ラスベガスの3大テーブルゲームと言えば、ルーレットとブラックジャックと今日ご紹介するクラップスでしょう。特にクラップスは、ワイワイガヤガヤと一番楽しそうにプレーしているので、一度は体験してみたいものです。
ルーレットは知識無しでも、ベテランと全く対等にゲームをすることが出来ます。それに比べてブラックジャックは、戦略的な知識がなければ面白くありませんし、勝つこともできないでしょう。
クラップスは、基本的なルールを覚えてしまえば、配当率もルーレットよりよく、サイコロをプレーヤーが順番に振ることが出来るのでプレーに参加している実感が味わえます。ルーレットに比べればルールを覚えなければならないのが面倒ですが、ブラックジャックみたいに状況を分析して戦略を考える必要はありません。
プレーヤーの中から一人が順番に選ばれ2個のサイコロを振ります。その目の合計が7であるかどうかでゲームが展開されます。実際には多くの賭け方のバリエーションがあるようですが、配当金が極端に不利になるような賭け方、すなわちルールを知らない初心者が引っかかる賭け方を除くと、基本的には1つのルールさえ覚えておけば十分です。
まず1回目のサイコロの目の合計が7または11ならば勝ち、2,3,11ならば負けです。もしこれらの数字でなかった場合は、その目の数が自分の当たりの数になり、2回目以降に再び当たりの数が出れば勝ちになり、その前に7が出れば負けになります。
2個のサイコロを振りますから、全ての場合の数は36通りありますが、7になるのは2このサイコロがユニークですから、1-6、2-5、3-4、4-3、5-2,6-1と6通りあります。6/36で1/6の確率で一番出やすい数字と言うことになります。
この7が1回目に出るか、当たりの数が2回目以降に7より先に出ると勝ちになる賭け方を「パスライン」と呼び、配当金の最も期待できる基本的な賭け方の一つです。
基本的に「パスライン」と同じ賭け方ですが、2回目以降好きなときに賭けることが出来る「カム」、「パスライン」と「カム」で1回目で勝ち負けが決まらない時に追加で掛けることが出来る「オッズ賭け」が、クラップスで最低知っておかなければならない賭け方です。
これら以外の賭け方は、運試しには良いかもしれませんが配当の倍率が悪いため、カジノ側のお客さんになるのがイヤな方は差し控えた方が良いようです。
この「オッズ賭け」の配当は、当たりの数の出る確率そのままの配当金がもらえますから、カジノ側のアドバンテージは全くなく、プレーヤーとディーラーは全く対等になります。ですから「オッズ賭け」を如何に有効に生かすかが、クラップスを楽しむ上で重要になります。
おそらくここに書いた説明ではわかりにくいでしょうが、一度ルールが分かってしまうと、テーブルの運命を共にするプレーヤー同士で盛り上がって行くことが出来ます。クラップスは、USのカジノで一番楽しい時間が過ごせるゲームの一つではないでしょうか。