682.単身赴任者にはファックスが必需品 (2008/11/19)

単身赴任を始めるときにはそれほど長くなるとは思っていませんから、身の回りのものと言っても出来るだけ身軽にしようと考えるわけです。


ところが、単身生活を始めてしばらくすると少しずつやはり不便を感じるようになり、知らない間にどんどん世帯道具が増えていき、気づいてみれば仮の住まいのはずが終の住み処になってしまっていたとか、、、(それは絶対いやです!)


そんなことにならないように、単身赴任者は多少の不便はそれを楽しむぐらいの余裕がなければいけません。(これを余裕と言うのか?)


こういうときに1台で何役にもなるパソコンは便利なものです。たとえば決して音質は良くありませんが、CDを聴くだけなら十分ステレオの代用になります。ただでさえ狭いワンルームマンションですから、ステレオを置かなくてもよいのは助かります。


ファックスは単身赴任にそれほど必要ではないと思われるかもしれませんが、意外と家族と書面のやり取りが必要になることがあります。こんな時、口頭で説明するのは時間がかかりますし、携帯で写真を撮って送るというのもあまり効率的ではありません。


私の場合は、ファックス付きの電話機を自宅から持ち込んでいたのですが50Hzの電源では動作せず、言葉とおりお箱入りになっておりました。


昔のWindows PCでは電話もできたことを思い出したのでWEBを検索しておりますと、XPなどではファックスの機能を追加できるとのこと。マイクロソフトのサイトに行けば、ファックスを送るためのセットアップ方法が手に入ります。


前提条件として、PCにファックスモデムが付いていることが必要ですが、電話用のモジュラージャックが付いていれば問題なさそうです。もちろん電話回線も必要です。


送る方法は、プログラムからプリンターに印刷するのとまったく同様。ただプリンターを選択する代わりにFaxを選びます。すると送り先の名前や電話番号を聞いてきますから入力すると、しばらくして送信が開始されます。


印刷するのと同じ方法ですから、ワープロやウェブ・ブラウザー、PalmDeskTopなど、印刷ができるアプリケーションなら何からでもファックスを送ることができます。


受信する場合は少しコツが要りまして、"スタート → 設定 → プリンターとFax"を選んだあと"Fax"をダブルクリックして"FAXコンソール"を表示させます。


"着信"を選んでおけば自動的に着信しそうなものですが、何回か試しても結局受信できませんでした。そこで送信側とタイミングを取って"ファイル → すぐにFaxを受信"を行うと、受信が始まりました。


回線の品質にもよるでしょうが、送信時間が多少長い感じがします。IP電話ではファックスが途中で切れてしまうとの情報もありますので、うまく送信できないケースもあるかもしれません。受信したファックスは、受信トレーに保存されていて、Windows画像とFAXビューアで表示させることができます。


まあ私の場合は月に一回あるかないかの出番ですが、なければないで大変不便を感じます。わざわざ大きなファックス付きの電話を置くよりも、必要な時だけPCでファックスを送受信できるのはありがたいものです。


ところで、箱に入ったでかいファックス電話が部屋に鎮座していますが、やはり邪魔でしょうか?