628.レンタルサーバーの乗り換え (2007/03/23)

3月からこのサイトの運営の使っておりますレンタルサーバーを乗り換えております。2月から3月にかけて、DNS変更に伴いURLに接続できなかった場合がありましたら、お詫びいたします。(どうもすみませんでした。)


サーバーを乗り換えたと言っても、結局さくらインターネットライトプランからスタンダードプランに移っただけなのですが、ファイルがローカルディスクにありプランごとにサーバーの割り当てが決まっているため、すべてのファイルを移動しております。やはりサーバーの移転を行う場合、独自ドメインでサイトを運営しているとURL変更が伴わないため楽でした。


また、サーバー移転時に、最初はファイルをパソコンにFTPでいったん取り込み別のサーバーに転送していたのですが、パソコンに取り込むのに30分ぐらいかかっておりました。ところがスタンダードプランからはTelnetが使えるため、tar+gzipを利用してファイルを転送するとものの10秒ほどで終わってしまいます。やはりレンタルサーバーの機能が充実すると、いろいろ便利になってきます。


さて、XOOPSが使えるレンタルサーバーを選ぶわけですが、これまで使ってきたさくらインターネットのライトプランが年間1500円と破格に安かったため、出来るだけ費用の負担を増やさないようにするのは難しいものです。


スタンダードプランは年間5000円ですからそれでもかなり安いのですが、1500円から5000円にするほどの価値があるのかと悩むわけです。


ただ、考えてみればライトプランは300MBで年1500円、スタンダードプランは1GBで年5000円で、Byte単価は同じになります。機能が拡張されているのですからせいぜい1GBを有効利用することを後で考えることにして、慣れているさくらインターネットに落ち着くことにしました。


今回、比較検討したレンタルサーバーは、BFit, ステップサーバー、ハッスルサーバー、XREA+あたりでした。どこもMovableTypeとXOOPS対応を謳っています。


とりあえずこれらの無料お試し期間を利用して使い心地を確かめてみたのですが、微妙に希望する要求と合わなかったため見送ることにしました。


BFitは、独自ドメインごとにサーバー契約をしなければならないため、複数ドメインをまとめて扱うことができません。


ステップサーバーも同様で、年間3000円で500MBのスタンダードプランでは1つのドメインしか持ち込めず、マルチドメインに対応するためには年4800円が必要になり、さくらインターネットとの価格差がなくなってしまいます。


XREA+は、高機能でありながら低価格と言うことですが、さすがにここまでシンプルな設定画面にされるとお手上げで、私のような素人向きではなさそうでした。メーリングリストが使えない点も残念なところです。


最終的にハッスルサーバーとさくらのスタンダードプランとで迷ったのですが、最後は雰囲気でさくらインターネットになってしまいました。ハッスルサーバーもさくらインターネットの再販らしいのでサーバーの安定性などはさくらと変わりないようですが、サポートされているソフトウェアや運用面でさくらの方が使いやすく感じました。


せっかくサーバーを変えたのですから、当初の目的のXOOPSをインストールしてみました。XOOPSはいわゆるフレームワークであり、画面の各ブロックごとにモジュールと呼ばれるアプリケーションをはめ込むのですが、これがPalmパームウェアをインストールするのによく似ているのです。


XOOPSやその他のモジュールもオープンソースライセンスであるため無料で使うことができます。これからしばらくに間、どのようなモジュールがあるのか調べながら、サンプルのサイトでも作って遊んでみようと思います。(遊ぶと言っても会社でやっている仕事とあまり変わらんような気もするが。)