289.自転車こげば桶屋が儲かる (2003/12/22)

タイトルには何の意味もありませんが、最近自転車に関する新しい製品の発表が目立ちます。今日のasahi.comには、こぐだけで自転車のタイヤの空気圧を適正に保つ部品が紹介されています。


タイヤの中心のハブの中に、回転運動で機能するポンプを内蔵してタイヤの空気注入口に送り、空気圧が高くなりすぎないように調整するバルブを装着しているそうです。自転車のタイヤの空気圧は数週間で抜けていきますから、面倒な空気入れの手間が省けて便利そうです。


自転車だけではどれほどの需要があるか分かりませんが、もし同じ機構が自動車のタイヤ用にも採用できるとしたら巨大な市場になりますから、ひょっとして世紀の大発明に化ける可能性もないとは言えません。


最近も自転車ランプのダイナモ(発電機)の負荷を軽減する、新しいタイプの発電ランプが紹介されていました。最近はハブに内蔵されたダイナモも普及してきているそうですが、自転車のランプにはいろいろとアイディアが出やすいようです。


自転車のランプと言えばナショナルの名前のきっかけになった、松下幸之助氏考案の四角い自転車ランプが有名ですが、2又ソケットと自転車ランプで世界的ブランドが誕生したのですから、自転車から生まれるアイディアも侮るべからずでしょう。


話はそれますが、自動車のタイヤの空気はパンパンに入っているように思いますが、自転車のタイヤにはその倍ぐらいの圧力の空気が入っています。概ねタイヤの太さが太いほど、圧力は低くなるようで、例えばマウンテンバイクのタイヤは、普通の自転車より低い空気圧にしているようです。


自転車をこぐと空気が入るのならば、ドリブルをすると空気が入るバスケットボールなどもできそうな気がしますが、新しい特許をどなたか考案してみませんか?