46.イラク戦争開戦に向けて (2003/03/21)

パーム系サイトで何を書いても仕方がないかもしれませんが、取りあえず思うところを書かせていただきたいと思います。


自由という言葉を使い戦争のイメージを和らげたり、空爆をいかにもゲームの画面を見ている様に見せたり、あまり悲惨な戦争と思わせない技巧が凝らされているように思います。 おそらく、米国内でテレビ報道を見ている人の中には、本当にゲームのように軽く戦争を見ている人もいるのではないでしょうか?


このような技巧的に、事実を部分的にしか見せないと言うことに対して、私はフェアでないと思いますが、確かになかなか自分に不利になる事実は、見せたくない物です。


広島の原爆記念館を訪れる、米国人は多くはないでしょうし、あれほど多くの日本人が行くハワイでも、アリゾナ・メモリアルに行く日本人は大変少ないようです。


ドイツのミュンヘン郊外のダッハウという町に、旧ドイツ軍の捕虜収容所が残っており、一般に公開されています。自国の過去の過ちを認め、もう二度と起こさないようにというドイツ人の強い意志が感じられます。


被害者としての歴史も大切ですが、それと同時に加害者としての歴史にも心を留めておきたいものです。