10.無線ICタグ (2003/02/06)

最近、ICタグや微小無線チップと呼ばれる、これまでのバーコードを置き換える新しい技術が話題になっています。いずれは全ての人工物に付ける計画もあるようです。



スーパーのレジで、カートに商品を積んだまま、一瞬のうちに精算が完了するのは、確かに便利そうです。また、図書館や物流管理などの用途でも普及しそうです。



ただ、今でも特売の大根のように包装されずに売られるものは、バーコードではなく手で商品コードを打ち込んでいますが、カートごと精算するなら大根一本一本に包装してチップを付けるのでしょうか?



チップは本当にゴマぐらいのサイズなので、間違って飲み込んでしまって、それが盲腸あたりに引っかかってしまうことはないのでしょうか?



今日もレジをカートごと素通りして精算を済ませてふとレシートを見ると、大根を1本買ったことになっている。大根は昨日食べたけど今日は買ってないはずだが?(ゴマサイズのチップが反応するのは、非常に短い波長の電波なので、人体が吸収してしまい体内のチップは反応しません、ということなのでしょうが、電波を人体が吸収して良いのか?

9.クレジットカードが駐車券? (2003/02/05)

フランスのリヨンに旅行で行った時のことです。ベルクール広場という市の中心にある公園の、公営地下駐車場に車を停めました。入り口の自動ゲートで前の車の運転手は、どうもクレジットカードのようなものを機械に差し込んでいます。



自分の番になって自動ゲートに近づいてよく見ると、その機械には磁気ストライプのあるカードを差し込む事を促すイラストが書かれていますが、使えるカードの種類や説明が表示されていません。試しに手持ちのJCBカードを差し込むとゲートが開きましたが、駐車券も何も出てきません。



取りあえず車を開いたスペースに停め、出るときに係員に聞けば何とかなるだろうと思い、観光に出かけました。このときは、地元の人が持っている特別な駐車場で使える磁気カードがあって、それを入れなければならなかったが、たまたまJCBカードでゲートが開いてしまったのだと思い込んでいました。



さて、2・3時間後駐車場に戻り、駐車場脇にある日本と同じような料金支払いの機械の前で、まず全てフランス語でのみ説明が書かれていること、さらに係員は出口ゲートも含めどこにもいない事に気づきました。駐車時間によって料金が違うように書かれているようですが、入場のときに使ったクレジットカード以外には、何もありません。試しに、機械にクレジットカードを入れても、訳の分からないフランス語らしきエラーメッセージと共に、すぐに吐き出されてしまいます。



仕方ないので、出口ゲートでインターホンで係員を呼び出そうということになり、車に乗って出口ゲートに向かいました。出口ゲートの機械にも、さっきと同じように無銘柄の磁気カードを差し込むように書かれています。ためしに、さっきのJCBカードを入れると、なんとゲートがサッと開くではありませんか。



つまり、入り口で入れられたクレジットカードの番号と入場時刻を記録しておき、出場時にそのクレジットカード番号による駐車時間分だけ、クレジットカードにチャージするという仕組みのようでした。



日本では、必ず入場時間を記録した紙の磁気カードを受け取ることに慣れていたので、すごく不安でしたが、その合理的なシステムに感心したのでした。



おそらく地元の人は、デビットカードやプリペイドカードなどの利用もできるのかもしれませんが、クレジットカードが直接使える利便性はすばらしいと思いました。できれば、英語ぐらいでは説明がなされていてもよかったかなとは思いますが。



日本ではテレホンカードや電車の自動改札など、それぞれ別の支払方法を所持しなければならず、利用者の利便性を考慮したシステムとは言い難いかと思われます。少なくとも、プリペイドカードの規格ぐらいは統一して、一種類で対応できるようになればいいのですが、難しいのでしょうね。

8.あなたは右側、それとも左側 (2003/02/04)

ハワイの話のついでに、歩行者が右側通行か左側通行かについて書いてみたいと思います。



私が、幼少のころは、左側通行の自動車が後ろから来るより、正面から来たほうが安全だという理由で、自動車は左、歩行者は右と決まっていました。おそらく、今に比べて歩道の整備が進んでいなかったため、合理的だったのかもしれません。確かに、学校の行き帰りに意識して右側を歩いていたような気がします。



そんな時、関西限定で恐縮ですが、大阪・梅田に新しくできた阪急電車のターミナルにあるエスカレーターと動く歩道が、左側通行になったのです。それまで、学校やテレビで歩行者は右側と教わってきたので、戸惑いました。いったいどっちなんだと。



それから、次第に場所によりけり、ある場所では右、別の場所では左というようになって来ました。これは、少し違う例ですが、エスカレーターで歩いて上がり下がりする人のために、立っている人がどちらにたつかが、東京と大阪で違うといった話がありますが、大阪でもいろいろあるように思います。



結果として、日本ではその場その場で判断して、右に寄ったり左に寄ったり臨機応変に対応しているのが、現状かと思います。



ところが、ハワイでは観光客が多いのでどうなのか判りませんが、少なくとも米国の東海岸では、細い通路や階段で人と人がすれ違うときは、必ず右側通行なのです。もし、日本人が臨機応変に左と判断してすれ違おうとしても、相手は絶対に右側通行でうまく行くと思っていますから、かなり接近するまで突き進んできます。



ぶつかりそうになってから、お互いに右往左往して道を譲り合うことになり、日本人にしては毎度のことでも、米国人にしてはうっとうしく感じているかもしれません。



もし今度行かれる時は、右側通行と左側通行と、どちらが楽に通行できるか試してみてはいかがでしょうか?

7.パーム販促作戦:ハワイでパーム・トライアル (2003/02/03)

最近、大手の旅行会社では、ハワイ旅行の間自由に使える携帯電話を貸し出すサービスをセットしたツアーを企画しているところがあります。



一緒にツアーに参加した仲間同士の連絡や、現地のツアーデスクへの連絡。あるいは、レストランやレンタカーの予約など、海外では電話に躊躇する場合でも、旅行会社がセットアップした専用電話番号なら、言葉の心配もなく自由に使えます。



旅行会社にとっても、緊急の場合に参加者がどこにいるかを把握できることができ、一石二鳥です。携帯電話をうまく使ったサービスだと思います。



では、ここでパームも一緒にセットにしたら何ができるでしょうか?旅行中必要になる全ての電話番号や住所、電卓で買い物の計算や外貨の計算、トラベラーズチェックの使用履歴、クレジットカード使用記録や支払いメモ、パスポート番号、クレジットカード番号に旅行傷害保険番号の記録。ホテルの部屋番号やセーフティーボックスの暗証番号の記録など。



簡単な観光ガイドから、ハワイの歴史、危険に会わないための注意事項。タクシーに乗って行き先を示す事のできる観光名所一覧。お勧め滞在日数別モデルプラン等々。



浜辺で寝そべって読むことのできる、ノベルやコラム集。パーム・コミュニティーに数多く存在するDOCの数々



新しいパームウェアが用意できるなら、滞在日時と行きたいところやレストランの好みを入れると、カストマイズされたオリジナル日程表を作成し、アラームで起床時間や、どこにどうやって行くかを時間ごとに知らせるなど(ちょっとおせっかいか?)



免税店では優待券の代わりに、赤外線ビームの名刺交換すれば自動的に優待価格で買い物ができます。あるいは赤外線ビームを使ったウォークラリーはいかがでしょうか?設定されたポイントに行って名刺交換をしてポイントをためれば、帰りの空港でプレゼントをゲット



このようにして、ハワイ旅行でパームを駆使してエンジョイしたツアー客は、パームの達人になり、帰国後必ずパソコンショップでパームを手に入れること間違いなしです。どこかの旅行会社で試してみませんか?

6.パーム販促作戦:温泉マッサージ機に学ぶ (2003/02/03)

温泉旅館に行くと浴場の脱衣室によくマッサージ機が置いてありますね。普段は、興味がなくても、温泉ならちょっと試してみようかと、座ってみた方も多いかと思います。



この試すということが、その後のマッサージ機の購入に結びつくのです。今や、大きな電気店に行けば、必ずマッサージ機が並んだコーナーがあり、売り上げも順調に伸びているそうです。



一方、パームは、試しにちょっと店頭でいじっているだけでは、良さがなかなかわからないものです。買う気で来ている人にはそれでよくても、買う気のない人には、さっぱり良さをアピールできません。



パソコンも試さなければ判らない物の一つですが、パソコンの場合はすでに会社や学校で使っている人が多いので、店頭では製品の比較ができればよく、パソコンの必要性をアピールする必要はないでしょう。



私は、パームをはじめとするPDAを多くの方に使っていただくには、温泉のマッサージ機のようなお試しを、気軽に、適切なシチュエーションで、もっと多くの人々に試していただくことが必要かと思います。



パーム拡販作戦と称しまして、少し提案をしてみたいと思います。