473.Palm Alternative Part 5 (2005/02/10)

■パームOS愛好型


パームOSと永遠の誓いを交わした限りは、あらゆる雑念には影響されない。世界中でパーム愛好家がたった一人になったとしても、それはそれで価値のあることと考えることができる。


近い将来、パームOSと結婚が認められるようになることを夢見ている。


おそらく、同姓同士の結婚が認められつつあるからと言っても、人間とソフトウェアの間で結婚が認められるのは、かなり未来のことであろう。


しかし、なにより相手がソフトウェアであるから、自分から裏切らない限り、相手に見捨てられる可能性はほとんどない。(バグが付き物ではあるが。)


そういう意味では、いい加減な人間相手に結婚するより安心して老後を迎えることができる可能性が高く、未来におけるトレンドになるかも知れない。


■おもちゃ好き型


おもちゃ好きは同時に、コレクターであることが多い。グリコのおまけに始まって、おもちゃ好きのコレクションは裾野が広い。


真のコレクター型になりきる事ができるならば、パームはこれからもおもちゃのコレクションとして、重要な意味を持ち続けるであろう。


■高級品志向型


高級品は、その永遠の輝きを楽しむところに醍醐味がある。従って最高級のパームにブランド物のケースを奢った最強のアイテムは不滅である。


また高級品は使い込むに従って、さらに品格を備えるものである。高級品が時間と共に磨きこまれた時、そこには古さや新しさといった画一的な価値観を越えた、芸術的な価値が生み出されるのである。


■改造マニア型


パームの改造にもそろそろネタが尽きていた頃である。思えば、パームほど改造心をくすぐるアイテムは、これまでになかったなとつくづく思うことがある。


もうこれからも、パーム以上に楽しめるものに出会うことはないだろう。


しかるにパームの改造はまだ当分やめられない。今度はリチウムイオン電池がダメになったパームに、燃料電池を搭載してみようと計画している。


■破壊マニア型


改造するつもりで破壊してしまったパームを、今更ながらもったいないことをしたと後悔している。中古市場に出すとしても、改造されてしかも動作しないから、単なるジャンク扱いである。


今度こそとiPodシャッフルをUSBメモリーに改造しようとしたら、また壊してしまった。トホホホ。


■アメリカ大好き型


もともと英語版を好んで使っていたので、今も青春を謳歌している。CLIEが売られていないのは少しさびしいのは確かであるが、USでパームが安泰であることの方がうれしい。


まだまだ購入意欲に燃えている。現役バリバリ


■ペット愛好型


パームをペットのように可愛がってきた。最近元気が無く、食欲も衰えてきたようだが、ペットはいつか死ぬものと考えているので、自然には逆らおうとはしない。


しかもペット愛好者は、必ず次ぎもまた同じようなペットを飼うことがほとんどであるから、またどこかで新しいペットを探してくるだろう。


■CPUフェチ型


いつしかJackitoを使うようになっていた。全身CPUのようなコンセプトがたまらない。


最近のデジタル家電は、大量のデジタルデータを高速に処理するエンジンを内蔵しているようであるが、CPUらしさがなく物足りない。


シースルーの自動巻き時計があるように、CPUの中で駆け巡っている電子を見ることができるシースルー・デジタル機器の登場を、今か今かと待ち続けている。(シースルーにしても電子が見えるとは限らないが。)


■防弾チョッキ愛用型


こんな物騒な世の中だから、胸ポケットのパームは欠かせない。これなしでは不安で表を歩けないようになってしまった。


携帯電話やiPodでは小さすぎるから、パームの手のひらサイズがジャストフィット。


しかし、最近聞いた話では、紙の手帳のほうが弾が貫通しにくいそうな。それなら紙の手帳を買ってみるのもいいかなと思う。種類も豊富にあるみたいだし。

472.Palm Alternative Part 4 (2005/02/10)

■宴会ネタ型


宴会ネタは新鮮さが命であるため、最近はパームで受けを狙うことはほとんどなくなった。今の主流は、テーブル手品。毎回新しいネタを披露している。


パームジョークカテゴリーソフトで受けていた時には、失敗することなど有り得なかったが、今の手品ではそれなりに上手にやらなければ失敗することがある。そのため宴会が近づくと、タネの仕込みと練習が忙しい。


だいたいみんながお酒に酔って来た状態ではまともに手品ができる訳がなく、この前の新年会の時もトランプをばら撒かれてしまって大変なことになってしまった。


そもそも自分が酔ってしまっては手元が狂ってしまうので、お酒をあまり飲めなくなってしまった。昔のようにパームが勝手に笑いを取ってくれていた頃が懐かしい。


■新しい物好き型


なにせ新しい物が好きなので、新製品が発表されなくなったとたん、急速に冷めてしまった。ただ、有機ELの画面にはいまだに感動している。


最近ではPSPを性懲りもなく真っ先に手に入れたが、どうもボタンの押し具合が気に食わない。そこでやっと新しい製品には不具合があるのが当然であることに気付いた。


新しい物はすぐに欲しくなる性分を簡単に変えることは難しそうだが、不具合があるのもイヤだなと思い始めている。


新聞に新製品の発表があると、それでも真っ先に販売店に行って並んでしまうし、世間に不具合が知れ渡る前に買ってしまうので、どうしようもない。これからも同じ事を続けるだろう。


ただ、CLIEの新型が出ると言う噂にはことのほか敏感で、常にアンテナを張り巡らしている。


■アイディア収集型


とにかく起動の速いメモ帳が命。使い慣れた日本語環境のパームがもしなくなれば、紙のメモ帳に戻る覚悟はできている。


ボイスレコーダーでも良いと考えた事もあったが、絵を描かなければならない時は、手書きメモに勝るものはない。とりあえず今市場にあるパームでもCLIEでも、買いあさっておこうと探し回っている。


時々、思わず店頭のパームに急にひらめいたアイディアを書き込んでしまうことがあり、そんな時は勢い余って在庫があるにもかかわらず、今アイディアを書き込んだ店頭展示品を買ってしまう。


■指導員型


最近パームの使い方を聞きに来る人が少なくなったと思っていたら、昔ライバルだったザウルス君に主役の座を奪われていることに気付いた。


一度完全に主役の座を奪ったのに、油断もすきもありゃしない。自分もザウルスに転向しようかとも思ったが、それよりも携帯電話のほうが圧倒的に需要がありそうだと思い、今は携帯電話のトレンドを必死で追っかけている。


■衝動買い型


最近衝動買いでパーム関連の製品を買うことがなくなってしまった。いや、パームに限らず衝動的に買いたくなる製品が、世の中に少なくなってきているような気がする。


世間ではデジタル家電と言ってもてはやされているようであるが、製品ごとの個性が全く感じられなくなってしまった。どんな種類のデジタル家電でも、すべてが何メガだの何ギガだの数字を競い合うだけになってしまってつまらない。


またデジタル家電を買う消費者も、デジタル思考になってしまっている。「この値段で400MBは安いから買い!」だけではあまりにも味気ない。デジタル家電って、所有する喜びをあまり感じないように思う。


昔から電子機器が好きだったのだが、今のデジタル製品はどれも代わり映えしないので、これからは別の分野を開拓しようと思っている。


■会社支給型


今でも昔と何ら変わらない。なぜなら強制的に使わされているので、自由意志でやめる訳にはいかないからだ。


個人的にはパームマシンを使いたいのであるが、残念ながらポケットPCと呼ばれた機械を使っている場合がほとんどである。ただ、タブレットPCを支給されなかっただけマシだと思っている。


いつまで今のPDAを使い続けることになるのか、会社からは何も知らされていないが、別にどうでもいいことなので気にしていない。


■コレクター型


これからが本領発揮である。


これまでも多くのパームのハードウェアを収集してきたが、希少性は新規販売が途絶えた後のほうが上がるため、早く在庫がなくならないかと思っている。


時々パームの中古を販売店のショーケースで確かめてみるが、最近になって少しずつ値段が上がり始めていることを実感し始めた。


機械類は完動品でなければ価値が激減するので、メインテナンスには余念がない。特に重要なのがリチウムイオン電池予備を揃えておくことである。


そのために、保存用以外に最低1台は、部品を取るために手に入れておくことが大切である。ただ、最近は程度のよい旧製品が手に入りにくくなっているが、それだけに入手できた時の喜びはひとしおである。