最近の家電量販店の扱う商品の種類や品揃えには、目を見張るものがあります。よくもまあこれだけいろいろなものを売っているものだと感心してしまいます。
中には、一見しただけでは使い道が判らないものまであり、ある意味カルチャーショックを受けたりもします。たまには量販店で世の中の動向を伺っておくことは必要でしょう。
先日、2人の仲間と新横浜で研修があった帰りに駅ビルに入っているビッグカメラを覗いたのですが、例えばコンパクトデジタルカメラの売り場一つをとっても、いったい何を選べばよいのか迷う前にさまよってしまう程です。
あまりの種類の多さに驚くと同時に呆れてしまいます。買いに来たお客さんは過剰な機能や性能を数字で比較することに疲れてしまわないでしょうか。
これは、何もデジカメに限った話ではなく、洗濯機売り場に行ってみるとこれまたすごい高機能機種が30万円近い値段で売られています。
最新型は洗濯・脱水・乾燥の上に、アイロンまで掛けるらしい。(アイロンの必要がないぐらいしわにならないということですが。) 同じ洗濯容量でも、機能の違いによって5倍以上の差があります。
さて、やはり家電といえば、元の松下電器。今はPanasonicとなりましたが、どの分野の家電製品においても一定のシェアを保っているようです。まだPanasonicに統一して間がないため、Nationalと書かれた製品がまだ並んでいるケースもありました。
ただ、一緒に行った仲間にはPanasonicは機械的なイメージがあるそうで、洗濯機の場合は如何にも汚れを強力に落としてくれるのではと期待したくなるとのこと。「ほー、そう感じますか?」
ところが、オーブンレンジや炊飯器の場合は逆に機械的であることが災いして、食品にネジが入ってしまうことを想像してしまうそうな。
Panasonicはネジっぽい!
何を想像するかは人の勝手といえば勝手ですが、2人が同じことを言ったのには驚きました。
私的には、PanasonicはAVブランドであったため音響製品のイメージがあり、白物家電にこのブランドが付いていると、炊飯器も洗濯機もノイズが唸ってうるさいのではないかと思ってしまいます。
Panasonicはノイズっぽい!
SONYはひとつの音響ブランドとしてのまとまりがありますが、Panasonicの場合は一番力を入れていきたいAVブランドをそのまま使っただけで、AV製品以外についてはかえってブランド力を落としているのではないかと思います。
Panasonicブランドの価値を世界的に高めようという戦略は分かりますが、海外でのブランドを「ダットサン」から「ニッサン」に統一して、ブランド力を失った日産と同じ轍を踏まないようにしてもらいたいものです。