659.PSPを買ってしまった (2008/03/24)

このタイトルには、実は買いたくなかったという気持ちが込められております。出来れば買わせたくなかったと思う中学生の子を持つ親の立場からの、愚痴を書き並べてみたいと思います。


これまでにも、さんざん買ってきたのですよ。ちょうどゲーム機が進化するのと同時に子供も進化しましたから。


うまい具合にゲーム機のテクノロジー・マッピングを作製するが如く、ファミコン64ゲームキューブWiiと、体の成長とゲーム機の進化が一致した世代だったわけです。


ハンディー機に関しても、ゲームボーイの初期モデルは何とかパスしましたが、ゲームボーイ・アドバンスからしっかり引っ掛かり、ニンテンドーDSは見事にポケパークのスペシャルバージョンを買わされたわけです。任天堂のマーケティングに、まんまとはめられてしまいました。


しかし、テクノロジーの進化は以前よりは鈍化しつつありますから、次世代の機種が出るまではしばらくは安泰と考えておりました。浅はかでした。


大体、任天堂のゲーム機は、子供向きか年配向きか両極端に偏りすぎです。何を隠そう、すでに80歳に近い母が、最近になってニンテンドーDSを買ったと言うではないですか! 


どうも漢字の練習をして、漢字検定を受けようとしているらしいのです。任天堂も老齢化する日本の人口構成をしっかり捉えているではないかと、感心する次第であります。


しかし、中学生の間では、ニンテンドーDSは家計簿か勉強ソフトのイメージが出来上がっているらしく、すでにゲーム機としてのオーラを感じなくなっている模様。


そういえば、最近のニンテンドーのゲーム機のTVコマーシャルには、家族全員で揃って遊べるゲーム機という設定が多くなっているようです。


以前は、ゲーム機は子供の遊び道具、つまり「おもちゃ」だったのですが、新しいユーザーを開拓するために、家族団欒で使うものとして再定義し、インターネットとテレビ放送を融合させたファミリー・エンターテインメント・ツールとしての地位を得ようとしているのでしょう。


一方のソニーは、ゲーム(遊び)としてのエンターテインメント性を徹底的に追及する構えに見えます。中学生がニンテンドーのゲーム機とは違った興味を持つのは仕方がないことでしょう。


進化したゲーム機は、WiFiやインターネットを駆使した機能が盛り込まれていますから、新しい世代にはこれらのテクノロジーを使いこなすことが、必須のスキルなのかも知れません。


さて、PSPで一通り遊んだ後は、今度はPS3が欲しいと言うに決まっています。ボチボチPS3の欠点探しを始めましょうか。(いつまでもケチなオヤジ!)