688.高速夜行バス乗り比べ3: 疲れても安さが一番 (2009/02/18)

また先週末も高速バスで帰省してまいりました。


週末に新宿から中央高速を走り抜け、週明けには早朝の東名高速のバス停で下車して参りました。東の空が朝焼けで赤く染まり始めるのを眺めながら地下鉄の駅まで歩くのは、大変清々しいものであります。


今回は乗り合わせた乗客が良い方ばかりで、それほど深夜に精神的ダメージを受けることもなく、比較的快適なクルージングでありました。(夜行バスをしてクルージングと思えるところが余裕か?)


最近は飛行機のファーストクラス並のシートを擁した豪華仕様のバスも導入されていますが、その運賃はほとんど新幹線並みになってきます。


余程夜行で行くことに意味があれば別ですが、快適性を考えるとその料金ならば新幹線を選びたくなります。個人的にはバスとして許せるのは東京~大阪片道で8000円まででしょうか。


最近は経路や仕様のバリエーションの多さから、JRバスを選ぶことが多くなりました。ほとんどがトイレつきの車両で休憩箇所が1か所しかなく、その分睡眠時間を休憩で分断されないのがありがたいです。


休憩が多いバス会社では2時間おきに3か所で休憩する場合があり、いろいろなサービスエリアを体験できるのは面白いかもしれませんが、やはりその度に起こされてしまうので疲れます。


JRバスに比べて、ツアーバス会社の方が学生やグループの客が多いように思いますが、仲間同士で休憩時間にサービスエリアで買い物をしたりするのが楽しみの一つなのかもしれません。


さて、新幹線はこれまでそのスピードを向上することによって利便性を改善してきました。一方高速バスは低料金を武器に、御用とお急ぎのない乗客を確保してきました。


これからもそれぞれの利点を生かして、特徴のある交通手段を提供していってもらいたいものです。