310.PalmTrotter1周年を迎えて (2004/02/02)

早いものでこのサイトを開始してから今日でちょうど1年が経ちました。訪れていただいた皆様のおかげで何とか続けてくることが出来ました。本当にありがとうございました。


もっと長い間続けておられるサイト管理者の方は大勢いらっしゃるわけですから、1周年にそれ程の価値があるわけではないのですが、一つのまとまりとして1年を少しばかり振り返ってみたいと思います。


2003年内300回更新の目標について


このサイトを続けるに当たって、何らかの目標を設定した方が励みになると思いました。サイトを初めてしばらくした時に、「よし年内に300回の更新をしよう!」と決めたのです。


300という数字には大した意味はありませんでした。ただ、サイトを始めた当初はコンテンツが全くなかったわけですから、取りあえずサイトとしての体裁を整えなければなりませんでした。そこで質より量とばかり、更新の回数に目標を立てたのです。


私がサイトを始めようとしたのにはいくつかのきっかけがあったのですが、その中の一つにパーム系サイトがありました。特にその中で魅力を感じたのが、「パルマガ」「ふふふパーム」、そして「パーム盆地」でした。


そして「パーム盆地」「輝け!第1回ボンチアワード」で、なぜか新人賞を取ってみたいと思うようになりました。とにかく新人賞を取るためには、少なくともアクティブに更新されていなければならないだろうと、2003年中に300回の更新をする事を目標としたのでした。


皆様ご存知の通り、2003年のボンチアワードの発表は中止になってしまいました。とても残念です。私には松井選手の悔しさがよく理解できます。(全然次元が違いますが!)


幻のボンチアワードとなってしまったのですが、このアワードのお陰でサイトの更新を続けることが出来たのですから、ちんさんには本当に感謝しております。


今年からは、もう少し更新頻度を減らすことになりますが、大体100から200ぐらいの更新は行いたいと思っております。


PUGO


これまで「PUGO」も気になっていて、いつか参加したいと思っておりましたがなかなか機会がなく、やっと先日の第46回定例会に参加することが出来ました。PUGOの皆様どうもありがとうございました。


2次会には参加できなかったのが残念ですが、「店はいつまでやってるの?」、「朝まで!」、の会話があった後ではさすがにたじろいでしまいました。もう少し体力を付けてから参加したいと思います。


PUGOには初参加でしたが、ニュースあり、海外製品の紹介あり、未発表製品の紹介あり、新型ゲームソフトの紹介ありと実にバラエティー豊かな内容で、2時間があっという間に過ぎてしまいました。


瓜生さんを始めPUGOの常連の方々や初参加の方々にも、パームコミュニティーで有名な方がおられ、オフ会の楽しさを味合わせていただきました。


これまで定例会のレポートしか見たことがなかったのですが、実際に行ってみると想像以上に楽しい雰囲気でした。


陣来霧さんが、「ご指摘の件、、、」と書かれておられるのが何を指しているのか、何のことだったかよく分からないぐらいに舞い上がってしまったほど、PUGOの夜は楽しいものでした。


URL変更について


このサイトは、当初Tripodの無料ホームページを利用させていただいておりましたが、Infoseekとの合併に伴い、利用規程に様々な規制が掛けられてきました。そこで今回サイトを移動させることに致しました。


昨日新URLを開設したところですので、まだ細かい使い方に関して理解しておりませんが、FTP転送は問題なくできたようです。お手数ですがブックマークや切り出し設定をご利用の方は、新しいURLの方を参照していただきますようお願い申し上げます。


それでは、2年目のPalmTrotterもよろしくお願いいたします。

309.ラスベガス入門6: Casino and More! (2004/02/01)

これまでご紹介してきました代表的なゲーム以外にも、まだまだ多くの種類のカジノゲームがあるようです。キノやビンゴ、バカラなどそれぞれ楽しみ方も異なっているようです。


もしラスベガスに行っている間に大きなスポーツの試合がある場合には、スポーツブックと言うのも面白いようです。要するにテレビで放映されている野球やバスケットボール、アメリカンフットボールなどの試合を大勢で見ながらワイワイ騒いで、自分の賭けたチームが勝のを待つのです。


試合時間が長い事もあり、そのスポーツに興味がなければ退屈ですが、自分のひいきのチームをその場にいる見ず知らずの人と一緒に応援するのも、USのカジノならではのものです。


ところで、カジノで一番手軽で馴染みやすいものにスロットマシンがあります。どこのカジノでも多くのマシンが並んでいますし、まず最初にトライしてみるには良いものです。


ベネチアンのような高級ホテルでも、スロットマシンの配当率は98%を誇り、カジノのゲームとしても決して馬鹿にすることの出来ないものになっています。しかも、これまでのテーブルゲームは一見派手なようですが、実は最も大金を配当として得ることが出来るのはスロットマシンなのです。


ジャックポット情報と言うのがラスベガスでは公表されていて、いつどこのカジノのスロットマシンで大型の配当が出たかを知ることが出来ます。最近では、2003年3月に48億円が飛び出したそうです。


このような大型の賞金は、多くのカジノをネットワークで結んだタイプのスロットマシンで当たることがあります。しかし大金が出る反面、それ以外の配当はこのようなネットワーク型マシンは低い目に押さえられているそうです。正に一発狙いの人向きでしょう。


よくカジノの中で、田舎のおっちゃん風の人引きつった笑顔で写った写真が飾られていることがありますが、この人がジャックポットを勝ち得た人なのです。カジノでスロットマシンをするときは、着飾って出かけましょうとよくカジノのガイドブックに書かれていますが、ジャックポットを得た人には着飾った人は少ないようです。


さて、カジノはこれぐらいにして、最近のラスベガスはショッピングの充実が注目されます。プレミアムアウトレットがダウンタウン近辺に新設され、これまではカリフォルニアの州境まで行っていたアウトレットショッピングが便利になりました。また4つもデパートが入っている大型ショッピングモールのファッションショーモールの改装も完成し、高級品やブランド品の買い物は簡単に出来るようになりました。


勿論ラスベガス伝統のエンターテインメントには、セリーヌ・ディオンのショーや、マジックショー劇団CIRQUE DU SOLEILの数々のショーなど、充実ぶりには目を見張るものがあります。


食事と言えばバイキング形式のバフェィーが有名ですが、各ホテルの競争もあり、コストパフォーマンスの良い食事を楽しむことが出来ます。また本格的なレストランも、数多く存在しています。


現在は、ベネチアンベラッジオが高級ホテルの双璧とされていますが、近々さらにこれらのホテルを上回る高級ホテルが建設されるそうです。また、ホテルやコンベンションセンターを結ぶモノレールが完成し、ストリップ地区を移動するのに便利になったようです。


このように留まることなく常に変化を遂げていくラスベガスには、きっとあなたのハートを掴む魅力が潜んでいることでしょう。是非一度訪れてみては如何でしょうか!(いつの間に旅行パンフレットのようになってしまいました。)

308.ラスベガス入門5: ポーカー (2004/01/28)

ポーカーほど簡単に見えて、実は大変難しいゲームはないでしょう。いろいろな形式のポーカーがありますが、結果的に5枚のカードで組み合わせを作り、対戦相手よりも強いカードを持っていれば勝ちになります。


このゲームを難しくしている訳は、その対戦相手にあります。これまでのゲームの対戦相手はディーラーでしたから、相手の戦略がある場合、ある程度先を読むことが可能でした。ところがポーカーの対戦相手は、どこの誰とも知らない同じテーブルに座ったプレーヤーなのです。


相手の顔を見て強い弱いが分かればまだ良いのですが、人相ではポーカーの強さは判断できません。また毎回相手が変わりますから、よほど人を見る目がない限り、相手の戦略を見抜くことは困難でしょう。


ブラックジャックでさえ、強いカードは弱いカードに必ず勝つことが出来ます。ところがポーカーはそうとは限りません。ワンペアでもスリーカードに勝つことがあるのです。ポーカーフェースとはよく言ったものです。


またポーカーのテーブルは一番奥にあることが多く、その最低賭け金も比較的高い目に設定されているように思います。本当のギャンブラーが集まってくる訳です。


そこでとにかくポーカーがやりたければ、ビデオポーカーにたどり着くわけですが、これをしばらくやっているといくつか気付くことがあります。たとえば2ペアが出来ている場合、1枚切ってフルハウスを狙いがちですが、それより1ペアを崩して3枚切り、3カードを狙った方が高い確率で高配当がねらえます。


またフルハウスや、フラッシュストレートなどほとんど起こらないと思っているようなことが、いったん出始めると意外に簡単に出始めたりします。さすがに4カードは出にくいのですが、これが出たときには機械相手に飛び上がって喜んだりします。


強いカードを揃えるための戦略だけを考えていれば良いビデオポーカーなら、一定のリズムで定石に従ってカードを切っていけば、ある程度の配当は期待できるようです。


しかし、本当のプレーヤー同士のポーカーの場合、強いカードを揃えることよりも、相手に自分が強いカードを持っていると思わせる事の方が遙かに重要ですから、それでなくても若く見られてしまう日本人には、なかなか勝つことの出来ないゲームの一つかもしれません。

307.ラスベガス入門4: クラップス (2004/01/27)

ラスベガスの3大テーブルゲームと言えば、ルーレットブラックジャックと今日ご紹介するクラップスでしょう。特にクラップスは、ワイワイガヤガヤと一番楽しそうにプレーしているので、一度は体験してみたいものです。


ルーレットは知識無しでも、ベテランと全く対等にゲームをすることが出来ます。それに比べてブラックジャックは、戦略的な知識がなければ面白くありませんし、勝つこともできないでしょう。


クラップスは、基本的なルールを覚えてしまえば、配当率もルーレットよりよく、サイコロをプレーヤーが順番に振ることが出来るのでプレーに参加している実感が味わえます。ルーレットに比べればルールを覚えなければならないのが面倒ですが、ブラックジャックみたいに状況を分析して戦略を考える必要はありません。


プレーヤーの中から一人が順番に選ばれ2個のサイコロを振ります。その目の合計が7であるかどうかでゲームが展開されます。実際には多くの賭け方のバリエーションがあるようですが、配当金が極端に不利になるような賭け方、すなわちルールを知らない初心者が引っかかる賭け方を除くと、基本的には1つのルールさえ覚えておけば十分です。


まず1回目のサイコロの目の合計が7または11ならば勝ち、2,3,11ならば負けです。もしこれらの数字でなかった場合は、その目の数が自分の当たりの数になり、2回目以降に再び当たりの数が出れば勝ちになり、その前に7が出れば負けになります。


2個のサイコロを振りますから、全ての場合の数は36通りありますが、7になるのは2このサイコロがユニークですから、1-6、2-5、3-4、4-3、5-2,6-1と6通りあります。6/36で1/6の確率で一番出やすい数字と言うことになります。


この7が1回目に出るか、当たりの数が2回目以降に7より先に出ると勝ちになる賭け方「パスライン」と呼び、配当金の最も期待できる基本的な賭け方の一つです。


基本的に「パスライン」と同じ賭け方ですが、2回目以降好きなときに賭けることが出来る「カム」、「パスライン」と「カム」で1回目で勝ち負けが決まらない時に追加で掛けることが出来る「オッズ賭け」が、クラップスで最低知っておかなければならない賭け方です。


これら以外の賭け方は、運試しには良いかもしれませんが配当の倍率が悪いため、カジノ側のお客さんになるのがイヤな方は差し控えた方が良いようです。


この「オッズ賭け」の配当は、当たりの数の出る確率そのままの配当金がもらえますから、カジノ側のアドバンテージは全くなく、プレーヤーとディーラーは全く対等になります。ですから「オッズ賭け」を如何に有効に生かすかが、クラップスを楽しむ上で重要になります。


おそらくここに書いた説明ではわかりにくいでしょうが、一度ルールが分かってしまうと、テーブルの運命を共にするプレーヤー同士で盛り上がって行くことが出来ます。クラップスは、USのカジノで一番楽しい時間が過ごせるゲームの一つではないでしょうか。

306.ラスベガス入門3: ブラックジャック (2004/01/25)

ルーレットで勝つか負けるかは運のみで決まります。どこにどのように賭けても、出る確率に応じた配当金が得られますから、どこに賭けても大きく結果に差が出ることはありません。


しかしブラックジャックは運だけでなく、戦略的にどう勝負していくかと言うことに大きく左右されます。最低限のルールと勝つための知識がなければ、あっという間に負けてしまうことになります。


プレーヤーとディーラーで勝負をしますので、テーブルに何人座っていても勝負をする相手はディーラーです。ですから、ディーラーが強いか弱いかが重要です。


トランプの10,J、Q、Kは全て10に数え、エースは自由に1か11と数えます。2枚以上のカードで合計21に一番近い数字になるようにします。22以上になれば、バースト(どぼん)になり、たとえディーラーがバーストして引き分けでもプレーヤーの負けになります。


1枚のエースと1枚の10以上のカードの組み合わせをブラックジャックと呼び、3枚以上のカードで出来た21に勝つことが出来ます。ブラックジャックによる配当は、通常の勝ちが1倍の配当をもらえるのに対して、1.5倍の配当がもらえます。


さて、ディーラーが強いか弱いかが重要と書きましたが、実際はディーラーには自由度がないことになっています。つまり、ディーラーは全部のプレーヤーのカードを配り終わった後伏せてあった自分のカードを公開し、合計が17以上になるまでカードを引き続けなければならないのです。


16以下であるうちはカードを引く事を止めることが出来ず、また17を超えた時点でそれ以上カードを引く事が出来ません。すなわち、ディーラーのカードは必ず17以上(バーストも含む)しかあり得ないと言うことです。


つまり誰がディーラーであっても、全く同じカードの引き方をしなければならず、個人的な差は出ない筈なのです。


ただ、カジノによっては17までは引き続けるとしても、エースを10として数えて17以上の場合のみ、さらにカードを引くことを許している場合があります。例えばプレーヤーが2人いて一人が16でもう一人が18の時、ディーラーのカードが17になったとき、16の人とその時点で勝負をし、さらにカードを引いてその後の結果で18の人と勝負をすることが出来るのです。


ディーラーがバーストする事もありますが、それでも16の人には勝ちますからディーラーの損害はなくなります。17以上でいっさいカードが引けなくなるルールと大きく違い、ディーラー側に有利なルールです。


また15と16では16の方が強いように思いますが、ディーラーが15や16の事はないので、15と16はどちらも同じ強さと言うことになります。

さて、ブラックジャックの配当率ですが、全くミスをせずに定石に従った手を作っていけば、99%ぐらいになるそうです。つまり100ドル賭けても99ドル残っていると言うことです。これはルーレットに比べれば遙かに良い数字と言えるでしょう。


しかしこれは、あくまで定石に従った場合であり、定石を無視すればはるかに悪い結果しか残せないでしょう。このあたりは大きく負けることのないルーレットと違う点です。


では、実際のカジノでディーラーとプレーヤーのゲームを見ているとどうかというと、これが不思議なことが多く起こってしまうのです。例えばプレーヤーが15や16ぐらいの手しかないときには、ディーラーは18ぐらいの手で勝ちますし、プレーヤーが21の手を作って勝ったと思い込んでいると、ディーラーはブラックジャックを完成していて、根こそぎ取って行かれるのです。


何回かそのような光景を見ていると、何か仕掛けがあるのではないかと思えてきます。また、慣れない手つきの初心者のディーラーの場合は、ディーラーが負けていることが多く、明らかに強いディーラーと弱いディーラーがいるように思われます。


本当にディーラーのカードの引き方にルールがあるのならば、強さに違いがないはずですが、ベテランに見えるディーラーが配当を出している光景にはなかなか出くわしません。


プレーヤーの自信ありげな手をあざ笑うように、ディーラーが勝ち続けるのを見ると、「これは勝てんわ!」、と退散せざるを得ないのです。