実は当サイトは、旅行系パームサイトをを目指しています。本当は、海外旅行を最低年に1-2回行って、そのレポートを含めて最新情報を掲載したいところなのですが、最近の世界情勢を考えると、それほど気安く飛行機に乗って海外旅行と言うわけにも行きません。
独身の時は、中国や韓国など地球の歩き方その物の旅行ができましたが、結婚してからはもう少し安全で楽なUSやヨーロッパになり、子供ができてからは気軽に行ける近場のビーチに行くようになって、あまり刺激のある旅行をしなくなってしまいました。
私が、インターネットを利用するようになった一番の理由は、旅行情報を体験談として知ることができるからです。旅行会社の窓口で入手できる情報は、一般的なガイドブックにあるのと同じようなものが多く、あまり役には立ちません。
個人旅行をメインに扱っている旅行会社でも、それ程情報の持ち合わせは多くはありません。例えば、ヨーロッパでレンタカーを借りてスイスやオーストリアに高速で入るとき、どのようにして高速の通行料を払うかを聞いても、経験がなく全く分からない場合がほとんどです。
ドイツで借りたレンタカーでイタリアに入れるかを聞いても同じで、レンタカー会社に聞いてくれとのこと。レンタカー会社に聞いて分かれば、苦労はしません。もっともレンタカー会社も、もう少し現地情報を持っているべきだと思いますが。
ところが、このような質問に答えてくれるインターネットの個人サイトは数多くあり、その多くは、旅行のリンクサイトから紹介されています。その情報量と質は、かなりのものです。
あるいは、ホテルの予約をするのもインターネットにかなりお世話になっています。世界中の一般的なホテルチェーンを網羅したサイトになければ、現地のローカルホテルを紹介するサイトを参照し、ヨーロッパならシャトーホテルのグループサイトを使って、ホテルと☆付きのレストランを同時に予約することもできます。
私にとって旅行を成功させるかどうかは、インターネットを使った準備段階で大方決まってしまうように思います。
さて、その旅行におけるパームの役割ですが、予約したホテルやレンタカーの情報、その他の忘備録などはもちろんですが、意外と不評の”支払いメモ”が良かったりします。走行距離などを一緒に記録できたり、複数の通貨を一気に換算したりすると、結構使えたりします。
置き換えソフトにも良いものがあるようですが、簡潔で必要最小限でコンパクトなパームのソフトウェアとして、少し見直した次第です。
24.混信するワイヤレスマイク (2003/02/25)
今朝、最寄りの駅前を歩いていると、県会議員選挙のための街頭演説をされていました。女性候補の方でワイヤレスマイクを使って、スピーカーは20m程離れた所にありました。最近よく見る光景で何も珍しくなっかたのですが、ちょうど通りかかった時に駅員の人がやって来てその演説をさえぎりました。
毎日のようにここで演説をされている人がいるので、禁止されているわけでなく、なぜさえぎったのかと不思議に思ったので、駅員さんが何と言っておられるかを聞き耳を立ててしまいました。どうも、駅のアナウンスにかぶってしまっているようです。
最近多くの駅では、ホームでのアナウンスにワイヤレスマイクを使っていますが、駅の中にも街頭演説が流れていたようです。結構大きな駅ですので、普通に考えると電波は届かないと思うのですが、見事に駅アナウンスジャックしてしまったようです。
そういえば、USでアパートメントに住んでいたとき、ワイヤレス電話のチャネルのどれを選んでも、常に誰かの会話が聞こえていたのを思い出しました。電波の利用は便利ですが、便利がゆえに多くの利用があると混信を起こしてしまいます。デジタル信号の場合は、単純に混信にはならないのでしょうが、無線LAN等の電波を使う機器を利用する時は、電波が漏洩していることを前提に、機密に関して考えなければいけないのでしょうね。
21.確定申告書作成コーナー (2003/02/23)
私は、サラリーマンなので数年に一度ぐらいで確定申告をします。今年は医療費控除の為に申告する事になりました。住宅取得控除をされる方も多いと思います。
今年は、国税庁のホームページから申請用紙が家庭のプリンターで印刷でき、そのまま郵送で提出できると言うことで早速試してみました。確定申告書の作成ページには、サーバーのメインテナンスの予告があります。何かいやな予感がします。
国税庁のページから、申告書作成のリンクへ飛んで、申告書や控除の種類を選択するあたりは、難なく進むのですが、源泉徴収票のデータ入力あたりから怪しくなってきます。
給与情報を入力した後の画面の切り替えに5分以上かかり、源泉徴収票のデータ入力後にまた5分。医療費控除を選択後、医療費金額の入力画面の切り替えに3分。医療費控除金額入力後、サーバーエラーに何度もトライするも、あげくに”リモートサーバーから切り離されました”と拒否されてしまいました。
税金返すのがいやなのかと疑ってしまいますね。どの画面にも、丁寧に税金の事に関する説明がてんこ盛りですが、ことデータを入力した後の処理が全くだめです。
そもそも、このシステムで印刷した申告書は郵送して、OCRで読みとるそうですが、そのために印刷ずれが出ないように事細かなプリンターの設定に関する説明が書かれています。今回のシステムは、そのあたりに配慮しすぎて、基本的な税金の計算をするプログラムがテストされていない感じです。システムエラーとただ表示されるだけというのは、エラー処理をやっていないと言うことです。
オンライン申請に対応しようとしたが、今年は間に合わないので、印刷、郵送、OCR入力というフローを考えたのでしょうが、どうせオンライン申請が間に合わないのなら、ソフトウェアをダウンロードしてクライアントマシーンで実行する形式の方が、はるかに効率が良かったでしょう。そもそも、電卓でできる計算なのですから、わざわざサーバーに暗号化して大切なデータを転送する必要はありません。
悪戦苦闘、計4時間かけましたが、結局最後の印刷画面まで到達できませんでした。申告用紙をもらってきて、手書きで書いた方が早そうなので、今年の確定申告書作成コーナー奮闘記はこれにて終了させていただきます。もし来年、確定申告する機会がありましたら、是非すんなりと申告書が完成するシステムにしてから、カットーオーバーして頂きたいものです。
19.電車の中での携帯電話 (2003/02/18)
ここ数年、携帯電話を電車内で使わないようにとアナウンスが続いていますが、皆さん従われていますか?
車掌さんのアナウンスが響き渡っている間でも、私が乗っている電車では無視している人がほとんどです。なぜでしょうか?
- 私のはPHSに見えるから、携帯電話ではないと思ってくれているだろう。
- スケジュールやメールを打ち込んでいるから、電波は出ないのでペースメーカーには影響しないはず。
- そもそも、携帯電話は暇なときに使う物。電車の中以外は歩いていたり、友達としゃべったりで忙しいので、電車の中ぐらいしか暇がない。
- 自分の周りには、ペースメーカーを頼りにしているような、弱々しい人は見受けられないから、電波が出ていても大丈夫だ。
ごもっともです。私は、携帯電話を持たない主義ですのでよく分かりませんが、こんなところが電車の中で携帯電話を持ち出す言い訳でしょう。
ちなみに、ペースメーカーを付けている人の中には、弱々しいどころか意外にビンビンに元気そうな人も多いらしいです。
それはさておいて、WorkPad 31Jと言う、PHS内蔵の機種が出たときに、このままでは私の30Jも電車の中で使えなくなると思いました。PDAから電波が出ているというのが一般常識になれば、PDAも携帯電話と一緒に電車の中で使用禁止になってしまうと。
いや、PDAを知らない人から見れば、携帯電話もPDAも同じに見えるかもしれません。パームでCrs-Medocを使っていても、他の人から見れば、”でかい携帯電話を電車の中で使っている悪いやつ”と見られているのでしょうか?
18.携帯電話型カメラの秘められた可能性 (2003/02/16)
昨年末、神戸のルミナリエに行きました。点灯の時間を並んで待っていました。30分ぐらい前から通りには大勢の人が集まってきて、今か今かと待っていました。
ちょうど時間になって、点灯し始めました。周りでは皆さんが感嘆の声を上げています。みんなぞろぞろと歩き始めました。その時、私は奇妙な光景を目にしました。多くの人が携帯電話を頭の上に掲げたのです。そのあまりの数の多さは、まさに雨の後のタケノコのようです。
実は、最初何をやっているのかよく分かりませんでした。何しろ、私が持っていた写真撮影の既成概念では、理解できなかったのです。カメラは覗いて撮る物と昔は相場が決まっていました。今はこのような写真の撮り方があるのかと改めて思いました。
ひょっとして、私が今まで駅などで携帯電話でメールを打っていると思っていた人たちのうち、いくらかの人は実は写真を撮っていたかもしれません。
今まで、カメラという物はカメラの形をしていたので、写真を撮る行為は周りにいる物にとって明らかでありました。ところが携帯電話に取り込まれたために、写真撮影という行為が、周りの人に気づかれないうちに成される可能性があると言うことに気づきました。
これは、写真の分野で街頭スナップや、あるいは隠し撮りと行った物も、撮られる側にカメラを意識させないことによって、自然な姿を映すことが重要なのですが、携帯電話によるスナップ写真には、これまでのカメラにない表現の可能性があると言えます。
今までのカメラでは、撮られる側に気づかれないようにするために、小型カメラを使ったり、作動音の小さいカメラを使ったりしました。プロカメラマンなら、わざわざローライやライカと言った高級カメラを使ったりするのですが、携帯電話によるスナップ写真は、もっと自由度が高まり、スナップ撮影の新しい手法になる可能性があります。
今後高画質カメラを内蔵した携帯電話が、すなわちカムフラージュしたカメラと言う位置づけで、写真の世界に新しい表現をもたらすかもしれません。