51.消えゆく遊園地雑感 (2003/03/25)

昨日の”50.消えゆく遊園地 (2003/03/24)”で、「ハウステンボスが閉園しているように書かれていますが、営業は引き続き継続しています。」との指摘を、メールで頂きましたので、修正をさせていただきました。ご指摘ありがとうございました。


ハウステンボスは、営業を続けながら再建を目指すそうです。まだ行かれたことがない方には、是非行ってもらいたい所です。1000年掛けた街づくりという、壮大で夢のある計画で始められたテーマパークは、ディズニーの世界とは、また違った魅力があります。


実は、私は10年ぐらい前に、ハウステンボスを主な目的地とした旅行をしました。ハウステンボスは、ディズニーのようにメルヘンの世界でウキウキするといった味わいの物ではなく、落ち着きを持った街歩きを楽しむといった所だと思います。


それから、姫路セントラルパークも営業を続けていますし、宝塚ファミリーランドのホワイトタイガーも何頭かは、引き受けたと思います。宝塚ファミリーランドも、部分的に営業を続けるようですが、取りあえず来る4月7日(鉄腕アトムの誕生日)が閉園日になっています。


神戸のポートピアランドは、引継先が決まれば、継続営業される可能性もあるようです。阪神パークは、動物や乗り物も減ってきていて、住宅展示場の併設で何とか営業していましたが、ついにその役目を終える事になります。


阪神パークは、その昔レオポン(レパードとライオンの掛け合わせ)で有名で、今やレオポン館に剥製が残るのみですが、秋の大菊人形展と合わせて、地元では名所の一つだったことを、懐かしく思います。


少なくとも、残った遊園地だけでも、生き延びてもらいたい物だと思います。

50.消えゆく遊園地 (2003/03/24)

今、全国的に遊園地の経営が成り立たなくなる例が後を絶ちません。有名なところでは、最近のハウステンボスが、引き続き営業を続けながら再建を目指しています。また横浜ドリームランド、あるいは数年前になりますが香川県のレオマワールドなど、立派な設備を誇った遊園地が破綻しています。


関西に限って言えば、宝塚ファミリーランド、阪神パーク、岬遊園、ポートピアランド等々、古くからおなじみの遊園地が、軒並み閉園の運命にあります。姫路セントラルパーク営業は続けてはいますが、運営会社は倒産しています。


日経の2001年の調査によると、テーマパーク部門の売り上げで、ハウステンボスは2位、宝塚ファミリーランドは3位でした。つまりダントツ1位のディズニー以外は全滅の危機に瀕しているといっても過言ではありません。


遊園地以外では、スケートリンクなども閉鎖が相次いでいます。関西圏では、三田スケート、竜王スケート、箕面高原スケートが閉鎖されたか、今年限りで閉鎖されます。スキー場などでも、閉鎖されるところが今後増えてくるのではないでしょうか?


全ての遊園地に言えることかどうか分かりませんが、最近では新聞の無料入場券で行くことが、当たり前のようになっていましたし、冬の遊園地は全く人影がない状態ですから、いつかはこうなる運命であったのかもしれません。


USなどでは、かなり規模の大きい遊園地でも、冬場は休園しています。バージニアにあるブッシュ・ガーデン、ニューヨークにあるグレートエスケープ・ファンパーク、サンノゼにあるグレートアメリカなど、全てシーズン中のみの営業となっています。すなわち、USでも通年営業で利益が出せる遊園地は、限られていると言うことなのでしょう。


日本では、動物園を併設していたり土地が高いこともあって、冬の来園客が少ないとしても、閉鎖しておくことはできないのかもしれません。


ディズニーランドは、相変わらず好調のようですが、これは東京という巨大な都市が控えていたり、近隣の国からの訪問客があるから成り立つので、東京以外の地域では、もう少し経費のかからない、効率の高い方法が必要になってきます。


やはり昔ながらの観覧車や、単純なジェットコースターは捨てがたいとしたら、移動遊園地にするしかない様な気がします。ヨーロッパやUSでは、昔からあったようですが、全ての乗り物や屋台を、トレーラーごと運搬するそれは、日本の隅々まで移動でき、これまで遊園地に縁がなかった地方の子供たちにも、手軽に楽しむ機会を与えることができます元来移動してきたサーカスも併設して、全国を移動しながらいろいろな地域を訪問するというのはどうでしょうか?


しかし、やっぱりこれまでの遊園地がなくなってしまうのは、寂しいですね。

48.戦場でのパーム (2003/03/22)

私たちが、普段日常のたわいのないことに使っているパームOS搭載機は、戦場ではどのように使われているのだろうか?仮に個人的に持ち込まれたパーム機が、1パーセントの米兵が持っていたとしても2千台、10パーセントなら2万台になる


おそらく、彼ら兵士の持っている武器と呼ばれる物は、私たちが手に入れることのできない、いわば特殊な物のはずである。しかし、彼らも、私たちと同じパーム機を持って戦争に臨んでいるかもしれない。休憩時間に音楽を聴くためかもしれないし、小説を読むためかもしれないし、母国に残してきた、恋人への手紙を綴る為に使うかもしれない。あるいは明日の戦闘のスケジュールかもしれない。


住所録には、攻撃目標のアドレスが入っているのだろうか?TODOには、作戦名ごとの破壊目標が書かれているのか?


小型であるがゆえに、どこにでも持っていくことができる。意外と戦争にパームは欠かせない物かもしれない。GPSも無線も、パームの中に入ってしまえば、全ての補助機器はパームだけで良い。後は敵に対する戦闘道具だけ。


あまり、パームの応用を考えたくない。できれば、地図は紙で持っていってもらいたい。できれば、戦闘結果をパームで完了マークを付けないで欲しい。でも、作戦と言う名のスケジュールをこなしていく彼らのパームには、自分の命を守る為のデータが、増えて行くのであろう。一刻も早く、終結を向かえること望んでいる。

46.イラク戦争開戦に向けて (2003/03/21)

パーム系サイトで何を書いても仕方がないかもしれませんが、取りあえず思うところを書かせていただきたいと思います。


自由という言葉を使い戦争のイメージを和らげたり、空爆をいかにもゲームの画面を見ている様に見せたり、あまり悲惨な戦争と思わせない技巧が凝らされているように思います。 おそらく、米国内でテレビ報道を見ている人の中には、本当にゲームのように軽く戦争を見ている人もいるのではないでしょうか?


このような技巧的に、事実を部分的にしか見せないと言うことに対して、私はフェアでないと思いますが、確かになかなか自分に不利になる事実は、見せたくない物です。


広島の原爆記念館を訪れる、米国人は多くはないでしょうし、あれほど多くの日本人が行くハワイでも、アリゾナ・メモリアルに行く日本人は大変少ないようです。


ドイツのミュンヘン郊外のダッハウという町に、旧ドイツ軍の捕虜収容所が残っており、一般に公開されています。自国の過去の過ちを認め、もう二度と起こさないようにというドイツ人の強い意志が感じられます。


被害者としての歴史も大切ですが、それと同時に加害者としての歴史にも心を留めておきたいものです。