675.IP電話 (2008/08/27)

単身赴任で困ることの一つに、電話をどうするかということがあります。緊急連絡用には携帯電話で十分ですし、今は携帯電話の家族間通話が無料だったりしますので、とりあえずの連絡用には固定の電話の必要性は感じません。


しかし、携帯電話での長電話は如何にも健康を害しそうな気がします。30分ほど話していると、なんとなく頭の中が温まってきているように思うのは気のせいでしょうか?


最近は固定電話番号も無料で取得できるサービスがありますが、少なくとも1年間は契約を続けなければならなかったり、キャッシュバックの手続きが煩雑だったりします。


思えば単身で暮らしを始めた昭和の後期(えらい昔のように聞こえますが、確かにずいぶん前のこと)、電電公社の電話を敷設するのには証券会社に行って債券を買ったりしなければならず、たいそう苦労したものでした。


それを考えれば無料で固定電話が手に入るのは魅力的ではありますが、かえってそれでは過去の苦労が報われないような気がして(おじさんの複雑な心境)、IP電話を開設することにしたのでした。


マンション用インターネットの契約をしているテプコシステムズが提携しているIP電話は、ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)という会社の、POINT Phone selectというものです。基本料金とIP電話アダプターレンタル費で月額800円。そのほかに初期費用の500円がかかります。


送られてきたIP電話アダプターを接続すると、これまでのLANアダプターとはMACアドレスが異なるので、再度テプコのカスタマーサポートに電話してIDを追加をしてもらいます。IP電話アダプターの設定方法としてこのあたりの説明も欲しいところですが、テプコもDTIもあまり親切ではないようです。


自宅のIP電話会社との間では無料接続ができないため、3分8円程度の通話料がかかりますが、これで携帯電話より安心して長電話できます。


試しにIP電話から自分の携帯電話にかかるかどうか試してみたのですが、携帯電話が反応した途端バリバリとすごいノイズがIP電話側に入ります。携帯電話から発せられる電磁波は、かなり強力で角が立っている感じがします。


IP電話会社からの案内の但し書きに、これこれの電話番号には通話できませんと書かれています。”1″から始まる3桁の特別番号で使えるのは”184″と”186″だけ。また”0120″などの”0″や”00″から始まる一連の無料電話番号も全滅です。


会社の電話会議は自宅から入ることが多いため、KDDIなどの”00″から始まる無料電話が用意されているのですが、これが使えないことになります。


仕方なくローカルの有料の番号にかけるのですが、IP電話が安いといっても長時間に及ぶことが多いので結構な金額になります。会社への電話代請求はこれまで以上にきっちりやらなければなりません。


さて、しばらく前から開通していたインタネットですが、当初はSpeed Testで20~30MBitsの速さを示していたのですが、今では5~12Mbitsと低下傾向にあり、ばらつきも大きくなっています。


新築の賃貸マンションなので、加入者が増えてきているのでしょうか。100MBitsの光ファイバーをマンション1棟の住人で共有しているのでばらつきも仕方がありませんが、速度の低下傾向は収まってもらいたいものです。


まあIP電話が開通して、すべての世帯道具が揃ったというところでしょうか。あとは再びPalmを手に入れるだけです。(Palm Treo Proのアナウンスメールには登録済み!)