594.お盆休み (2006/08/16)

暑い日が続いておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか? すっかり更新の頻度が減ってきておりまして、このままでは盆と正月にしか更新がないサイトになってしまいそうです。


この時期多くの人が移動していると見えて、見慣れないナンバーの車が多くなりました。また量販店に行きましても、どの時間帯でも閉店前のような閑散とした雰囲気が漂っています。店員の方にも、あまり売ろうとする意気込みがないようです。


とりあえず1週間休むことにしたのですが、最近はメールで大抵の仕事は片が付いてしまい、パソコンを持ち帰る事によって仕事が出来る態勢が出来上がってしまいますから、後はメールを開くか開かないかはやる気の問題になります。(ここで開いたら負け!)


巷ではガソリンの価格がじわりじわりと上昇を続けています。そう言えば、20数年前にも1リットル180円ぐらいの時があったような記憶があります。


ガソリンスタンドでレギュラー145円なんていう看板を見ると、一瞬アメリカに来たのかなと錯覚しそうです。当のUSでは、今や1ガロン3ドルを超えていると言うことのようですが、代替ガソリンについて、もう少し真剣に考えていかなければならないようです。


話は変わりますが、実はこれまで携帯電話を持っていませんでした。さすがに最近携帯電話を持たない人は少なくなりました。職場で唯一持っていなかった同僚も最近になって手に入れたらしく、知る限りで持っていない大人は私一人になってしまいました。そう言えば、インド人も9割方携帯電話を持っていると言うことでした。


これまで持っていなかった理由を考えてみると、毎日決まった行動しかしていなかったので、緊急の連絡をする必要があまりなかったことと、電車の中で大声で通話する人が絶えないことに携帯電話に対する嫌悪感を抱いていたからでしょうか。


いや、忘れておりました。パームを常に愛用しておりますから、携帯電話を持つのはタブーだったからです。(忘れるなよ!)


最近は、いろいろな割引制度があって、携帯電話の料金も手頃になっているのですね。キャリアーによる違いもほとんどないように見えます。


最初はウィルコムで決まりだと思っていたのですが、機種の選択の余地がないことは致命的と言えましょう。以前に比べると、一通りのバリエーションを揃えたと言うことですが、他と較べると機種の選択範囲はかなり限定的です。


PHSの利点の一つとして、電波強度(SAR値)が携帯電話より微弱であると言うことが挙げられます。そもそも、携帯電話が使っているホイップアンテナは、手に持つ事によって体がアンテナの一部を構成する(静電容量によってグランドになる)訳ですから、人体に影響がない訳はありません。


特にアンテナの至近距離にある脳に対する影響が問題視されますが、タバコの煙の影響を実証するのでさえ、つまり目に見える煙でさえ、数十年の論議が必要であった事を考えると、当分結論が出ることはなさそうです。


体に悪影響があるとは思いながら、大したことはなかろうと高をくくるしかありません。実は、現在担当しているのも携帯電話用のLSIの設計ですので、これも何かの縁でしょう。


最近は色やデザインに凝ったものがたくさんあるようです。早速探しに行ってみましょう。(ただし対象は、1円端末のみ。←ケチ)

593.「ダイヤよりプラズマテレビ」 (2006/08/03)

Infoseekニュースに、「今どきの女性は、ダイヤモンドよりプラズマテレビの方が好きである。」と言うニュースが掲載されていました。米国の調査で、テクノロジー製品に対する男女差がなくなってきており、女性の75%は、ダイヤモンドのネックレスより、プラズマテレビを選ぶと答えたそうです。


米ケーブルテレビ会社の調査に基づく結果だそうですが、平均的に所有している電子機器の数は、男性6.9個に対して女性は6.6個とほぼ同数に並び、約半数の女性が、パソコンのトラブルを自分で解決していると答えたそうです。


正に男性の助けは要らないと言うことなのでしょうが、確かに駅の喫煙コーナーでタバコを燻らす女性の群を見るにつけ、男子と女性の差はなくなりつつあることを実感いたします。


ダイヤモンドよりプラズマテレビというのは、ダイヤモンドにもう興味がなくなったという事ではなく、「既にダイヤはいくつも持っているのでもう要らない。」と言うことかも知れません。


それだけでは宝飾より電子機器の方が好きだとは言い切れないと思いますが、少なくとも以前は全く興味がなかった電子機器が、欲しい物のリストに上がってきたことは確かなのでしょう。


さらに同じ調査では、56%の女性がフロリダ旅行よりプラズマテレビを望み、86%がブランドの靴よりデジタル・ビデオカメラが欲しいと答えたそうです。


これまで、女性は一般的に電子機器には興味を示さず、もっぱらファッションにこだわりを持っていると思われていました。しかし、ファッションにかけてきたお金を、電子機器に投じるようになってきているとすれば、これまでの商品開発の考え方を、変えていかなければならない時期に来ているのかも知れません。


確かにプラズマテレビや液晶テレビを買う時に、最も発言力があるのは主婦であるとも言われています。女性をターゲットにした商品戦略が、ますます重要になっていく事でしょう。


それでは、女性専用パームの構想でも練ってみますか? (今さら遅すぎるか!)

591.インドと同じぐらい暑い日本 (2006/07/15)

暑い日が続いておりますが、皆さんは如何お過ごしでしょうか? 久々のサイトの更新でございますが、まだ細々とサイトの方はいじっておりますので、お忘れなきようお願い申し上げます。


しかし暑いですねぇ。外回りをしなければならないときにはぐっしょりと汗まみれになっております。しかも最近の若者と来たら(年寄り言葉)、男性もパンツを見せパンにしているのですね。しかしまだ女性の見せパンなら我慢しますよ。この暑い日中に、電車の中で男性のパンツを見せられると言うのは、むさ苦しい、暑苦しい、気持ち悪苦しい、、、


仕事は相変わらずインド人と一緒にあくせくあくせく。「日本の夏は暑いでしょう?」と聞くと、「インドと余り変わらないかなぁ」とさ。「何だ、日本はそれ程暑くないんだ」と思って安心するも、「インドと同じって事は、かなり暑いんだな!」と逆に感心しているのでした。インドで一番暑いのは4月と5月だそうで、雨期にはいるとそれ程暑くはないそうです。


このインド人は、もう既に日本に来て1ヶ月以上経っており、今年の大阪地方は梅雨としては余り雨が多い方ではないためか、このインド人の日本の雨期はインドに較べると余り雨が降らないと言う感想を持ったようです。


また、日本の遠くの山の景色がいつも霞んで見えることが不思議なようで、いったいどのような現象なのかと聞かれてみても、埃かスモッグなのかなあと。確かに今年は春ごろからずっと遠くの景色が霞んでいることが多いと思うわけです。


まあ、インド人と毎日のように会話していると、一通りの話題は片が付いてしまっているので、海外のニュースなどについて話す機会が多くなります。そこで先日のインド列車テロのニュースに話題を振ってみると、さほど驚いていない様子です。


余り英語で聞いても理解できていないからかも知れませんが、タリバンは聞き覚えがあっても、その他多くのテロ組織がインドやスリランカ、アフガニスタンに点在しているようで、それぞれの勢力や動向について説明してくれるのですが、あまりの複雑さにほとんど記憶に残っておりません。


このインド人は、ほとんど海外旅行などはしないと言いながら、東京に出張に行ったついでに、はとバスに乗ったり東京ディズニーシーに行ったかと思うと、大阪はユニバーサルスタジオ海遊館、はたまた広島の原爆記念館宮島に行ったりと、かなりの行動派のようです。


そろそろプロジェクトの区切りがつくと見ると、日本の電子ガジェットを物色し始め、またインドの家族にフードプロセッサーを買うなどと、日本をかなり堪能しているご様子。インド人の仕事におけるバイタリティーもかなりのものですが、トラベラーとしてもかなりがんばっているようです。


まあ確かに私がUSに出張で行った時も、同じようにやれ観光だやれアウトレットだと慌ただしく動き回って、アメリカ人にいつも感心されていたものでした。


さて,この週末は3連休です。また私が行ったことのないところへ出かけている事でしょう。来週もまた話題を提供してもらいましょう。(自分で話題を作れないのが少し悔しい。)

590.嗚呼パワーポイントは明日も行く! (2006/07/02)

相変わらず、右往左往しております。サイトの更新もなかなか思うようにいかず、とりあえず更新の少なさがバレてしまう月ごとのアーカイブを削除してみました。(何にも解決になっていない!)


仕事の方は相変わず、毎週のように上京しお客様にお伺いを立てているのですが、一向に進展する兆しがありません。しかも、"No Pay"ですから、お客様と言えどもいつまでも相手をしているわけには参りません。今週には何とか打開したいものです。


さて、思いノートパソコンを引きずりながら、新幹線に乗り込んでいるわけですが、結局パソコンでやっているのは、エクセルパワーポイントのドキュメント作りと、メールの読み書きだけです。


それだけならPDAで十分だと思うのですが、なんせ世間体がそれを許しません。(というか、最近ノートパソコンを開いていないと、落ち着かなくなっている人が多い!) 


最近になってこれまで以上にエクセルやパワーポイントを使うようになって、少しばかり凝ったコマンドにも慣れてきたところですが、しかも考えてみれば、エクセルやパワーポイントを最近頻繁に使うようになって思うのは、その機能は25年ぐらい前マルチプランマルチツールチャートから、ほとんど変わっていないことです。


思えば、まだ世間ではそれ程端末がビジネスシーンで普及していなかった頃、またその頃の多くの端末はホストに専用回線で接続されていた頃、ワークステーションと称してパソコン機能を追加した一台二役の端末が登場してきたのです。


その頃のパソコンの機能として追加されていたのが、当時まだベンチャー色を残していたマイクロソフトが世に放った、マルチプラン(表計算ソフト)とマルチツールチャート(チャート作成)でした。


マルチツールチャートは、今のパワーポイントそのものでありました。何とかという(調べておけよ!)データベースソフトもあったように記憶しておりますが、今で言うアクセスに相当するものに引き継がれているのでしょう。日本語ワープロはまだ黎明期で、マイクロソフトの他のツールとは、ディスケットのフォーマットが異なっていました。


今、エクセルやパワーポイントのドキュメントを毎日のように作成していると、25年前に戻ったような錯覚に陥ります。パソコンの性能は確かに格段に上がりましたが、やっていること、出来ることはあまり変わっていないと言うことに改めて気付かされます。ビジネスにおける生産性は、この25年でほとんど変わっていないと言うことでしょうか?


確かにノートパソコンは25年前にはありませんでしたし、液晶を使ったプロジェクターのありませんでした。しかし、パソコンでしこしこドキュメントを作っている姿は、ほとんど変わっていないように思えます。


明日もまた、作り上げたパワーポイントファイルを装備したノートパソコンを肩からぶら下げて、新幹線に乗り込むのでした。

589.昭和33年のラーメン屋 (2006/06/18)

世間では、サッカーのワールドカップの話題で盛り上がっているのか、既に盛り下がっているのか、よく分からないのですが、最近バタバタと忙しくしているうちにパームの電池が切れてしまっておりました。


まああと1週間ぐらいならメモリーがキープできるのいではないかと放っておいたのですが、昨日電源を入れてみると見事に真っ白になっておりました。最近はあまりパームに新しい情報を入れていなかったのでパームデスクトップからバックアップすれば復活したのですが、それはそれで少し寂しい話ではあります。


先週金曜日は横浜に出張しておりました。思ったより早く終わったので、新幹線の予約を早い時間に変更しようとしたのですが、金曜の夜と言うことで空きが全くなく、最初取っていた予約まで2時間近く時間をつぶす羽目になってしまいました。


なんせお上りさんですから、時間をつぶすにもどこに行ったら良いやら分からないので、とりあえず晩御飯でも食べようと新横浜の駅を出たのです。そこでふと思い出したのが、ラーメン博物館!


以前、新横浜の地図を見ていたときに、「こんなところにあるんだな」と気にはなっていたのです。大阪には餃子の店を集めたところがありそれなりに面白かったので、どんなところか覗いてみることにしました。


前まで行くと、ガラガラに空いているので、一時のブームは既に過ぎ去ったように見えました。この手の店は、オープン当初は大混雑、しばらくすると閑古鳥が鳴いてしまうのが常です。


実は入場料の300円にもめげていて、「もう(ブームは)終わっている、入るのはやめておこうか」と思って帰ろうとした矢先、次から次へと駐車場から来たお客さんが入って行くではありませんか。


しかも、子ども連れのファミリーや会社帰りのグループなど、いたって健全な客層です。(自分が怪しい客層である事は棚に上げておきましょう。) ここで入っておかなければ一生後悔するかも知れません。


中にはいると上の階に上がるものとばかり思っていたのですが、階段を下がって行くとは! 逆回転する掛け時計が、遊園地のおどろおどろしたアトラクションの雰囲気を盛り上げてくれます。


昭和33年を想定した雰囲気作りの徹底した取り組みには、さすがに参りました。


昭和30年代と言えば、まだ日本が高度成長をする前の貧しかった頃です。狭い路地の雰囲気にはかなり感動いたしました。昔は至る所にこのような路地があったものです。


個人的には入場料300円の価値は十分にありました。駄菓子屋に、ほおかむりをしたおばさんが店番をしているのは雰囲気にピッタリで良いのですが、女子学生の制服を着た店員は、少し違う趣味ではないかと怖さを感じました。


肝心のラーメンは、豚骨で麺が細いと言うことで、「ふくちゃん」に決定。店の中までは昭和30年代ではありませんが、日本中のラーメンを食べ歩くことが出来るのは楽しめます。


博多のラーメンは麺が硬いとは聞いていましたが、替え玉で柔らかめを注文したら、確かに柔らかい麺は合わないと感じました。また、最初は塩辛すぎると思ったスープが、替え玉を入れることで薄まって辛さ的にはちょうど良くなったのですが、今度はパンチに欠け締まりがなくなったように思いました。ラーメンのお味は、なかなか微妙で奥が深いものだと妙に納得いたしました。


帰りに係りの人に聞いてみると、民家や店舗の建具などはすべて実物ではなく、古く見えるように作ったものだとのこと。一部電話機などの備品は本物だそうですが、偽物であれだけのリアリティーある30年代を再現しているというのは驚きでした。ずっと過去に引き戻されたような、不思議な体験でありました。


出張帰りのささやかな楽しみのひとときを、過ごすことが出来ました。