(冗談としてお暇つぶしにご覧ください。)
(おもちゃ売場で、小学生の男の子と、その子の父親が、テレビゲームを見ています。)
男の子: 「ねえ、おとうさん」
父: 「なんだい?」
男の子: 「今日、新しいテレビゲームを買ってくれるって言ってたけど、やっぱりいらない。」
父: 「おや、珍しいな。いつもは買って買ってとうるさいけど、熱でもあるのか?」
男の子: 「大丈夫だよ。ねえ、お父さん、パームって知ってる?」
父: 「ああ、会社で何人か使ってるよ。なかなか便利らしい。おまえ良く知ってるな、パームなんて。」
男の子: 「それが今学校でブームなんだ、パームが!」
父: 「いくら何でも小学生から持っている奴はいないだろう。パームは、もっと大きいお兄さんとか、ビジネスマンの持つものだよ。」
男の子: 「それが、最近はやり出したんだ。」
父: 「いったいどうしてなんだろうね。」
男の子: 「ゲームさ。囲碁が小学生の間で流行っていたのは知っているよね?」
父: 「ああ、テレビのアニメの影響だろ。」
男の子: 「ああ言う頭を使うゲームは、パームの方が面白いって、今までの子供向けのゲームが幼稚だって言い出したんだ。」
父: 「確かに、パームのゲームの中には、すごいレベルの高いのがあって、なかなか勝てないのもあるらしいね。」
男の子: 「囲碁とか、オセロはめちゃくちゃ人気だよ。将棋を始めた友達もいるよ。」
父: 「麻雀も面白そうだ。」
男の子: 「それはちょっとおじさんくさいかな。」
父: 「おまえの言うとおりだ。」
男の子: 「しかもゲームがどれも安いんだって。」
父: 「そうかも知れないね。」
男の子: 「だから今度はパームとゲームソフトを買ってよ。」
父: 「でも、パームって言うのは元々は予定とか、しなくてはいけないことを書く物だから、やっぱり小学生には似合わないように思うよ。」
男の子: 「そんなことないよ。持ってる友達は、塾や英会話教室のスケジュールを入れてたりするんだ。」
父: 「確かに最近の小学生は忙しいかもしれないね。いい機会だからお母さんに頼み込んで、お父さんのも一緒に買ってもらおうかな。」
男の子: 「それがいいよ。友達はパームの赤外線で、お父さんと毎日、日記を交換しているらしいよ。お父さんの帰りが遅いときでも、何があったかをやり取りしてるって。」
父: 「それは楽しそうだな。よし、お母さんに相談しに行こう。」
(ここからナレーション)
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パーム・コンピューティング
没