630.Wii購入大作戦1: 始めは買うつもりではなかった (2007/04/04)

新型ゲーム機の2006年度の集計が発表されていますが、WiiがPS3をかなりの数を上回って販売を伸ばしているそうです。これまでもライバルとしてしのぎを削ってきましたから、これだけで優劣が決定するわけではありませんが、序盤戦は任天堂が優位に立ったと言うことでしょうか。


確かにゲーム機販売店に行くと、ソニー陣営にはまだPS2のゲームが豊富に並んでいるのに対して、任天堂のコーナーはゲームキューブ用のゲームは一掃されていて、Wiiに全面的に切り替わっている様子です。


どちらも、新作ゲームが出揃うのにはまだ時間がかかりそうですが、DS対PSPのバトルと共に、新しい世代のゲーム機による熾烈な争いが始まったようです。


不思議なのは、任天堂のDSもいまだに在庫切れが続いていることです。また、いつ行ってもWiiが店頭に並んでいるのを見かけたことがありません。いつもさびしく「次回入荷は未定です」と書かれた札がぶら下がっているだけです。


作る端から売れていくのはうらやましい限りですが、買う気になっているものにとっては、いつも在庫がないとなおさら欲しくなってくるものです。いったんブームに火がつくとみんなが買い求めますから、あっという間に市場から製品が姿を消します。


別にゲームに凝っているわけではないのですが、子どもがいるといつの間にかゲーム機が増えてしまい、知らぬ間に任天堂のスーパーファミコン以外の全機種が揃ってしまいました。


実は昨年末、Wiiが発売されたときは、別に気にもしていなかったのです。「コントローラーがテレビ画面をカチ割った」ニュースで聞いても、何をそれほど熱中するものかと冷静でいられたのです。


しかし、「どうも今度のコントローラーは今までと違って面白いらしい」といううわさが、あちらこちらで聞こえてくるではありませんか。子どもだけでなく、いい大人も面白いと追い討ちをかけます。


だんだんと画面をカチ割るほど熱中するコントローラーが欲しくなってきました。


そこでどうせ買うなら早いほうが良いと思い、近くにある電気量販店を覗いてみることにしました。


そのときはもう売り出してからだいぶ間が経つので、箱が山積みになっているものと思って行ったのです。しかし、まったく在庫はなく、今度いつ入ってくるかも分からないとの事。


こうなってくると何が何でも欲しくなってくるのが人情です。(単純!)


その日の購入欲を満たすために、とりあえずファックス電話機を買いました。(衝動買い!)


続いてもう一軒の量販店にも行ってみましたが、売りたくても売れない状態です。ここでやっと、Wiiを探すのが手ごわいことだと気づきます。


仕方がありません。もう一軒、近所にある最後の量販店に行ってみることにしましょう。そうこうしているうちに、そろそろ夕闇が迫ってきました。

629.「クレジットカードによる国際電話にご用心」の顛末 (2007/03/29)

昨年、「608.クレジットカードによる国際電話にご用心 (2006/10/30)」で書いておりました、マレーシアからのクレジットカードによる国際電話の請求に関する顛末を、遅ればせながら掲載させていただきます。


もう一度事情を簡単に説明させていただきますと、昨年9月クアラルンプール中央駅、並びに隣接するヒルトンホテルのロビーから日本にかけたクレジットカード国際電話の請求金額が、1通話あたり約US40ドル課金されていた件のことです。


実際に接続されていなかった場合にも同じ金額がクレジットカードに請求されていたため、国際電話会社であるBBG Comminicationsクレジットカード会社にクレームしておりました。


BBG Communicationsへメールによる苦情を2回送ったものの、数日後に来る返事には通話したとされる時間のログを貼り付けただけで、さらに文句があれば電話をするようにと促されるだけでした。


検索でUSのサイトを探してみると、苦情の電話を何回もして通話料金の半額や全額を返金させたという話もありましたが、日本人にはなかなかタフな戦いになりそうでしたので最後の手段にとっておき、利用したクレジットカード会社に相談してみました。


利用したクレジットカードは2種類。クレジット利用明細書が届いた後、そこに記載されたカスタマーサポートに電話をして不正請求ではないかと問い合わせました。


2回分、約80ドルの請求があったアメリカン・エクスプレスの対応は次のようなものでした。



  1. とりあえず請求が正当なものかどうかはっきりするまでは、今回の請求は保留とする。電話会社には請求内容が正当かどうか問い合わせるが、通常2・3ヶ月かかる。
  2. 今回の請求は既に処理が終わっているので、銀行から引き落とされる金額の修正は不可能である。
  3. そこで、銀行から引き落とされる前日までに、電話会社から請求された金額と同額を、同じ銀行口座にアメリカン・エクスプレスから振り込む。
  4. 電話会社から請求金額に対する説明が届いてから、請求が正当なものかどうか判断する。

一方、もうひとつのJCBカードには、3回分、約120ドルの請求がありましたが、こちらの対応は以下のとおり。



  1. 電話会社には、既にJCBから支払われている。そのため、今回のクレジット利用明細書の金額は、銀行から引き落とされる。
  2. まったく利用していないものに関しては不正請求ということで相手にJCBからクレームできるが、利用したのは確かでその金額に異議がある場合は、基本的にクレジットカード会社は何もできない。
  3. ただし、BBG Communicationsという会社が、高額な電話代をこれまで請求し続けてきたことは認識しているので、請求内容の確認のために問い合わせてみる。

さて結果です。確かに2ヵ月ほど経ってアメリカン・エキスプレスから、その1ヵ月ほど後にJCBから電話があり、どちらもBBG Communicationsから返答がなかったため、今回の請求に関してはどちらも取り消しということになりました。そして、既に引き落とされていたJCBからは返金を受けました。


結果的にはどちらのカード会社からも返金されたのですが、やはりアメリカン・エキスプレスの方が対応に慣れている感じがしました。電話で話したのも2回だけで、実に効率的に処理をしていただきました。


対するJCBは、請求内容を問い合わせていただくまでに4回の電話と1回のメールを必要としました。インターネットで集めた情報から、BBG Communicationsには世界中からクレームが来ている事、スイスの電話回線からは既に締め出されている事などを説明しなければなりませんでした。


インターネットを見ておりますと、VISAと提携しているカード会社の場合は、VISAからの情報により比較的スムーズに返金に応じているケースもあるようです。


海外に独自展開しているためJCBは対応が遅れ気味ですが、日本で唯一の国際クレジットカードブランドですから、一層のサービス向上を目指してもらいたいものです。


アメリカン・エキスプレスは、以前からの神通力が弱まっているように見えますが、今回のケースや海外でのクレジットカード付帯保険の利用経験から、まだまだ顧客サービスには優れたものを持っているように思いました。


さて、クレジットカード会社に締め出されてきたBBG Communicationsですが、また新たな手口を考えることでしょう。海外から国際電話をかけるときには、引き続き十分な注意を払う必要がありそうです。

628.レンタルサーバーの乗り換え (2007/03/23)

3月からこのサイトの運営の使っておりますレンタルサーバーを乗り換えております。2月から3月にかけて、DNS変更に伴いURLに接続できなかった場合がありましたら、お詫びいたします。(どうもすみませんでした。)


サーバーを乗り換えたと言っても、結局さくらインターネットライトプランからスタンダードプランに移っただけなのですが、ファイルがローカルディスクにありプランごとにサーバーの割り当てが決まっているため、すべてのファイルを移動しております。やはりサーバーの移転を行う場合、独自ドメインでサイトを運営しているとURL変更が伴わないため楽でした。


また、サーバー移転時に、最初はファイルをパソコンにFTPでいったん取り込み別のサーバーに転送していたのですが、パソコンに取り込むのに30分ぐらいかかっておりました。ところがスタンダードプランからはTelnetが使えるため、tar+gzipを利用してファイルを転送するとものの10秒ほどで終わってしまいます。やはりレンタルサーバーの機能が充実すると、いろいろ便利になってきます。


さて、XOOPSが使えるレンタルサーバーを選ぶわけですが、これまで使ってきたさくらインターネットのライトプランが年間1500円と破格に安かったため、出来るだけ費用の負担を増やさないようにするのは難しいものです。


スタンダードプランは年間5000円ですからそれでもかなり安いのですが、1500円から5000円にするほどの価値があるのかと悩むわけです。


ただ、考えてみればライトプランは300MBで年1500円、スタンダードプランは1GBで年5000円で、Byte単価は同じになります。機能が拡張されているのですからせいぜい1GBを有効利用することを後で考えることにして、慣れているさくらインターネットに落ち着くことにしました。


今回、比較検討したレンタルサーバーは、BFit, ステップサーバー、ハッスルサーバー、XREA+あたりでした。どこもMovableTypeとXOOPS対応を謳っています。


とりあえずこれらの無料お試し期間を利用して使い心地を確かめてみたのですが、微妙に希望する要求と合わなかったため見送ることにしました。


BFitは、独自ドメインごとにサーバー契約をしなければならないため、複数ドメインをまとめて扱うことができません。


ステップサーバーも同様で、年間3000円で500MBのスタンダードプランでは1つのドメインしか持ち込めず、マルチドメインに対応するためには年4800円が必要になり、さくらインターネットとの価格差がなくなってしまいます。


XREA+は、高機能でありながら低価格と言うことですが、さすがにここまでシンプルな設定画面にされるとお手上げで、私のような素人向きではなさそうでした。メーリングリストが使えない点も残念なところです。


最終的にハッスルサーバーとさくらのスタンダードプランとで迷ったのですが、最後は雰囲気でさくらインターネットになってしまいました。ハッスルサーバーもさくらインターネットの再販らしいのでサーバーの安定性などはさくらと変わりないようですが、サポートされているソフトウェアや運用面でさくらの方が使いやすく感じました。


せっかくサーバーを変えたのですから、当初の目的のXOOPSをインストールしてみました。XOOPSはいわゆるフレームワークであり、画面の各ブロックごとにモジュールと呼ばれるアプリケーションをはめ込むのですが、これがPalmパームウェアをインストールするのによく似ているのです。


XOOPSやその他のモジュールもオープンソースライセンスであるため無料で使うことができます。これからしばらくに間、どのようなモジュールがあるのか調べながら、サンプルのサイトでも作って遊んでみようと思います。(遊ぶと言っても会社でやっている仕事とあまり変わらんような気もするが。)

627.Palm DesktopとWindows カレンダー (2007/03/08)

昔からよく 「テレビ番組や雑誌で話題が下ネタに振れだすと、番組終了や廃刊が近い。」と言われます。今年に入ってからの当サイトが提供する話題は、まさに下ネタ満載で末期症状と言えるでしょう。


これではいかんと本来のテーマに戻して、Palmの話でもしてみようかと思うわけです。


もちろんPalmは今でもバリバリに使っていますとも!かばんに入れて毎日持ち運んでおりますですよ。ほらっ、あれっ電池が切れてる!


いや実は、今はどちらかと言うとスケジュール管理はPalm本体より、パソコンに入っているPalm Desktopで済ませてしまうことが多くなっているのです。


以前、「202.パーム・デスクトップはパーム・ハンドヘルドのライバル? (2003/09/23)」などという雑記を書いたことがあるのですが、Palm本体はPalm Desktopのバックアップとしての意味合いが濃くなってしまいました。まあそれだけ毎日パソコンにかじりついて生活をしていると言うことになるのでしょう。


ところで、最近雑誌に載っていたWindows Vistaの広告を見ていて、Windowsカレンダーについての説明に目が留まりました。よく読んでみると、


「なんだ、Palm Desktopと同じじゃねーか!」(いやっ「同じではなかろうか?」です。)


改めてマイクロソフトのWindows Vistaのページを探してみると、Windowsカレンダーの機能についての説明がありました。


1.個人の時間管理


個人の予定を簡単に作成することができ、予定が近づいてきたら分、時間、日単位警告を出すことができ、また定期的な予定には週ごとや月ごとに繰り返すことができるそうですが、これらはPalm Desktopの予定とほぼ同じです。


また、個人のタスクに優先度終了期限、説明を追加することができる機能は、ToDoそのものです。


2.共有カレンダー


ここで言うカレンダーの共有とは、同じパソコンを家族などで使っている場合に複数のスケジュールをひとつのカレンダーで管理することができるものです。


Palm Desktopではユーザーを選ぶことによってほぼ同等のことができると思います。複数の人のスケジュール表を並べて表示することができる機能は、その必要性があるかどうかはさておいて、Windowsカレンダーの特長かもしれません。


マイクロソフトのサイトには、共有カレンダーの利用例として、とても忙しい両親と3人の子どもがいる家庭の例を挙げています。


お互いのスケジュールを重ね合わせてスケジュールの調整が簡単にできると説明していますが、5人家族が1台のWindows Vistaパソコンを共有すること自体に無理があります。またただでさえ忙しい家族に、共有パソコンに全員がスケジュールを入れている暇があるのでしょうか?


3.カレンダー登録と公開


WindowsカレンダーはiCalendar形式によって、他のアプリケーシオンやWEBサイトと情報を共有することができるそうです。またスケジュールをWEBに公開して、特定の人だけが閲覧できるようにパスワードで保護することができると言うことです。





Windows カレンダーはWindows Vistaに組み込まれているそうですから、起動する手間はなさそうです。一昔前のグループウェアと同じ機能が簡単に使える点は便利かも知れません。


しかし、日常生活でスケジュールを管理するためには、Palmのようなモバイル機器は欠かせないと思います。そのうち携帯電話を使って、Windowsカレンダーで作成したスケジュールを利用できるようになるのでしょうか?


さて私も、Palmの電池を復活させて、Palm Desktopのバックアップを取ることにいたしましょう。(やっぱりバックアップかい?)

626.京阪神トイレランキング5: まとめ (2007/03/04)

最近、レンタルサーバーの移転作業に勤しんでおりまして、更新が途絶えておりました。(途絶えるのはいつもの事ではありますが。) やっとサーバーの方も落ち着きましたので、トイレランキングのまとめをしてみたいと思います。(まだ続けるのか?)


まとめと言っても特に結論があるわけでもありませんが、やはりトイレにまつわる話ですから、最後のキレが重要かと思うわけです。


よく会社や学校のトイレを見れば、そこの程度が見えるものだと言われます。確かに勢いのあるショッピングセンターのトイレは設備が良くメインテナンスもしっかりしていることが多いですし、その逆に場末の商店街のトイレが立派であることは稀でしょう。


大阪の伊丹空港が国内専用ターミナルになった時に、一斉にターミナルビルの改装が行われました。それまではやや雑然としていましたがきれいな店が並ぶようになり、表向きは他の新設空港と遜色がなくなりました。


しかし、トイレにはほとんど手が入らず、設備的には30年前と変わらないままでした。ターミナルビルの近代化に於いて底上げが十分でなかった一例でしょう。


関西空港も開港から13年が経とうとしていますから、すでに最新の設備というわけではなくなりました。以前はピカピカに見えたトイレも、今や国際空港としては最低レベルに近いかも知れません。☆の数で言えば3つと4つの間ぐらいでしょうか。


最近トランジットで訪れた、ソウルのインチョン空港は最新の設備を誇りますが、トイレはそれ程誉められたものではありません。勿論4つ☆並の近代的な設備は持っているのですが、石鹸が切れていたり掃除が行き届いていなかったりと、メインテナンスが十分ではないように思います。


また、クアラルンプールのKLIAも、日本人の建築士が設計したターミナルビルは立派なのですが、その割にはトイレは☆3つと4つの間ぐらいの評価でしょうか。ビルが立派できれいになればなるほど、トイレの評価を上げるのは難しくなるのかも知れません。


私が知るかなり狭い範囲での5つ☆空港トイレは、デトロイト空港です。自動洗浄、自動コック、自動ソープディスペンサーに加えて、自動ペーパータオルサーバー(と呼ぶのかどうかは知りませんが)まで装備しています。現時点での究極の設備と言えましょう。ただ、センサーの感度が高すぎて、人が立ち去った後にペーパータオルが何度も垂れ下がってくるのは、改善の余地があるところです。


トイレにペーパータオルがあるのは、高級ホテルの証でもあります。日本のホテルでも、自動ペーパータオルサーバーが近い内に登場してくるでしょう。


トイレは文化のバロメーター。快適な生活に心地よいトイレは欠かせません。トイレは、「美しい国、日本。」を創りあげていく鍵を握っていると言えるのではないでしょうか?(トイレの鍵が一番重要だということだな!(意味不明))