330.カード型特殊顕微鏡 (2004/04/09)

陣来霧さん「ぼそっ。」で、なにやら怪しい通販の商品が紹介されています。あえてここにリンクを載せるのは避けましたが、興味のある方は陣来霧さんのサイトからご覧ください。


わざわざ取り上げるほどの商品ではないとは思いますが、こちらに振って頂いたようですので、少し反応してみたいと思います。


カード型特殊顕微鏡とはいささか大げさな感じがしますが、要するに変わったレンズを付けた厚紙と言ったものでしょうか。500倍1000倍に拡大することができる顕微鏡として使えるそうです。手軽に使えるため、必要な時に即座に取り出すことができるのが特徴のようです。


さて、観察する対象はお好みでと言うことですが、手軽に使える500倍の顕微鏡と言うことで、「生きた精子が泳ぐ様」を観察することができるそうです。つまり、精子の元気さを知ることができるそうです。


もちろん、これ以外にも観察することはできるのでしょうが、子どもの理科の付録にしかならない物を、敢えて用途を絞って大人のジョークとして売り込もうとしているようです。


陣来霧さんが、トライアルレポートを掲載されなかったのは、サイトの品位を保つばかりでなく、正しい判断だったと思います。もしレポートで、「元気でした!」と言われても、「それはおめでとうございます!」と言うのも変ですし、あるいは「元気がありませんでした」では、「それはお気の毒に」ぐらいしか返す言葉がありません。


さて、大人のジョークとしての用途もあるかもしれませんが、不妊でお悩みの夫婦には、「精子が元気に泳いでいるか?」が気になる場合があります。どのような条件で元気になるかが判り、意識的にその条件を作り出すことができるならば、成功率を高めることができるかもしhれません。


このような用途を考えた場合、通信販売より不妊治療を専門に行っている産婦人科の窓口で販売した方が、案外大量に売れるかもしれません。


受精妊娠と言うプロセスは繊細です。現代の様々なストレスにさらされた環境では、なかなか子どもに恵まれない夫婦が多いのも事実です。このジョークのような顕微鏡が、意外と役に立つかもしれません。


ところで、もし知り合いに不妊でお悩みの夫婦がいらっしゃって、そのお宅に遊びに行く機会があっても、決して冷蔵庫を勝手に開けてはいけません!試験管に入った精子のサンプルが並んでいる可能性がありますから。

329.回転ドア休止中 (2004/04/04)

六本木ヒルズの事故により、全国的に自動回転ドアが休止しています。そう言えば大阪の梅田界隈でも、意外と多くの自動回転ドアがあるようです。今は警備員が横に立ち、使用を止めた自動回転ドアの横の狭いドアを、通行人がすり抜けていきます。


回転ドアと言えば一番古くに思い出すのは、大阪万博アメリカ館でした。内部の気圧を高めたドーム構造から空気が逃げるのを防ぐ為、かなり気密性の高いドアでした。ドアを通過する時、気圧が急激に変化するため、耳が痛くなったのを覚えています。高気密性が要求される場合は、回転式ドアはなくてはならない物のようです。


回転式のドアはUSにも以前から多くあります。ホテルの入り口にこれがあると、ごろごろ引っ張るトランクを持って入ってしまうと、立ち往生する事がしばしばあります。大きな荷物があるときは、できるだけ横の通常のドアを使うのが無難なようです。


手で押すタイプの回転ドアは結構重いことが多く、同時にドアを押している人の体力によっては、かなりの重さを感じることがあります。逆に力一杯押す人がいると、はじけ飛ばされてしまいます。自動回転ドアは、このような欠点を補うために増えてきたのでしょう。


回転ドアの難しさは回転速度もさることながら、ドアから出てくる人と入っていく人が速やかにそれぞれの行くべき場所に移動しなければならないところです。極端な例で言えば、ある人がドアから出るべきなのにそのまま回り続けるようなことをすると、秩序が乱れてしまい危険です。


これは、エスカレータースキー場のリフトなどと似ています。スキー場のリフトは初心者には難しい物です。ただでさえ歩行に苦労するスキーを引きずっているのですから、リフトに乗る前にばったり倒れてしまう事は、珍しいことではありません。必ず係員が側にいて、非常時は運転を緊急停止させるようにしています。


またエスカレーターも以前は子どもの事故が多く、係りの人が必ず側に立っていたものです。今でも、混雑しているとき、エスカレーターを降りた人が速やかに進めない場合、後からどんどん人が溢れてきて危険を感じることがあります。利用者が危険に対する認識を持っていることが必要になります。


さすがに最近では、エスカレーターに乗るときに、躊躇してタイミングを計って乗っている人を見ることはなくなりましたが、自動回転ドアの場合は、飛び込むタイミングを計っているいる人も多いのではないでしょうか?


今回の事故ではドアの自重が重いため、緊急停止してもドアが完全に静止するまでに時間がかかった事が指摘されています。しかし、自動回転ドアを瞬時に止めると、逆に頭をぶつけたりする危険性もありますから、ただ止めればよいと言う訳ではありません。


瞬時に止めることが困難ならば、挟み込んでしまう可能性がある部分だけでも、力が加われば外れてしまう等の対策がされているべきでしょう。


自動回転ドアの利点を生かすためにも、挟まらない形状を工夫するなど、安全性を高めて安心して誰でも利用できるようにしてもらいたいものです。

328.Palm Day Osakaに学ぶこと (2004/03/25)

衝撃の体験レポートとでも言うのでしょうか?妙に生々しい報告がちん様から発表されています。


その中で、あのちん様に「あこがれ」とまで言っていただいたのは、誠にもって恐縮するほどうれしいことなのではありますが、微妙やら肛門やら括約筋辺りに登場した関係上、何となく私が座薬になってしまったような錯覚に陥っております。それはそれで面白いかもしれません。


さて、大阪で初めて開催されたパーム・ユーザーの集いも大成功に終わったわけですが、皆さんのレポートを読ませていただくと、これまで東京で開催されたオフ会とは違ったところがあったようです。


例えば、オフ会に私も含めて初参加の人が多かったと言うことがあります。半分近くの人が初めての参加という事ですから、パームユーザーの輪を広げる事にPalm Day Osakaが大きく貢献した事になるでしょう。


大阪で初開催であったことで、これまでオフ会に行きづらかった人が参加できたことや、会場でTH55の所有者が多かった事から、新しくパームを使い始めた人が多いと言うことがあるのかもしれません。


また、会場にたくさんのお子様方が来られていたことも珍しいことのようです。Zireをじゃんけんで獲得されたので特に目立ってしまいましたが、小学生がパームを使いこなすようになれば、パームユーザーとして今後どんどんオフ会に子どもが進出することもあり得るでしょう。


以前、「66.パームプロモーションビデオ企画(番外編)3: 小学生編」でも書きましたが、今の小学生にはパームのようなハンディ電子機器を使いこなす素養が身に付いています。ゲーム機としてのパームからPIMとしての利用に発展させて行けば、自然とパームの世界に入っていけるのではないでしょうか?


「69.プロモーションビデオ企画(番外編): あとがき」に書いたように、クリエのパッケージとして"My
First CLIE"シリーズを新入学シーズンに売り込むというのも、そろそろトライしてみても良いのではないでしょうか、ソニーさん?


また近い将来、このようなオフ会に中学生や高校生のユーザーが、新作ソフトの紹介に現れても不思議ではありません。


よく子どもは大人の真似をしたがります。幼稚園ぐらいになれば、携帯電話のおもちゃを欲しがるでしょう。ではなぜ携帯電話は欲しがるのに、パームを欲しがらないのでしょうか?おそらくそれは、子どもの周りでパームを使っている大人がほとんどいないからではないでしょうか?


子どもたちがパームを使うようになるためには、子どもがよく見る大人たちがパームを使う必要があるのです。例えば、小学校の先生がパームを使いこなしていれば、子どもたちはその凛々しい姿に、きっと真似をしたくなるでしょう。


いつか特集を組んで、小学校の先生方にパームを普及させる方法を考えてみたいと思います。


話しを戻しますが、それにしてもちん様にPalm Dayの会場でご挨拶したとき、予想以上にクールニヒルな感じを受けたのですが、その理由が分かりました。


よく、奥歯がはさまったような口ぶり」と言いますが、肛門座薬がはさまったような口ぶり」ニヒル格好いいと知ったからには、真似をしたくなる人も多いのではないでしょうか?(ん、いない?)

327.Palm Day Osakaから帰って来て (2004/03/22)

いや、とっくの昔に帰っていますが、出遅れのレポートをそれらしく見せるために、今帰ってきたふりをしています。


各サイトで既に多くのレポートが発表されてますので、今更取り立ててご報告することもございませんので、全く個人的な感想文を書かせていただきます。


とにもかくにも、哲太郎さん瓜生さんをはじめスタッフの皆様の、ご尽力に感謝いたします。成功に導くために、数多くの打ち合わせメールのやり取りがあったのは当然でしょうが、形として残っていないような試行錯誤企画アイディアの創出と言った部分にも、多くの時間と労力を惜しみなく費やされた結果が、多くの参加者に満足された結果に結びついたのだと思います。どうもお疲れさまでした。


1次会の大半は、前方で力のこもったデモが続いている中、後ろのテーブルで私と同じく初オフ会参加のやまちゃんさんと、熱のこもった議論を致しておりました。途中、喫煙休憩に来られた瓜生さんとマサ村上さんにお声を掛けさせていただき、失礼を致しました。


また、ちんさんには早々にご挨拶に参りました。エアーボンチの声の感じから吉田拓郎をイメージしていたのですが、もっと垢抜けておられました。繊細さとインテリさが手塚治虫氏に近いものを感じました。


やまちゃんさんと名刺交換したのですが、m100からの送信に失敗しめげてしまい、1次会ではその後名刺交換はしませんでしたが、エレベーターの前でぼっちさんと交換をさせていただき、ありがとうございました。


2次会は、やまちゃんさん、とらじろうさんはせがわ(あ)さんとテーブルを囲み、いろいろと話しをさせていただきました。みなさんなかなか味わいのあるすばらしいお話をされるので、いちいち聞き入ってしまうのでした。


Upupさんには、かなり年齢的なことを追求されてしまいました。どうも私の文章に若さを感じられないそうです。(そりゃ若くないから仕方ありませんが、、、) まあ、同世代と言うことでこれからもよろしくお願いします。


気がつくと、いくつものクレードルをテーブルに並べてデモを始めている、SANAIさんが横におられました。なんだか「これはPDFだから、ハードウェアではなくソフトウェアなんだ!」、とかおっしゃってました。体の中を酒が回りながら、体はテーブルを回っておられる様子でした。


結局2次会でお暇させていただきましたが、ふふふさんにもご挨拶をと思っていたのですが、2次会には来られなかったそうで残念です。次回のオフ会の課題とさせていただきます。


それでは、このようなすばらしい出会いの機会を提供していただいたスタッフの方々にもう一度感謝し、さらなるパーム・コミュニティーの発展に乾杯!!(まだ飲んでいるのか?)

326.パームと宇宙大作戦 (2004/03/17)


宇宙-それは人類に残された最後の開拓地である。


そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。


これは、人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った


宇宙船U.S.S.エンタープライズ号の驚異に満ちた物語である。


(宇宙大作戦 ナレーションより)



パルマガ機長さんが、「宇宙大作戦の影響」と題して2つの記事を紹介しておられます。23世紀の未来を描いたSF番組に登場するいくつかの機器が、既に現実のものとなっていると説明しています。


「宇宙大作戦」と言うのは、テレビ・映画でシリーズ化された宇宙をテーマにした冒険物語です。映画でも「スタートレック」シリーズとして、続編が次々と製作されました。私がテレビで見ていたのは深夜に再放送をしていた頃で、もう30年近く前になりますが、今でも印象に残っている放送は内容まで覚えています。


今、私達の身の回りには、携帯電話平面テレビ、あるいはDVD等のメディア等が溢れています。これらは、宇宙大作戦の中で未来的なものとして登場していたものです。23世紀の話しとして作られた未来の機器が、もう既に日常生活の中に溶け込んでいます。


パームの開発者が、宇宙大作戦に登場する機器をモチーフに、パームのユーザーインターフェースを開発したという話を聞き、なるほどと思いました。なぜなら、私が初めてパームを手にした時真っ先に思い浮かべたのが、宇宙大作戦に出てくる「コミュニケーター」だったからです。


「カークよりエンタープライズ」でお馴染みのトランシーバーですが、このアンテナ部分がパームのフリップカバーと似ているのです。また、パームを手に入れてしばらくは、娯楽系のパームウェアを探しまくったのですが、宇宙大作戦で登場する「トライコーダー」ソフトなどに興味を持ったものです。


さて、機長さんが2番目に紹介されておられるSFGateの記事の最後に、Rob Haitani氏の言葉が掲載されています。宇宙大作戦が様々な人種を同等に扱った先見性を指摘しておられます。アジア系やアフリカ系の乗組員がブリッジの要員として活躍する事は、当時としては珍しい事だったのかもしれません。


最もバルカン星人までが登場するのですから、地球人が全てアメリカ人だけで構成されているのも無理があったのかもしれません。


アジア系と言えば、宇宙船エンタープライズの中心的乗組員として、「ミスター加藤」がお馴染みですが、演じている俳優のジョージ・タケイ氏が、USのテレビ番組のインタビューに出ているのを見たことがあります。


彼はまだ若い頃、軽いしゃべり口調コミカルな役をやっていたそうです。高い声を出してはしゃぎ回っていたそうですが、あまり売れなかったそうです。


そこで考えを180度変えて、まず低い声にして渋い雰囲気を醸し出すようにしてみたそうです。そうするとこれが意外に受けたそうで、宇宙大作戦でのはまり役も手に入れ、ついには映画で宇宙船の船長にまで上り詰める事になるのです。


さて、ここまででお解りのように、私は少なからず宇宙大作戦のファンである訳ですが、実は当サイトの名前は、開設当初は"PalmTrotter"ではなく、"PalmTrek"だったのです。ところが、この名前で既にチェコの方がサイトを持っておられたので、2週間ほどで今の名前に変更したという経緯があります。


パームと宇宙大作戦は、切っても切れない関係にあると言うことを、再認識した次第です。