最近のコメントスパムの多さに悲鳴を上げて、しばらくコメント投稿の機能を停止しておりました。もともとコメントを頂くことは滅多にありませんでしたから(不人気サイト!)さほど大きなインパクトはないのですが、やはりサイトのBlogシステムを常に最新のバージョンにメインテナンスをしておく必要性を感じております。
MovableTypeの3.2がリリースされて、コメントスパムやトラックバックスパムへの対策が施されていると聞いたので、早速導入してみようとダウンロードまではしてみました。ところが、その後ファイルの設定を修正しているとだんだん面倒になってきて、また次のバージョンまで待つかと言うことになってしまったのです。
MovableTypeの3.3には、またいろいろな新機能が盛り込まれているそうですし、既にベータテストのモニターが始まっているそうなので、近いうちに正式リリースが出てくることでしょう。それまでは現状のまま、スパムをやり過ごすことに致します。(面倒くさがり!)
今更言うまでもありませんが、MovableTypeはサーバーにインストールする必要がありますから、バージョンの管理をサイト管理者の手で行う必要があります。それはそれで、自分で新バージョンの必要性に応じてインストールするかどうかを決めることが出来るので自由度が高いのですが、Blogシステムのメインテナンスをやることが面倒であることには違いないです。
今は新機能を競い合っている各種Blogシステムですが、バージョンアップを繰り返すうちに機能的な優劣がなくなってくるとすれば、敢えて自分でシステムのメインテナンスをする意味がなくなってくるでしょう。
ところで、Blogは基本的に日々更新される最新の情報を、如何に効果的にサイトで公開するかに重点が置かれていますから、過去のコンテンツの管理があまり得意ではありません。また、新しいサイト管理の考え方が提唱されることによって、Blogそのものが大きく変化したりなくなってしまうかも知れません。
インターネット上に公開されている情報の中には、たとえそれが個人が所有するサイトであっても、書籍と同様に社会共有の財産だと考えるべきものも少なくありません。
その積み重ねが文化を形成していくと考えるならば、インターネットの情報を図書館のようにアーカイブとして残していく為の制度が、そろそろ必要になる時期に来ているのではないでしょうか?