674.単身赴任もまた楽し (2008/08/19)

物は考えようとはよく言ったもので、いやいややっていると単身赴任はつらいものですが、楽しみを見つけようとするとそれなりに楽しめるものです。前回の更新から1カ月以上たってしまいましたが、その間かなり生活が変化しました。


本来、人が集まるところが好きなほうですから、東京は私のようなおのぼりさんには絶好の場所。ここ1ヶ月間で家族が夏休みに遊びに来たこともあり、一通りの東京見物をいたしました。


普段の生活は、横浜の北部に収まっておりますが、週に2日ほどは品川近辺に出没します。港北ニュータウンの賃貸から1時間以内で通えるため、京都に通っていた時よりも通勤は便利になりました。


8月1日にはインターネットが開通。マンションに引かれた100MBitsの光ファイバーを全住戸で共有するため実質20Mb程度の回線速度ですが、自宅のADSLよりはかなり速くなりました。これで月2千円ですから安いのではないでしょうか。


さすがに1カ月を過ぎると生活に必要なものが揃ってきましたので、サイトの更新をする余裕も出てきました。幸いなことに仕事の方はそれほど忙しい時期ではありません。


通勤時間も短くなって家族と費やす時間もありませんから、平日の帰ってからと土曜、日曜の時間の長いことったら長いこと。何か有効に時間を使うことを考えなければなりません。


そこで、しばらく前から始めていたCMSであるTYPO3の勉強を再開し、ついに同窓会サイトをさくらのブログからTYPO3に移転いたしました。(といってもこのサイトには何も関係ありませんが。)


使いやすくなったTYPO3 V4.2がリリースされたということで、試しに仕事で使う情報を管理するのにPCにインストールして使っていたのですが、これがなかなか良い!


ApacheとMySQLがインストールパッケージに含まれていて、TYPO3と一緒にPCにインストールされます。WEBサーバーであるApacheとDBサーバーであるMySQLが、ノートパソコン上で軽快に動作するのは感動ものです。


一通り機能を試してみた頃、さくらインターネットからレンタルサーバーのPHPのバージョンアップが近々あるとの知らせが届きました。


そこでバージョンが上がるのを待って、レンタルサーバーにもTYPO3 V4.2をインストールしてみたのですが、標準のインストール以外一切手を加えずに完全に動作する環境ができました。


TYPO3がバージョン3の時にも試したことがあるのですが、その時には苦労したDirectorのACL設定が、さくらインターネットがPHP5にバージョンアップしたときに設定に変更があったのか、TYPO3のサイトに書かれている標準のInstall手順のままで問題なく動作しました。


CMSの場合は、いろいろなサイトを構築できるようにあとから機能を追加できるようになっていますが、ログイン画面や掲示板、メールフォームに検索ページなど、とりあえず同窓会サイトとして必要な機能を組み込むことができました。


まだ、自由にテンプレートを変更したりメニューの構成をアレンジしたりできないのでまだまだ勉強が必要ですが、そのうちにこのサイトにもTYPO3を採用してみたいと思っております。


せっかく単身赴任で自分の自由になる時間が増えるのですから、単身赴任を楽しみながら、何か身に付くことを試してみたいと思います。

673.単身赴任 (2008/07/07)

まあこれもサラリーマンの宿命なのでしょう。人生ゲームにはいろいろな試練が待ち構えているわけですが、「1回休み」や「逆戻り」、果ては「振り出しに戻る」と同じように、「単身赴任」を一度は経験してみるのも良いかもしれません。


普段経験できないことを、わざわざ高いお金を出して行くのが旅行ですから、単身赴任も旅行と考えれば楽しかろうと思うのですが、そもそも自分の好きで行く旅行と、半ば強制的に行かされる単身赴任ではモチベーションが違い過ぎる訳です。


それはそれとして、何らかの新しい楽しみでも見つけることができないかと、かなり無理して前向きに臨もうとしております。


ここ2・3か月ほど、アパート探しや荷物の整理などをしておりましたが、ついに今日限りで勤務地を移動することになりました。今のオフィスはまだ移転してから1年しか経っていませんでしたが、結構気に入っていたので少し残念ではあります。


今度の職場は少し外回りが増えると思われますので、いろいろな所に出向いて行って、土地勘を少しずつ養っていきたいと思っております。


電気・ガス・水道は当然として、電話やインターネット、ケーブルテレビなど、20年ほど前に独身で一人で住んでいた時に比べると、いろいろと準備することが増えているので落ち着くのに時間がかかりそうです。


今は携帯電話の家族間無料通話によって、必要とあらばいくらでも電話でコミュニケーションがとれます。しかし、タダだからと言ってあまり頻繁に電話をかけると煩がられてしまって、かえって疎外感味わうことになりかねません。気をつけなければ、、、


さて、単身赴任で変わったことと言えば、仕事用のPalmDeskTopに、プライベートデータを別ユーザーとしてコピーしたことでしょうか。実はこれは、新しくパームデバイスを手に入れるための準備に他ならないのです。


いろいろスケジュール管理のデバイスを検討していたのですが、やはりPalmに落ち着きそうです。その為に、まずPalmDeskTopのデータを整理しておこうということなのですが、さて、どうなりますやら。


今日オフィスの引っ越しをして、明日は家の引っ越しです。しかし、よりによってこんなに暑い時に引っ越しをすることになるなんて、運が良いのか悪いのか? (悪いに決まっとるやろ!)

659.PSPを買ってしまった (2008/03/24)

このタイトルには、実は買いたくなかったという気持ちが込められております。出来れば買わせたくなかったと思う中学生の子を持つ親の立場からの、愚痴を書き並べてみたいと思います。


これまでにも、さんざん買ってきたのですよ。ちょうどゲーム機が進化するのと同時に子供も進化しましたから。


うまい具合にゲーム機のテクノロジー・マッピングを作製するが如く、ファミコン64ゲームキューブWiiと、体の成長とゲーム機の進化が一致した世代だったわけです。


ハンディー機に関しても、ゲームボーイの初期モデルは何とかパスしましたが、ゲームボーイ・アドバンスからしっかり引っ掛かり、ニンテンドーDSは見事にポケパークのスペシャルバージョンを買わされたわけです。任天堂のマーケティングに、まんまとはめられてしまいました。


しかし、テクノロジーの進化は以前よりは鈍化しつつありますから、次世代の機種が出るまではしばらくは安泰と考えておりました。浅はかでした。


大体、任天堂のゲーム機は、子供向きか年配向きか両極端に偏りすぎです。何を隠そう、すでに80歳に近い母が、最近になってニンテンドーDSを買ったと言うではないですか! 


どうも漢字の練習をして、漢字検定を受けようとしているらしいのです。任天堂も老齢化する日本の人口構成をしっかり捉えているではないかと、感心する次第であります。


しかし、中学生の間では、ニンテンドーDSは家計簿か勉強ソフトのイメージが出来上がっているらしく、すでにゲーム機としてのオーラを感じなくなっている模様。


そういえば、最近のニンテンドーのゲーム機のTVコマーシャルには、家族全員で揃って遊べるゲーム機という設定が多くなっているようです。


以前は、ゲーム機は子供の遊び道具、つまり「おもちゃ」だったのですが、新しいユーザーを開拓するために、家族団欒で使うものとして再定義し、インターネットとテレビ放送を融合させたファミリー・エンターテインメント・ツールとしての地位を得ようとしているのでしょう。


一方のソニーは、ゲーム(遊び)としてのエンターテインメント性を徹底的に追及する構えに見えます。中学生がニンテンドーのゲーム機とは違った興味を持つのは仕方がないことでしょう。


進化したゲーム機は、WiFiやインターネットを駆使した機能が盛り込まれていますから、新しい世代にはこれらのテクノロジーを使いこなすことが、必須のスキルなのかも知れません。


さて、PSPで一通り遊んだ後は、今度はPS3が欲しいと言うに決まっています。ボチボチPS3の欠点探しを始めましょうか。(いつまでもケチなオヤジ!)

658.エクスプレス予約 (2008/03/10)

最近、東京に出張するときの新幹線の予約には、「エクスプレス予約」を利用するようになりました。以前は任意のクレジットカードを使った予約サービスを使っていたのですが、それが廃止になったのを機に移行することにしたのです。


ただでさえ増殖し続けるクレジットカードを作ることは避けたかったのですが、インターネットで新幹線の予約ができるのは便利ですし、直前に予約を携帯電話から変更出来るのは魅力です。


さらに、指定席料金が割引されて通常の自由席の料金より安いとあれば、毎週のように東京まで往復する状況では採用しない訳には参りません。


さらに、3日前までの特定列車の予約では割引額が増えますので、出張が予想されるときには早い目に予約を入れておきます。3日前に予約して東京―大阪では片道あたり2000円ぐらい安くなります。


座席のリクエストができるので、暇があるときはできるだけ後ろの車両の座席を選ぶのですが、これにあまり凝りだすとなかなか席が決まらないので、適当に妥協することが必要です。


やはり後方の車両の方から予約が埋まっていくみたいで、少しでも安全な位置を確保したい気持ちは誰しも同じなのでしょう。


ただ、かなり以前にどこかで読んだ雑誌には、新幹線が走行中に先頭車両が衝突などを起こした場合には、16両すべての乗客が即死すると書かれていました。


確かに、在来線でも3両目まで大破した例がありますから、新幹線の場合運動エネルギーだけを考えたら、16両全部が悲惨な状況になることがあるかも知れません。


夜窓から眺める風景は、在来線のように流れていくといった感じではなくすっ飛んで行きますから、同様に方向性を失った新幹線がすっ飛んで行くのは当然といえば当然です。


東京からの帰りに、トンネルに入った途端に激しく揺れる時など、飛行機に乗ったのと同じような不安を感じることがあります。ですから、無事新大阪駅に着いた時には、地に足がついた安堵感があります。


ところで、最近キャスター付きのバッグをよく見かけます。空港などの広いところなら良いのですが、新幹線の駅のように多くの人がひと固まりになって歩いているところでは、バッグの存在に気づかずにつまづくことが多々あります。


新幹線から降りて地に足がついたと安堵感に浸っていると、思わず足元をすくわれるかもしれません。(すでにかなり経験しているらしい、、、)

655.広辞苑第6版 (2008/01/20)

最近本屋の店先では、広辞苑第6版が発行されたのを受けて、特別のワゴンを仕立てたり、広辞苑製作現場をルポしたビデオを流したりしています。


重量2.5Kg、3000ページにも及ぶその装丁は、その価値を十分に秘めた威厳に満ちています。


とある中規模の本屋の店先で、そのプロモーションビデオを最初から最後まで拝見致しましたが(相変わらず暇人!)、編集から製本まで、何処を取っても吟味されたもので、日本語を如何に大切にしてきたかを物語っています。


第6版は10年ぶりの改訂となり、追加された新語は1万語。その中には「IP電話」「うざい」など、正に今の日本の文化を反映した言葉が並びます。


さて、その広辞苑第6版に誤った記述があったと言う記事が、神戸新聞のインターネット版に掲載されています。


「広辞苑 誤記見落とし半世紀 芦屋の解説、実は須磨」と題して、広辞苑の「芦屋」の解説ページに、本来は「須磨」として記載されるべき内容が、1955年の初版から訂正されないまま掲載され続けていると書かれています。


平安時代の歌人、在原行平にまつわる話を、その弟である在原業平を混同しているとしています。確かに、芦屋市には「業平町」という地名がありますし、国道2号線の芦屋川にかかる橋の名前は「業平橋」です。


しかし、これまで吟味され改訂が繰り返されてきた広辞苑に、これほど明らかな誤記が残されていると言うことに驚きます。


すでに初版の執筆者は判らないそうですが、広辞苑でさえもこのような誤りがあるのですから、私の昨日のミスは許すべきだぞ、私の上司! (長い言い訳ですな!)