春分の日も過ぎて3週間も経つと、日照時間が長くなってきた事を実感します。私が愛用する"Earth&Sun"によりますと、昼の長さがほとんど13時間に迫ってきています。春分の日がおよそ12時間でしたから3週間ばかりで1時間延びたことになります。
秋は「つるべ落とし」と言いますが、春分・秋分の頃が一番昼の長さの日々の変化が大きいようです。もうすっかり暑さを感じるような陽気になって参りました。
読売新聞 (Yomiuri On Line)のサイエンス欄に、「太陽は地球の周りを回っている」と題して、国立天文台の先生が小学生に行った調査の結果が掲載されています。
調査対象があまり多くないため、小学生全体に当てはまるかどうか疑問がありますが、予想以上に天文知識の欠如が見られたそうです。
例えば、「地球は太陽のまわりを回っている」と「太陽は地球のまわりを回っている」のどちらが正しいかを選ぶ問題では、41%が後者の天動説を選んだそうです。
また、別の地域の小学生に行った調査では、「月の形が毎日変わるのはなぜか?」と言う問いに対して、「地球から見て月と太陽の位置関係が変わるから」と言う正解は49%しかなかったそうです。
「月が地球のかげに入るから」が最も多い誤りだったそうですが、「いろいろな形の月があるから」と言うのもあったそうです。それはそれで直感的で面白いかもしれません。
学校の理科の時間が以前に比べて減ってきていますし、理科の授業で習って正しい答えを知っていたとしても、単に教え込まれただけの知識ではあまり意味がないかもしれません。
ただ小学生が「天動説」に傾いているのが、自分を中心に世界が回っていると思い込む、自己中心的な考え方が蔓延した結果でないことを願いたいものです。