さて、週が明けて月曜日の午後。アレルギー科の予約は13時15分でしたが、病院のギフト・ショップを覗いてみようと、少し早い目に到着しました。
メイヨークリニックは、周りに点在するホテルや駐車場とサブウェイと呼ばれる地下道や陸橋でつながっています。冬は零下20度になる地域ですので完全に外気が遮断されており、ホテルや駐車場から病院まで安全にたどり着けるようになっています。
メイヨークリニックには、Gondaビルの地下に一般的なギフトショップと医療用品を売っているメイヨーストアという店があります。また、入院設備のあるセント・メリーホスピタルにもショップがあります。
診察を受けた記念に、メイヨークリニックのロゴが入ったカバンを買おうとしたのですが、この時は在庫がなくまた次の機会に探す事にしました。医療用品を売っている店も近くにあり、介護用品や消耗品、杖や歩行器など、様々なものが売られています。
アレルギー科の待合室には予約の10分前に行き、しばらくしてから診察室に呼ばれました。アレルギー科も前回の内科も、診察室は全く同じ形をしていて、どちらかと言えば事務室風。机とソファーがある以外は特に医療機器が並んでいるわけではありません。
診察をしてくれたのはDr.Joseph。もう少しで60才ぐらいと言うところでしょうか。先週の呼吸器のテスト結果は完璧で、ドクター自身より良い結果だとお褒めのお言葉。そりゃ頑張りましたもの!(そう言う問題ではないか?)
威圧感がなく親しみが持てる感じだったので、一通りアレルギーについて説明をした後、インターネットで調べていて興味を持っていたマクロライドについて聞いてみました。
少量のマクロライド系抗生物質を長期に渡って投与する事が、副鼻腔炎などの治療に効果があるとされているのですが、ドクターは日本だけでそのような結果が出ているというレポートを読んだことはあるが、USでは効果があったという話しは聞いていないと言うことでした。
また、喘息薬として日本で処方されたことのある薬(パルミコートとシングレア)について聞いたところ、「完璧な処方だ。私も同じ薬を処方したであろう。」とのこと。
鼻の中のポリープがかなり大きいので、耳鼻咽喉科での手術の可能性に触れられた後、とりあえずアレルギーテストを受けることになりました。
腕に小さな針を刺して傷を付けながら、アレルギー物質の液を垂らしていきます。全部で56種類の物質が試されました。日本に住んでいるのでアジア地域限定のアレルギー物質も加えられているようですが、マンゴーの花の検査は日本人に必要かどうか甚だ疑問。要するにUSから見ればアジアという一括りになってしまうのでしょう。
15分程待ってから、腫れの大きさを測定するのですが、基準になるのはヒスタミンによる腫れ具合で、それより大きいものにアレルギー反応があると見なされます。しかしその15分の間、蚊に56カ所刺されたようなものですから、腕が痒いこと痒いこと。すべての傷が赤く腫れ、ほとんどの物質に反応しているように見えました。
検査結果が出てからまたドクターの診察があり、それほどひどいアレルギーではないが、ネコとイヌとダニと松にアレルギーがあると言われました。特にネコと松が強いようでした。
検査結果のコピーをもらった後、鼻腔内のCTスキャンと耳鼻科の診察を勧められますが、滞在日数が少ないのでCTスキャンだけをお願いして、その結果をまたDr.Josephに診てもらうことになりました。
次のCTスキャンとアレルギー科の予約を、水曜日に取ってもらい今日の診察は終了です。