいりました。


週末に新宿から中央高速を走り抜け、週明けには早朝の東名高速のバス停で下車して参りました。東の空が朝焼けで赤く染まり始めるのを眺めながら地下鉄の駅まで歩くのは、大変清々しいものであります。


今回は乗り合わせた乗客が良い方ばかりで、それほど深夜に精神的ダメージを受けることもなく、比較的快適なクルージングでありました。(夜行バスをしてクルージングと思えるところが余裕か?)


最近は飛行機のファーストクラス並のシートを擁した豪華仕様のバスも導入されていますが、その運賃はほとんど新幹線並みになってきます。


余程夜行で行くことに意味があれば別ですが、快適性を考えるとその料金ならば新幹線を選びたくなります。個人的にはバスとして許せるのは東京~大阪片道で8000円まででしょうか。


最近は経路や仕様のバリエーションの多さから、JRバスを選ぶことが多くなりました。ほとんどがトイレつきの車両で休憩箇所が1か所しかなく、その分睡眠時間を休憩で分断されないのがありがたいです。


休憩が多いバス会社では2時間おきに3か所で休憩する場合があり、いろいろなサービスエリアを体験できるのは面白いかもしれませんが、やはりその度に起こされてしまうので疲れます。


JRバスに比べて、ツアーバス会社の方が学生やグループの客が多いように思いますが、仲間同士で休憩時間にサービスエリアで買い物をしたりするのが楽しみの一つなのかもしれません。


さて、新幹線はこれまでそのスピードを向上することによって利便性を改善してきました。一方高速バスは低料金を武器に、御用とお急ぎのない乗客を確保してきました。


これからもそれぞれの利点を生かして、特徴のある交通手段を提供していってもらいたいものです。

687.高速夜行バス乗り比べ2: 独断的東京~大阪高速夜行バスランキング (2009/02/12)

隣の乗客と運転手を選ぶことができないからこそ、バスの仕様は好みに合ったものを選びたいものです。最近は競争が激しくなり、豪華仕様のバスを使ったり低料金を売り物にしたりと、選択の幅が広くなりました。


その中から、この半年の間に実際に乗車したバスに、星3つまでの評価をつけてみたいと思います。同じバスでも、個人個人で印象が違ってくるでしょうし乗った日によっても違いがあると思いますが、あくまでも参考までにご覧ください。


星3つはお買い得(価格以上)、星2つはリーズナブル(価格相応)ということで、また利用しても良いと考えているものです。星1つはできれば避けたいというところでしょうか。


★★ WILLER EXPRESS RELAX


WILLERはいろいろな仕様のバスを提供していて、その中での主力ともいえる仕様のバスです。赤と言うよりはピンク系のシートは、如何にも凝ったシートであることを予感させます。


シート幅は広い方ではありませんが、座席ごとに頭をすっぽりをかぶるシェードが付いています。眩しさと騒音をかなりしのいでくれます。


しかし、残念ながら座高の高い私が深く腰掛けた場合、シェードに頭が収まりきれませんでした。(胴が長いのか、頭がでかいのか、はたまたその両方か?)


バス自体は日野製の新しいバスでしたが、やや腰高な感じがして、ゆさっとした揺れを大きく感じました。


★★ WILLER EXPRESS NEO


一方こちらは打って変わって黒系のシックなシートです。私的にはこちらのシートの方が幅が広く、滑り落ちそうなRELAXのシートより、好感が持てました。


前後の間隔も特に広いというわけではありませんが十分であり、全体のバランスが良いと思いました。


その後なかなか乗り機会がないのですが、次回チャンスがあればまた乗ってみたいと思っています。


★★ WILLER EXPRESS PREMIUM


WILLERでいろいろ話題に上がっているバスの仕様です。平日夜出発で6500円。


3列シートですが、完全に独立した3列ではなく、2+1列になっています。もちろん2列の方でも、隣との間には大きめの肘かけがありますので、多少隣に大柄な人が座っても問題ありません。


ただ、シートは一見快適そうに見えるのですが、実際に座っていると首と腰が痛くなってきます。


ベンツ仕様のバスもあるWILLERですが、PREMIUM仕様のバスは韓国DAEWOO製。確かに内装の趣味が日本製のバスとは異なります。またサスペンションが固い感じがして、東名の荒れた路面からの突き上げが厳しいです。日本製のバスだと、1世代前の設計と言う感じでしょうか。


あと、特に付いているはずの毛布がなく夜中の寒さが堪えたのですが、バスの空調が弱い様に思いました。


ところで後で気づいたのですが、毛布がなかったのは隣の乗客が私の分も使っていたためでした。やはり、隣の乗客が快適さを左右するということでしょうか?


★ KOTOバス


KOTOとは「琴平」のことで高松を起点として、東京までの途中の大阪でも乗客を乗せて運航しています。


新しいバスを大量に導入しているということですが、私が乗ったのは別の提携会社のバスで古く、月曜日の夜発で3900円ならば文句は言えませんが、バスの快適性は最低レベルと言えるでしょうか。


★★★ キラキラ号


ど派手な名前と真っ赤な車体! だいたい自己顕示欲が強いと中身は大したことがないのが常ですが、このバスは違います。


運転が上手かったこともあって、ひたすら真っ直ぐに突き進む感じは新鮮です。いすゞ製の真新しいバスのサスペンションは優秀で、高速の荒れた路面からのショックもいちばんおとなしい印象です。


4列シートとしては十分に足もとも広く、シートの横幅も広い方です。是非また乗ってみたいと思っています。


★★★ JRバス ドリーム号


以前からお馴染みの高速夜行バスです。他の会社がツアーバスとして運行されているのに対して、認可を必要としている路線バスとして運行されています。そのため、到着時間に対しての誤差が、他のツアーバス会社に比べて少ないように思います。


JRバスがドリーム号と称しているのは、基本的に2階建ての3列シートです。天井が低いのが弱点ですが、シートのリクライニングの傾斜が大きく、首や腰への負担も少なく感じます。


シート幅、前後の間隔など、3列シートの標準と言ってもいいでしょう。またトイレがあるJRバスの場合は休憩回数が1回しかありませんから、睡眠をじゃまされたくない人には良いでしょう。


JRバスは行き先や乗降地のバリエーションが多く、高速のバス停で降りることができるのも便利です。


★~★★ JRバス 青春ドリーム号


行き先や運航日に制限がありますが、青春ドリーム号はコストパフォーマンスが良いと思います。週末でも同料金で、新宿から大阪まで4900円です。


名称に青春と付いているからか、少し若い乗客、しかも女性客が多いように感じます。


バスは2階建てのものとハイデッカー車があり、また東名高速経由中央高速経由があります。中央高速経由の方が一生懸命に走りますので、途中の停車が少なく常に揺れているので目が覚めにくいかもしれません。


シートの幅と前後間隔は、車両によってあたりはずれがあります。


比較的新しいバスでは、他のバス会社で言うところのゆったりシートと同等の広さがあり十分快適と言えますが、古いタイプの車両に当たった場合は少し窮屈になります。


★ MKバス


京都にあるMKタクシー系列のバス会社が運行しています。京都が最終目的地であるため、東京から大阪に行ってから、再び名神高速で京都の戻るという変則的な経路で運航しています。


評判が高かったこともあって期待して乗ったのですが、シート幅が狭くて肘かけもなく、あまり良い印象はありませんでした。アイマスクやエア枕がアメニティーとして配られるのが珍しいです。


他のバスが全面カーテンでどこを走っているのかがさっぱり分からないのに比べ、前にはカーテンがないので多少景色が楽しめるのが良いところです。


★ JRバス 青春メガドリーム号


日本に4台しかないという86人乗りの大型2階建てバス。確かにこれより大きなバスは見たことがありませんが、6輪操舵というだけあって小回りは効くようです。


走れる道路が制限されているだけあって、千里中央から梅田にかけては高架道路ではなく側道を走っていました。


座席の広さは、隣の座席の間の肘かけはなく国際線の飛行機並の広さで、シートが固いためお尻が痛くなりました。また所要時間が他のJRバスに比べての長く、東京大阪間で9時間もかかってしまいます。


3900円ですから新幹線の料金の3分の1! 安さを追求するならお勧めです。

686.高速夜行バス乗り比べ1: 隣の乗客と運転手は選べない (2009/02/09)

さて単身赴任も半年も経ちますとさすがに慣れてきて、2週間に一度帰省するのが当たり前のようになって参ります。


しかし、帰省補助として会社から支給される金額では旅費が足りないため、夜行バスを利用することが多くなります。


最初はさすがに体力的にきついものがありましたが、これも慣れてくればそこそこ快適になってまいります。無理に寝ようと思えば思うほど眠れなくなるので、最初から寝ることはあきらめると気分的には楽にまります。(体力的にはしんどいままですが。)


最近は各社が工夫を凝らしてさまざまなバスの仕様がありますし、料金も週末と平日ではかなりの差がついていて、選ぶのもそれなりに楽しめるものです。


新幹線は利用日による料金の差が少ないですし、乗車時間が短いだけにあまり快適さに差を感じませんが、夜行バスではもともとがきついですから、いろいろな条件によってかなり快適さにばらつきが出てまいります。


ただ結論から言うと、結局バスの快適さは隣に乗り合わせる乗客次第で天国と地獄ほどの違いがあるのも事実です。こればかりは選ぶわけにはいきませんから、当たりはずれもゲームと思って楽しむより仕方ありません。


次に快適性に影響が大きいのは運転の上手さでしょうか。今は東名高速も中央高速も路面が荒れていますのである程度の上下動は如何ともしがたいのですが、運転で差が出るのはゆらっとした左右の揺れです。


ウトウトとしているところへ「ゆさっ」と大きく左右に揺れると、一回で目が冴えてしまいそのあとなかなか寝付くことができません。


ただ、同じバス会社でもいろいろな運転手さんがいらっしゃいますし、これも隣の乗客と同様選ぶことができず、その時の運に任せるしかありません。


隣の乗客と運転手の腕を選ぶのは諦めるとして、せめてバスの仕様や座席の快適性は自分の好みに合わせて選びたいものです。


たとえ運悪く隣に大柄な人が座ったとしても、座席の幅が十分あるならそれほど窮屈さを感じないかもしれません。


また、トイレつきのバスでない場合は、途中の休憩回数が多くなります。休憩時間は基本的に照明がつきますし、降りる人でざわつきますからどうしても目が覚めてしまいます。


そこで、好みには個人差がありますが、これまでに経験した夜行バス(東京~大阪間)の個人的なランキングを書かせていただこうと思います。