65.パームプロモーションビデオ企画(番外編)2: 主婦編 (2003/04/07)

(冗談としてお暇つぶしにご覧ください。)


真紀: 「どうしたの、なんだか暗いわよ。顔色も悪いし。」


美代子: 「お金を取られちゃって、大損よ!今月の生活費に困ってしまうわ。今日昼ごはん、驕ってくれるなんて言わないよねぇ?」


真紀: 「じゃ、この前驕ってもらったから、お返しに驕るのはいいけど。取られたって泥棒にでも入られたの?


美代子: 「手帳を落としちゃったのよ。たぶん電車かどっかで。」


真紀: 「手帳にそんな大金、挟んでいたの?


美代子: 「インターネット・バンキングよ。手帳に口座番号暗証番号を書いていたのよ。」


真紀: 「どうして、そんな大事な事を、書いておいたのよ。


美代子: 「大事だから、書いておいたんじゃない。それに、思いっきり凝った暗証番号だったから、覚えられなかったのよ。


真紀: 「他人が見てもわからないように、暗号化して書いておけばよかったのよ。


美代子: 「そんな事したら、暗号がわからなくなったら思い出せないじゃない。そもそも、暗号化できるぐらい賢かったら、暗証番号覚えてるわ。


真紀: 「それもそうね。」


美代子: 「あなたも、インターネット・バンキングやってるって言ってたけど、気をつけたほうがいいわよ。


真紀: 「ありがとう。でも、私は、パームのメモ帳に書いているから、もし落としたとしても他人には、見られないわ。


美代子: 「何のんきなこと言ってんのよ。もし拾った人に悪意があったら、すぐに暗証番号を見つけてしまうわよ。


真紀: 「じゃ、これ私のパームよ。暗証番号を探してみて?


美代子: 「そんなの簡単よ。こうやってどっかのボタンを押せば、そのメモ帳が出てきてー、、、あれパスワードを入れろですって!


真紀: 「そうよ。ロックしておけば、誰かに拾われても、悪用されることはないわ。ロックするのを忘れても、プライベートにしておけば大事なデータにはアクセスできないわ。


美代子: 「なになに、”これを拾った方はここに電話してください。謝礼を差し上げます。”だって。これだったら、いい人が拾ってくれたら、戻ってくるかもしれないね。


真紀: 「でも、落とさないのが一番よ。お互い気をつけましょ!


美代子: 「新しい手帳買うのやめて、私もパームを買うことにしたわ。


真紀: 「あなた、生活費もないんでしょ!」


美代子: 「ヘソクリは、こんな時のためにあるのよ。


真紀: 「ヘソクリで買うなら、クリエがいいかもね。」


美代子: 「何よそれ?」


真紀: 「ううん、単なるダジャレ業界用語よ。買いに行く時、一緒に付いて行ってあげるよ。いつ買いに行く?」




(ここからナレーション)


IT時代になって

今まで以上に個人情報が狙われています



あなたの手帳は大丈夫ですか?


使い込んだ手帳には

あなたの財産が

挟まっているかもしれません



価値ある財産を守りたいあなたの手のひらに


パーム・コンピューティング




64.パームプロモーションビデオ企画(番外編)1: 大学生編 (2003/04/06)

(冗談としてお暇つぶしにご覧ください。)


しんじ: 「最近どう?新しいパームウェア仕入れたら、教えてくれよ?」


じゅんいち: 「俺はパームから足を洗ったんだ。


しんじ: 「どうしたのさ?三度の飯より好きだったのに。」


じゅんいち: 「パームのおかげで彼女に振られたのさ。


しんじ: 「パームと彼女は関係ないだろ。」


じゅんいち: 「ところが大ありなんだ。姓名判断だよ、パームウェアの。」


しんじ: 「いいじゃないか。女の子は好きだよ。お金出して占いに行くぐらいだから。


じゅんいち: 「デートの時、面白いだろうと思って、新しくインストールした姓名判断ソフトを使ったんだ。ところが、彼女の名字と名前を入れたら、凶って出てしまったんだ。彼女しょげかえってね。占いの類を信用し易いんだ。


しんじ: 「あらかじめ何と出るか試さなかったのか?」


じゅんいち: 「新しいソフトで、初めて使ったからな。」


しんじ: 「それはうかつだったな。」


じゅんいち: 「おまけにもし僕と結婚したら幸せになれるかもって言いながら、僕の名字に代えてやったんだ。


しんじ: 「それはいいアイデアだったね。


じゅんいち: 「それが良くないんだ。結婚したら今度は大凶になったんだ。それからプッツリさ。


しんじ: 「君の不幸には言葉も出ないよ。」




(ここからナレーション)


本当に不幸かどうかは

誰にもわかりません


パームの姓名判断は

良く当たります



きっとパームは

あなた方の本当の幸せを

願ってくれたのでしょう



いつかは幸せになりたいあなたの手のひらに


パーム・コンピューティング




63.パームプロモーションビデオ企画(番外編): 予告 (2003/04/06)

以前、37から39の雑記で、パームの販売を促進するために、売場で流すためのビデオを企画しました。これを見れば、パームを買いたくなってしまうようなビデオを作ろうというものですが、その時に思いついたパームを使用するシチュエーションの中で、没になったものもあります。


今回、番外編として5回連続で紹介していきたいと思います。前回より没になった分だけくせがあり、もしパームの売場で放映しても、パームの販売促進どころか、買いに来た人さえやめて帰りそうですが、冗談としてお暇つぶしにご覧ください。

62.鉄腕アトムの誕生日 (2003/04/05)

さて、2003年4月7日は、いったい何の日だか分かりますか?(宝塚ファミリーランドの閉園の日ですが、それはさておき、)鉄腕アトムの誕生日という事になっています。


鉄腕アトムがテレビで放映されていたのは、1960年代だと思うのですが、その当時では、40年後には実現していると思われた未来の姿が、今我々の目の前にある現実と言うことです。期待された通りになったと言えるでしょうか?


マンガや映画で想像される未来には、大きく分けて2つのタイプがありました。近代的な超高層住宅が建ち並び、空間を移動する乗り物でその間を自由に行き来すると言った明るい未来のタイプと、核戦争で荒れ果てた都市で、いつまでも戦争を繰り返す暗い殺伐とした未来のタイプです。


確かにアトムの中でも、人間とロボットが争っていましたし、同じ時期の鉄人28号も、かなり破壊的だったと思います。


なぜアトムのような子供向けの番組が、破壊的場面を多く持つか?それは、破壊する方が簡単で面白いからです。怪獣が出てくるウルトラマン系の番組でもそうでしたが、例えば東京タワーが出てくれば壊すためであり、ウルトラマンがその身長を生かし、タワーの建設に従事するというのは、教育的には良いのですが、番組としては進行が遅すぎて面白くないでしょう。昔から、プロジェクトXがあったなら、採用されたかもしれませんが。


結果として、アトムのような子供向け番組では、悪と戦う正義の味方と称して、破壊行為を繰り返したのです。まさに、今のアメリカのように!


明るい未来と言うより、結局は破壊行為をしていたのですから、アトムと言えども戦争の兵器と変わらないと言う事もできます。そう考えれば、アトムの誕生日を迎える今、やっていることはあまり違わないのかもしれません。当たらずとも遠からずという所でしょうか。

61.関西人はライカがお好き? (2003/04/04)

前々から気になっていたのですが、松下電器産業ドイツのライカ社と提携して、デジタルカメラを出しています。最初のモデルは、いかにも無骨で、ライカの名前さえつければいいだろうみたいな感じでしたが、ラインアップが充実してくるに伴い、お互いの技術が融合しあって、よくまとまったデジタルカメラになってきているように思います。


ライカといえば、エルンスト・ライツ社と呼んでいた時代に、ミノルタと技術提携して、距離計連動レンジファインダーカメラの名作を残したのが有名です。日本の銀塩カメラ史上、復活させたいカメラナンバーワンの座に君臨するライツミノルタCL・ミノルタCLEは、いまだにファンも多く、中古市場でも高値で取引されています。


このカメラを市場に出していた間、ミノルタはライツ社から多くのことを学んだと言われています。特にレンズの設計に関しては、日本とドイツの設計の思想の違いがあり、その議論を重ねることによって、多くの技術的融合があったとされています。このあたりのことは、アサヒカメラなどの写真雑誌で、復活させたいカメラの特集を組んだ時には、必ず話題に出て来ます。


レンズにおいて、設計の思想が違うと言うことは、実はとても奥が深い話で、私はいまだにあまり理解できていません。しかし、私の知る限りで言うと、レンズを解像力で評価するか、コントラストで評価するかと言う違いがあるようです。


解像力は、画像1mm辺りに何本の白黒の線を判読できるかと言うもので、官能検査です。一言に解像力と言っても、画像中心と周辺で異なりますし、水平方向と垂直方向でも違います。一眼レフカメラ用のレンズでは、画像中心200本/mm画像平均で100本/mmぐらいあれば高性能だと言われています。


これに対して、コントラストは、コントラスト減少率などで表現されますが、コントラスト比のある被写体を、どれだけ濃淡を分離して結像できるかを調べます。これも画像中心と周辺では異なりますので、コントラスト減少率90%の測定値の分布と画像の位置をグラフ化して評価します。


さて、日本のカメラメーカーは、解像力を重視しドイツのメーカーはコントラストを重視して、レンズの設計をすると言われてきました。それぞれの設計の違いが、写真にどのような違いをもたらすのでしょうか?


解像力の良いレンズで撮影すると、細かいところは写っているはずであるが、大きく引き伸ばしたりすると、力がないふにゃっとした絵になってしまい、対して、コントラストのしっかりしたレンズで撮ると、引き伸ばす前は、ピントが甘い感じがするが、大きく引き伸ばすにしたがって、くっきりと結像しているように見えるそうです。


ただ、実際にドイツ製のレンズで、写真にしたときの評価が高いものの中には、コントラストが高く、なおかつ解像力も高いものが少なくありません。例えば、ライツのズミクロンツァイスのプラナーなどは、画像中心で200本以上の解像力を誇っています。


これは、フィルムに写すことを前提にしていますので、フィルム自体の持つ粒状性やコントラストとの相関があることを考慮しなければなりません。考えてみれば、フィルムを使ったカメラの場合、画質を決めるのは光がフィルムに届く瞬間にその経路を構成するレンズとフィルムだけであり、フィルムの処理には、それ程の自由度がありませんから、レンズとフィルムが画質を決定づける全ての要素であると言っても過言ではありません。


デジタルカメラの場合は、CCDなどの素子の特性や、その後のデジタル画像処理過程との相性が、非常に大切になります。ですから、レンズの良し悪しは、銀塩カメラに比べてそれ程重要でないかもしれません。さらに、CCDなどの受光素子の特性もフィルムとは大きく異なるため、これまでのレンズの評価方法と、違った観点での評価も必要になってくるでしょう。


ミノルタ松下電器という、大阪を代表する企業が、ライカ社と年代は違っていても提携したと言うことは、何か関連があるのではないかと思ってしまいます。ドイツには、同じ光学メーカーの双璧を成す、カール・ツァイス社がありますが、ライカ社とはすこし指向が違います。カール・ツァイスはクールで繊細な感じで、対してライカ社は人情味を大切にする感じでしょうか。ライカ社のそんなところが、大阪企業に合っているのかもしれません。


ライカのカメラと言えば、相変わらず40万円ぐらい出さないと買えない高額品です。ミノルタと松下電器、大阪の庶民的な風土から生まれた企業が、そんな高額ブランドを庶民の手に届くようにしてくれたと考えることもできるでしょうか?