389.ナパ・ワイナリー紀行5: ニーバム・コッポラ (2004/10/03)

観光でナパのワイナリーを訪れるとしたら、今回ご紹介するニーバム・コッポラ(Niebaum-Coppola)は外すことが出来ないでしょう。ハイウェイ29号線沿いのナパ・エリアの、ほぼ中央に位置するRutherfordにあります。


1880年代に創業したInglenookと言うワイナリーを、映画監督フランシス・コッポラが手に入れたのは1975年のことでした。その後何度か拡張を行い、歴史的建築物であるシャトーを含め現在の姿に至っています。


このワイナリーが、ナパを代表する優秀なワインを産み続けてきたことは言うまでもありませんが、観光の名所として名を馳せているのは、オーナーのフランシス・コッポラ氏の存在によるところが大きいでしょう。


言わずと知れた映画「ゴッドファーザー」の監督として、あまりにも有名です。監督本人が時折ワイナリーの庭に現れ、気軽にサインに応じている光景もよく見かけられるそうです。


1882年に建てられたシャトーの内部は歴史を感じさせる装飾が施され、建物自体が博物館のようです。ワインの試飲をするコーナーがあるショップには、ワインの他にもいろいろなものが売られていて、見て回るだけでも十分に楽しむことが出来ます。


ここで売られている商品のほとんどは、監督自ら世界中を旅行した際に気に入ったものの中から選ばれたものだそうです。ワインに関係がないものも多いのですが、ここ以外ではなかなか手に入らないものもありますから、お土産探しには良いかも知れません。


ショップの入り口近くには映画に関する展示があり、昔の映画の撮影に使われた道具が並んでいたり、映画やワインでこれまでに受賞してきたトロフィーや賞状が飾られていたりします。「ゴッドファーザー Part2」で1974年に受賞したアカデミー賞のトロフィーもその中にありました。


ここはどちらかと言うと、ワイン好きよりも映画ファンに喜ばれるワイナリーかも知れません。


ところで、シャトーの映画関係の展示の中に、フランシス・コッポラ監督の過去に手掛けた作品が紹介されているのですが、その中に聞き覚えのある作品名がありました。


"The Outsiders"!!


実は私、これに出演したことがあります。