689.久しぶりの秋葉原 (2009/04/02)

単身赴任で横浜に住むようになって早9ヶ月が経とうとしております。たまに仕事で都心に出ることはあっても、オフィスへの往復だけでほとんど東京らしいところには行ったことがありません。


せっかく東京を目の前にしているのにお上りさんをしないままではいけないと、先週思い立って秋葉原に行ってみることにしました。


思えば前回秋葉原を訪れたのははるか昔、25年以上は経っているでしょうか。 最近の秋葉原は、電気街だけでなくさまざまなトレンドが入り混じっていると聞きますから、さぞかし大きく変貌していることでしょう。


ところが駅に降り立って電気街口から出てみると、昔とあまり変わらない雰囲気です。以前来たのがあまりにも昔のことなので、記憶に残っていなくて変化に気付かないのかもしれませんが、さすがにラジオ会館などが目の前に現れると懐かしさがこみあげてきます。


しかも中をのぞけば、相変わらず真空管やトランスを売っているではありませんか。ジャンクを売っている店やパソコンの部品を売っている店など、しばし時を忘れて歩き回っておりました。


確かにメイド服を着た女の子が客引きをしているのは以前にはなかったことですが、だからと言って電気店の半分がメイド喫茶になっているわけでありませんから、電気店街に花を添えるという感じであまり違和感を感じませんでした。


要するに秋葉原には若者の男性が好む店が集まってきているということで、若い女の子が集まる原宿と対称的であってもごく自然な流れなのでしょう。


最近は家電量販店にしか行かないので、本当のジャンク屋で売っているフラッシュメモリーの安さに驚きました。


パソコンとかゲーム機を扱う店が多いのは当然ですが、その中でオーディオを専門に扱っている店があったりすると、それは本格的であって面白いものです。


さて、Palmを探してみようと積んであった秋葉原マップで探してみると、PDAというカテゴリーのお店で目に付いたのはモバイルプラザだけでした。さっそく行ってみると、なかなかディープな雰囲気とディープな品ぞろえで、これまた小さいながらも見ごたえのある結構なお店でした。


まるでコレクションのように、m130m105Visor Platinumのスペシャルバージョンなど、よくこんな古い製品の新品があるものだと、買いたくなる衝動を抑えるのに必死でした。


歩き回ったのは2時間ばかりでしたが、秋葉原は面白かった。秋葉原はいつになっても秋葉原だと再認識したのでした。


ところで、すぐ近くに見えて気になったので交通博物館跡に行ってみました。高校生の時に訪れたのですが、巨大な鉄道模型に驚いた印象が残っておりました。


大宮に移転したとは聞いていたのですが、2006年5月までここにあったとのこと。私にとって、ここも秋葉原の思い出の一つだったことを改めて感じた次第です。

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