618.行く年2006年 (2006/12/31)

2006年は、皆様にとってどのような年であったでしょうか? 


1月のミネソタ出張に始まり、仕事的にはこれまでで一番と言っていいほど忙しい一年でありました。また、インドにも1週間ではありましたが訪れる事ができ、変化と起伏に富んだ仕事に恵まれたと言えるでしょう。(仕事に振り回されただけと言う事も出来ますが。)


ただ、金銭的な問題がつきまとった一年でもありました。とにかく金運がなかったのは確かです。来年は、もう少し金銭的に恵まれた年にしたいものです。


新年早々子どもの中学入試があり、今年は正月気分をほとんど打ち消してこれまでのペースを崩さないように心がけていたのですが、やはり少しぐらいは大晦日の雰囲気も良いものかと、紅白歌合戦を少しばかり見ておりました。明日からはお正月気分も押さえて、本当の新春が我が家に来るのを待ち望むばかりであります。


皆様におかれましても、輝かし新年を迎えられることを祈願致しております。皆様の2007年に幸多からんことを!

617.サンタクロースは本当にいるの? (2006/12/25)

皆様は昨日のクリスマス・イブはどのように過ごされたでしょうか? 日本人がクリスマスの日だけにキリスト教徒になってしまうのはおかしいと言われ続けてきましたが、最近では以前にも増して街で見るクリスマスデコレーションが派手になってきました。


バレンタインデーと同じように単にデパートや商店街の売り上げに貢献するだけのお祭りと言ってしまえばそれまでですが、クリスマスは大切な人にプレゼントを贈ることができる、一年に一度のチャンスとも言えるでしょう。


さて、asahi.comにAP通信とAOLが実施した、USでの電話世論調査の結果が掲載されています。


サンタがプレゼントを運んでくることによって、クリスマスの宗教的な意義が損なわれていると考える人が47%で、その逆に宗教的な意義を高めているという考える人(36%)を上回ったそうです。サンタとキリスト教の関連性はさほど重要ではないということでしょうか。


また、サンタの存在を信じるのをやめた年齢の平均が8歳で、一番多かったのは10歳だったそうです。


そういえば、私の子どもが通う小学校では4年生まではほぼ全員がサンタを信じていたようですが(一部のませたガキは除く)5年生ではかなりの割合で疑問を持ち始め(ほとんどが気づいている)6年生ではほとんど信じていないようでした(信じていると言うとたいそう馬鹿にされる)


つまり、あれは両親仕業だと、、、


今朝、「やっぱりサンタはいるんだ!」と興奮しながらプレゼントを開けていた6年生の子どもの親である私は、やっぱり嘘つきでしょうか?


その昔、それこそ小学6年生のころ、ディケンズのクリスマス・キャロルを読みました。幽霊が登場するその不思議な物語はとても印象的でした。


USに住んでいた時、クリスマスシーズンにどこかの家庭に招かれると、必ず見せてくれるビデオがありました。それは"Snowman"であったり"How the Grinch Stole Xmas"であったりするのですが、それらに共通していたのは、「本当のクリスマスは人の心の中にある」ということでした。


さて、夜中に兵庫県の我が家に来ていたはずのサンタさんは、追跡システムNORADによりますと今はもうパリの上空にいるとのこと。来年もまた来てくださいね!(さすがにサンタを信じる中学生は怖いが。)

616.Treo人気でPDAの将来を占う (2006/12/16)

Treo680が巷で人気のようですね。USでは携帯電話契約と同時に購入すればかなりの割引があるのですが、日本ではそもそも電話として使えない上、本体の割引もありませんから割高感があるのですが、それでもあのデザインとPDAとしての機能は魅力的です。


願わくは日本の携帯電話会社がTreoを正式に採用してくれれば一番ありがたいのですが、何せ閉鎖的な日本独自の携帯電話の規格がありますからそう簡単には行かないでしょう。ここは、Skypeと組み合わせることを優先した方が良さそうです。


一方、相変わらずパソコンからの情報漏洩のニュースが続いているようですが、パソコン単体のでプロテクトには限界があると見限って、シンクライアントというカテゴリーのパソコン(もはやパソコンではないでしょうが)が提案されています。


考えてみれば、MVS全盛期は端末にはストレージやCPUは装備されておらず、セキュリティーは一カ所で管理されていましたから時代に逆行しているようにも感じますが、ネットワークが発達したからこそそのようなシステムの形態が可能になったとも言えるでしょう。


シンクライアントの端末は、インテルやマイクロソフト、サンなどが発表していますし、日本では日立が力を入れているようです。これまでのパソコンでは、Windowsやアプリケーションのメインテナンスにユーザー側で多大な労力を費やしていましたが、シンクライアントではサーバー側ですべて管理されますから、シンクライアントが普及すれば思った以上にインパクトがあるのではないでしょうか?


今回、MovableTypeをバージョンアップしたりさくらのブログ(SeeSaaのブログエンジン採用)を使ってみたりして思ったのですが、やはり特殊な要求を必要としない限りは、サーバー側で管理されているブログツールの方が圧倒的に楽です。


これまで、パソコンはOSは常に最新のバージョンを使い、さらにセキュリティー・パッチが発表されるたびに慌ててインストールするのが常識のようになっていましたが、シンクライアントによってメインテナンスの煩わしさから解放されると、パソコンそのものが大きく変化するかも知れません。


これまでマイクロソフトの圧倒的な支配力によって固定化されていたパソコンは、自由度を持つことによってその役割を変化させ、その結果PDAとの境界線も流動的になっていくのではないでしょうか?


これまで携帯電話ノートパソコンの間に挟まれてにっちもさっちも行かず(本当にニッチだった!)、どう贔屓目に見ても普及したとは言えなかった言えないPDAですが、Treoの人気ぶりやIP電話としての可能性パソコンの今後の動向を考えていくと、意外とPDAは理想に近づいてきているのではないかと思えるのです。


このサイトでは、ノートパソコンは重たいだの、ダウンサイジングはまだ終わっていないだのと言いながら、PDAの明るい将来を切望して参りました。


ふとTreo680の人気ぶりを見て、PDAの将来は実は明るいのではないかと思い、新たな勇気がみなぎってきたのでした。


しかし、Treo680はもう少し安くならないでしょうかねぇ。(まだ勇気が少し足らないらしい。)

615.ファビコンを設置してみる (2006/12/13)

前々から気になっていたのですよ。ウェブブラウザーのURLの横やお気に入り(ブックマーク)に表示される小さなアイコン。ファビコンって言うそうですが、ファービー人形のようでかわいいではありませんか。


"favorite icon"(お気に入りアイコン)をファビコンと呼ばせるあたり、べたで安易なところが良いですね。そもそも何と呼ばれているものか判らなかったので、いったいどうやって設置するものかと疑問に思っていたのですが、名前がわかればネットでいくらでも情報が飛び交っています。


ファビコンの作成方法や設置に関して丁寧に説明をしているサイトがいくつかありましたが、その中でも特に判りやすかったのは、「TAG index Home Page作成ガイド」の中の「お気に入りアイコン(ファビコン)の作り方」でした。


設置するには、



  1. 画像ファイルの作成(GIF,BMP,PNG形式など)
  2. icoファイルへ変換
  3. サイトディレクトリーへのアップロード

を順に行えばよく、元画像さえ作ってしまえば3分とかからないでしょう。


私は、ホームページビルダーに付属しているウェブアートデザイナーを使ってGIFファイルを作ったのですが、その他の画像編集ツールでも可能ですし、また無料でファビコンを配布しているサイトもありますから、その中から選んでくるのも良いでしょう。


ファビコンの画素数は16x16ですので、最初からそのサイズでの画像を作成すると画質の低下がないそうです。しかし、特に画質に気を使う場合以外は、作りやすい画素数で元画像を作成すればよいでしょう。正方形の画像さえ用意すれば、icoファイルへの変換ツールによって自動的に画素数が16x16に制限されます。


ファビコンは、".ico"形式のファイルにツールを使って変換しなければなりませんが、「お気に入りアイコン(ファビコン)の作り方」で紹介されている"FavIcon from Pics"と言うサイトを使いました。ローカルディスクにある画像ファイルを入力すると、ZIP形式のファイルをダウンロードすることができます。


次にサイトへのインストールですが、「Microsoftサポートオンライン」「[IE5] お気に入りに表示されるアイコンをカスタマイズする」というページがあり、サイトのルートディレクトリー(www)に配置すればよいと書かれています。


あるいは、それぞれのページが含まれるディレクトリーごとに異なるファビコンを設置することもできますし、ページの中に<link>タグで明示的にファビコンファイルを指定することもできます。またページにスタイルシートを使っている場合にも、明示的に<link>タグで指定してやらなければ表示されないようです。


さて、設置作業が完了すれば後はブラウザーで自分のサイトでファビコンがうまく表示されるかどうか確かめるだけなのですが、実はこれが曲者でなかなかうまく行かないのです。


ファビコンを表示するという規格がIE独自のものであり、他のブラウザーも対応はしているものの完璧なものは今のところなく、動作が不安定だということのようです。要するにうまく表示されたりされなかったり、時間が経てば急に現れたりと気まぐれなようです。


「Favicon Japan」というサイトに「ブラウザーの対応表」があるのですが、Firefoxが比較的よく対応されているのですが、その他は言いだしっぺのIEにしてもかなり限定的にしかサポートしていないようです。


まあ、あってもなくてもあまり困らない機能ですし、この中途半端さがファビコンらしいと言えるでしょう。サイトの管理に疲れたときに、一服のお遊びだと思って設置してみるのも面白いかもしれません。

614.MovableType 3.33-ja (2006/12/12)

約2日ほど真剣にバージョンアップ作業を行いまして、何とかMovableTypeのバージョンを最新のものにすることができました。


当サイトはそれほど凝った細工は施しているませんが、それでもテンプレートの設定に結構てこずりました。まあ、以前のバージョンはかなり古かったですから、ファイルディレクトリーの構造も変わっておりまして、少し謎解きのようなことをしながらの作業になってしまいました。


また、MovableTypeのオフィシャルサイトであるSix Apartから提供されているドキュメントと、レンタルサーバーであるさくらインターネットが用意しているドキュメントが多少異なっていたために、どちらに従ったらよいか思案する必要もありました。


新規インストールとアップグレードでもアップロードやファイルの編集方法が異なってきますから、勘を頼りに慎重かつ大胆に事を進めていかなければなりません。(要するにいい加減!)


さくらのブログで別のサイトを構築していますが、サイトのメインテナンスの手間はMovableTypeに比べてはるかに楽です。MovableTypeのバージョンアップがもっと簡単にできるようになってもらいたいところですが、そのためにブログツールの自動更新などを導入すれば、その行き着くところはホスティング型と同じになってしまいます。


メインテナンスに手間がかかるところこそが、サーバー・インストール型ブログツールをそれらしくしているのかも知れません。ブログで生成されたファイルをこの目で確かめることができることは、想像以上に安心感を与えてくれます。


さて、バージョンアップの過程で一番困ったのは、該当するテンプレートがどこにあるか判らなくなったことでした。今回は前のテンプレートをそのまま利用することを優先しました。


まあ、何にでも共通することでしょうが、あまりカスタマイズをしてしまうと、その後で困ってしまうということでしょうね。せっかくMovableTypeに新しく導入されたテンプレートを自由にカスタマイズできる機能も、既存のテンプレートをコピーしている限りは使うことができないようです。


今回のバージョンアップで、コメント・トラックバックスパム対策が施されたり、管理メニューの使いやすさが向上しているようですから、まだしばらくはMovableTypeのお世話になりそうです。できれば2年ぐらい、バージョンアップをしないで使い続けられたら良いなと思っております。(無精者です。)