今日も新快速に乗ってトイレ巡りをすることにしましょう。(よほど新快速が好きらしい。)
☆☆☆☆☆ ホップイン
再開発される前のJR尼崎駅はとても殺風景なところでした。工場地帯の真ん中にあり、駅も利用客の少ないひなびた駅舎しかありませんでした。
しかし近年、工場が移転したり研究所に建て変わったりすると共に、駅前が再開発され高層住宅やトイザラス、家電量販店などが立ち並ぶようになってきました。
ホップインは、神戸市北区に移転した旧キリンビール尼崎工場の跡地にある、キリンビール直営のシティーホテルです。駅のまん前にあり大阪駅まで電車で5分ほどで行けますから、梅田近辺が目的で宿泊する場合でも利便性が高いと思われます。
2階にあるレストランでは、工場直送の生ビールをタップから注いでくれます。駅からは屋根のある連絡橋でつながっており、雨でもぬれずにトイレまで行くことができます。(トイレにしか行かんのかいな?)
入り口の扉 | ○ |
広さ・レイアウト | △ |
自動洗浄 | ○ |
ソープ・ディスペンサー | 泡の出るボトル式 |
自動コック | ○(お湯が出る) |
ハンドドライヤー | ペーパータオル |
メインテナンス | ○ |
お湯が出てペーパータオルもありますから、十分ホテルクオリティーと言えるでしょう。
大規模ではないホテルでは、トイレに行くときにフロントの前を通らなければならないのは気が引けるものですが、その点気兼ねなく行くことができるレイアウトは好印象です。ただし、トイレの規模は大きくはありません。
駅前に小ぎれいなホテルがあると大変便利なものです。尼崎駅は東西線や宝塚線への乗換駅で、新快速の停車駅でもあるため、今や多くの乗降客が利用する忙しい駅になりました。
新快速に乗っていて我慢できなくなったときには、是非ホップインに「ホップイ~ン♪」(なんのこっちゃ?)
☆☆☆☆ ミドリ電化JR尼崎駅前店
ミドリ電化も今やエディオンにグループ化されてしまいましたが、尼崎はこの会社の発祥の地らしく、JR尼崎駅に直結したこの店舗にはミドリ電化としての本社機能があります。
駅に直結した入り口から入るとトイレは各階の一番奥にあり、スペースは広くはありませんが、設備的には新しく快適といえます。
ただ、入り口に西部劇に出てくるバーの扉のようなものが付いていて邪魔です。目隠しのためなのでしょうが、中途半端な感じです。
入り口の扉 | △ |
広さ・レイアウト | △ |
自動洗浄 | ○ |
ソープ・ディスペンサー | ○ |
自動コック | ○ |
ハンドドライヤー | ○ |
メインテナンス | ○ |
何と言っても温水洗浄便器まで販売する家電量販店ですから、設備的には完璧です。ホップインよりも駅から近いので営業時間内ならこちらをお勧めします。
☆☆☆ そごう三宮店
そごうは、震災後いち早く開店にこぎつけた事もあってか、トイレのレイアウトやスペースが近代的でなく、階と階の間の踊り場に配置されたトイレがまだたくさんあります。また、震災によって売り場面積がかなり縮小されてしまいましたので、震災前と比べると売り場に活気が感じられなくなりました。
入り口の扉 | ○ |
広さ・レイアウト | × |
自動洗浄 | ○ |
ソープ・ディスペンサー | △ |
自動コック | ○ |
ハンドドライヤー | ○ |
メインテナンス | △ |
個々の設備は入れ替わっているのですが、全体として見たときは古臭く見えてしまいます。百貨店の水準から見た場合は、2つ☆に近いかもしれません。
近年、三宮駅周辺のビルは建て替えが進んできましたから、そごうも全面改築の時期が近いのではないでしょうか?
☆☆☆☆ 大丸神戸店
そごうと違って、大丸は震災後長い期間を掛けて全面改築を行いました。そのため設備的には現代的で、なおかつ以前の外観を模したため重厚感も漂っています。
百貨店の常として高級品の売り場に近いトイレにはお金を掛けますから、高級ブティックがある2階辺りのトイレがお勧めです。
入り口の扉 | ○ |
広さ・レイアウト | △ |
自動洗浄 | ○ |
ソープ・ディスペンサー | ○ |
自動コック | ○ |
ハンドドライヤー | ○ |
メインテナンス | ○ |
おもちゃ・子ども服売り場の階には子ども用のトイレがあり、明るい雰囲気の中、大きさの異なる便器が設置されています。手洗いもカラフルです。
また、地下2階に書籍売り場がありその近くにトイレがあるのですが、かなり狭いです。売り場によってトイレの雰囲気が大きく変わるようです。
☆☆☆☆ ハウジングデザインセンター(HDC)神戸
JR神戸駅前にあるハウジングデザインセンター神戸は、住宅に関する企業のショールームをを一堂に集めたビルです。住宅建築のための設備やパーツ、内装品など幅広い製品に関する情報を手に入れることができます。
一戸建てを建築する場合、たとえ住宅メーカーに依頼する場合でも、かなりの部分の設備を自分で選択する必要がありますから、いろいろなメーカーが一ヶ所に集まっているのは助かります。
またIDC大塚家具が入ったフロアもあり、大阪南港の店舗ほどの規模ではありませんが、かなりの品揃えがあります。
このビルの地下一階には、TOTOとINAXのショールームがあり、そのためかこの階のトイレの設備は完璧です。
入り口の扉 | ○ |
広さ・レイアウト | △ |
自動洗浄 | ○ |
ソープ・ディスペンサー | ○(自動) |
自動コック | ○ |
ハンドドライヤー | ○ |
メインテナンス | ○ |
広さが狭いので☆は4つどまりですが、ソープの自動ディスペンサーがあるのは良いところです。決して贅沢なつくりではありませんが、トイレメーカーの心意気を感じるトイレです。
TOTOとINAXが隣り合わせにあるように、複数のシステムキッチンメーカーが同じ階にあったりしますので、設備の比較検討をする場合は是非訪れたいところです。
☆☆☆☆ アスピア明石
トイザラスも入っている駅前のショッピングビルです。最近できたショッピングモールとしてのレベルを十分満たしています。
入り口の扉 | ○ |
広さ・レイアウト | ○ |
自動洗浄 | ○ |
ソープ・ディスペンサー | ○ |
自動コック | ○ |
ハンドドライヤー | ○ |
メインテナンス | ○ |
明石といえば「魚の棚」という商店街が観光スポットとして有名ですが、その近くにはあまりトイレがないので、アスピアのトイレは貴重と言えるでしょう。
明石駅はJRと山陽電鉄が隣同士になっており、駅の一階にはステーションプラザというショッピング街がありますが、こちらのトイレは3つ☆といったところでしょうか。
あと、兵庫県で唯一の県立図書館が明石公園にありますが、ここのトイレは1つ☆か2つ☆ですね。お金はトイレにかけるより、本にかけるということでしょうか。(そんなに立派な本が書架にありましたかな?)
まとめ
JRの西宮駅や芦屋駅にも再開発による商業ビルがありますが、快適なトイレに出くわすことはそれほど多くはありません。これらの第3セクターが開発したビルでは、トイレの設備は必要最小限に抑えられる傾向があると思います。
トイレの良し悪しは、商業施設の集客力を大きく左右します。第3セクターの経営が行き詰まる原因のひとつに、快適さに欠けるトイレがあるのではないでしょうか?(経営とトイレは詰まらない方が良いということだな。)
あきょ様、コメントをありがとうございます。アメリカからと言うことですが、遠いところにいればいるほど、地元ネタが面白いかも知れませんね。残念ながら姫路には小学校の遠足以来ご無沙汰ですので、今回は明石までで終了する予定です。悪しからず。
25セント硬貨の検索から迷い込みました。
アメリカからですが、地元、明石のトイレネタに
出会うとは思いもしませんでした^^
お疲れ様です、めっちゃおもしろいですね。
姫路の方まで進まれるんですか^^?