298.六甲山人口スキー場 (2003/12/31)

大晦日はすいていると言うことで、六甲山人口スキー場に昨年から行くようになりました。今年でまだ2回目ですが、やはりこの日にのんきにスキーをしに来る人は少ないようで、狙い目と言えるでしょう。


ただし今日は昼から雨が降ってきて、さらに濃い霧が出てしまい、コンディションとしては最悪に近いものでした。


この六甲山人口スキー場は、神戸市にある六甲山の山頂付近にあり、今年が40周年になるそうです。40周年と言えば東京オリオンピックの頃から続いている事になりますから、今ほどスキーが一般的でなかった時代から始めて、よくこれまで続いてきたものだと思います。


スキー場は、カンツリーハウスと言われる施設の一部なのですが、冬以外の季節は池にボートがあったり、芝生の山があったりするリクレーションの施設になっています。これ以外にも、六甲山の山頂周辺にはオルゴール館があったり、レストランや展望台があったりして、行楽のシーズンには賑わっています。


それらの施設のほとんどは、阪神電鉄が古くから所有しています。標高900メートル程ありますから夏場は地上より温度が数度が低く、手軽な避暑地として古くから開発されてきたようです。


またこれら以外に公共の施設も多く、六甲山牧場森林公園などがあり、休日には多くの観光客がやって来ます。ただ、昔に比べるとやはり施設の老朽化が目立ってきており、人出も昔に比べれば減ってきています。


神戸の歴史や逸話にはよく六甲山が登場します。そういえばミノルタカメラのレンズの名前の「ロッコール」は、六甲山が由来です。


そして大晦日の夜から大勢の方が六甲山からのご来光を拝みに登山されます。さて、今年も後わずかになってきました。

296.中国はビールでも大国であった (2003/12/28)

asahi.comで、中国がビールの消費で米国を抜く勢いになっていると報じています。人口当たりの消費ではまだまだ及ばないものの、高級品であったビールの消費が、経済の成長と共にうなぎ登りになってきているとしています。


中国のビールと言えば青島麦酒(チンタオ・ピーチュー)が有名です。緑色の缶に入った麦酒は、世界各国の麦酒を集めた店では定番になっています。少し独特の香りがあり、なかなか味わいのあるビールです。


中国と言えば老酒が有名ですが、これからは中国ビールも中華料理の宴席の主役になって行くことでしょう。


ただ中国には輸出されている青島麦酒以外にも数多くの銘柄があり、日本の地酒と同じように地方ごとに地ビールなるものがあります。


面白いのはそれらの多くのアルコール度数が、一般的なビールの5%程度ではなく、ワイン・日本酒に近い10%台であることです。ですからビールのつもりでグビグビ飲んでしまうと、後でやっかいな事になります。


1985年の夏に中国の桂林に行き、表通りに面した食堂で朝ご飯を食べた時の事です。中国の朝ご飯はお粥が一般的ですから、お粥を注文して何か飲み物をと思ったのですが、暑い夏で喉が朝から乾いていたので、ビールを注文してみました。


店の前にずらりとビールの銘柄が並んでいたのですが、大きさはどれも日本の大ビンぐらいでした。桂林地元の麦酒だと言うことで、その中の一つであった「桂林麦酒」とラベルに書かれたビールを注文しました。


当時の中国では(今は知りませんが)ビールは冷えた物が出てくることはめったになく、夏の室温のまま出てきました。のどが渇いていたものですから、それこそグビグビ飲んでいたのですが、そのなま暖かい温度と相まって予想以上に酔いが回るのです。


最後に飲み終えたとき、ビールのラベルをしげしげと眺めたら、何とアルコール度数12%と書かれてあったのです。例えば日本酒3合を朝から暑い夏に飲んでしまえば、酔いが回るのは当然かも知れません。


新聞で中国のビール消費が米国を抜きそうだと聞いて、おそらくビールのアルコール量換算での消費は、既に抜いているだろうと思った次第です。

294.ニモと水族館 (2003/12/27)

(292の雑記の続きです。)


これからしばらくの間は、ファインディング・ニモの旅を続けなければならないと思っていたのですが、あっさり見つけてしまいました。


大阪で2週間に渡って散々さがしたニモのゲームを、三重県津市のトイザラスで発見し手に入れることが出来ました。あるところにはあると言うことで、あるエリアを探して無い時には別のエリアを探せと言うのは、ベイブレードの時に学習したはずだったのですが、クリスマスシーズンの慌ただしさの中ですっかり忘れておりました。


まあ映画の人気がゲームの品薄状態を引き起こしたと言うことですが、映画の人気に便乗しようとしているのはゲームソフトばかりではありません。


「かくれくまのみ」という可愛らしいキャラクターの登場を、水族館が見逃さなかったようです。鳥羽市にある鳥羽水族館は、大規模な水槽を持つ本格的な水族館の一つですが、今ファインディング・ニモ」をテーマにした熱帯魚の特別展示を行っています。


元々この水族館には別の種類の「くまのみ」はいますが、「かくれくまのみ」はいなかったようです。そこで入り口近くの特設水槽に「かくれくまのみ」を始め、ディズニー映画に登場するいろいろな種類の熱帯魚を展示しています。


水槽の横には、映画で出てくる熱帯魚がパネルで紹介されており、実際の写真と映画の中でのキャラクターの絵が並べて展示されています。


少し前のテレビ番組でも紹介されていたようですが、鳥羽水族館のパネルにも「かくれくまのみ」の生態に関する説明がありました。「かくれくまのみ」は、種を保存するために必ず雄・雌一対になるように、未成熟な個体は性が決まっていないそうです。群の中の雌が死滅すると、未成熟な個体の中から必ず雌が現れるというのです。


そうすると、父親のマーリンは当然雄ですから、新しく生まれた子供のニモは雌になって行く筈なのですが、映画の中のニモはどう見ても男の子のようなのです。


それともひょっとしてニモは雌なのでしょうか?映画の中での生物学的な設定に疑問が残るところです。


しかし水族館でイソギンチャクに戯れる大小の「かくれくまのみ」を見ていると、本当に映画のひとこまを見ているようでした。映画を見て熱帯魚のかわいらしさを再発見された方は、久しぶりに水族館を訪れるのも楽しいのではないでしょうか?

292.ファインディング・ニモ (2003/12/25)

クリスマスイブの梅田は、プレゼントやケーキを買う人でごった返していました。


阪神百貨店の地下食料品売場では、「ここが列の最後尾」の札を持った店員の方があちこちにいて、行列がとぐろを巻いています。たくさん列が出来ているので、一体どの列が何の売場につながっているのか見当も付きません。


列の前の方に行って何を売っているのかを確認しようとしても、ショーケースの周りを2重ほど列が取り囲んでいますから、やはり何を売っているのか分からないのです。デパートもかき入れ時とばかりに、店員総動員で必死で案内をしていました。


さて、おもちゃ売場に行けばどこもこれまたどえらい行列になっており、ヨドバシカメラのおもちゃ売場はレジに並ぶ列が長く伸びています。


テレビゲーム売場では子供のプレゼントを買いに来た勤め帰りのお父さんが、頼まれていたゲームが売る切れているため、携帯電話で家にいるお母さんと相談しています。いや、なかなか大変ですね。


などと他人をねぎらっている場合ではありません。私も同じように血眼になってゲームを探し回っているのです。


そうです、「ファインディング・ニモ」。「ニモを探せ!」とはそのままです。昨日の晩は、ヨドバシカメラ→キティランド→阪急百貨店→阪神百貨店→ホワイティ→大丸→ソフマップと巡り回って最後におまけにトイザラスまで行って、結局年内はどこも入荷無しとのこと。


本当に途中で、海亀の背中に乗りたくなってしまいました。


だけど考えようによっては、街中にこれ程多くのサンタクロースがいると言うことは、何と平和なことでしょう!


(ファインディング・ニモの旅はまだまだ続く、、、)

289.自転車こげば桶屋が儲かる (2003/12/22)

タイトルには何の意味もありませんが、最近自転車に関する新しい製品の発表が目立ちます。今日のasahi.comには、こぐだけで自転車のタイヤの空気圧を適正に保つ部品が紹介されています。


タイヤの中心のハブの中に、回転運動で機能するポンプを内蔵してタイヤの空気注入口に送り、空気圧が高くなりすぎないように調整するバルブを装着しているそうです。自転車のタイヤの空気圧は数週間で抜けていきますから、面倒な空気入れの手間が省けて便利そうです。


自転車だけではどれほどの需要があるか分かりませんが、もし同じ機構が自動車のタイヤ用にも採用できるとしたら巨大な市場になりますから、ひょっとして世紀の大発明に化ける可能性もないとは言えません。


最近も自転車ランプのダイナモ(発電機)の負荷を軽減する、新しいタイプの発電ランプが紹介されていました。最近はハブに内蔵されたダイナモも普及してきているそうですが、自転車のランプにはいろいろとアイディアが出やすいようです。


自転車のランプと言えばナショナルの名前のきっかけになった、松下幸之助氏考案の四角い自転車ランプが有名ですが、2又ソケットと自転車ランプで世界的ブランドが誕生したのですから、自転車から生まれるアイディアも侮るべからずでしょう。


話はそれますが、自動車のタイヤの空気はパンパンに入っているように思いますが、自転車のタイヤにはその倍ぐらいの圧力の空気が入っています。概ねタイヤの太さが太いほど、圧力は低くなるようで、例えばマウンテンバイクのタイヤは、普通の自転車より低い空気圧にしているようです。


自転車をこぐと空気が入るのならば、ドリブルをすると空気が入るバスケットボールなどもできそうな気がしますが、新しい特許をどなたか考案してみませんか?