571.ミネソタ見聞録10: ミネソタ最後の夜 (2006/02/03)

ミネソタに来てから4週間がたち、最後のミネソタの夜を迎えています。ミネソタの夜といっても、特に何か違う訳ではありませんが、約1ヶ月の奮闘を振り返ってみると、少なからず感動を感じないわけには参りません。


今日の夕方の気温は-10℃で、やっとそれらしい寒さになってきましたが、4週間の間、日中ほとんど0℃前後だったことで、ミネソタの冬の厳しさを体験できなかったのは、ラッキーでもあり残念でもありといったところでしょうか。


観光で来ている訳ではないので、自由になる時間が多いとは言えませんから、それほど多くの体験ができませんでしたが、それなりに思い出に残る経験ができたと思っております。


とりあえず最初に仕事について振り返ってみます。(実は仕事できていたのでした。)そう言えばまったくこれまで仕事についての記述がなかったですね。最後の週は、夜中の2時まで晩御飯を食べずに働いた後、24時間オープンのスーパーで冷凍食品とサッポロ一番を買って帰り、ホテルで食べながらランドリーで洗濯をしていたという、何とも情けない状況でした。(しかしあの時の味噌ラーメンはうまかった!)


仕事の同僚が、ミネソタの特産であるワイルドライスを見つけたので分けてくれようとしたのですが、農産物を日本に持ち帰るのは困難だと言って断らなければならなかったのが残念でした。特産と言ってもなかなか手に入らないそうです。


一番エキサイティングだったのは、メイヨークリニックの診察体験でしょうか。内科、アレルギー科、耳鼻咽喉科とさまざまな診察を受けることができました。それから途中にいくつかの検査を受けてきました。また近いうちに「メイヨークリニック診察日記」などという特集でお伝えしたいと思います。


「大草原の小さな家」のローラ・インガルス・ワイルダーゆかりの地ツアーも、なかなか面白かったです。ミシシッピー川の流れと同じように、開拓者たちが試行錯誤をしながら、自分たちの定住の地を探し回ったのに思いを馳せるのは、想像した以上に楽しいものでした。もしもう一度訪れることができるなら、冬の枯れた大地でなく、草原生い茂るころに見てみたいものです。


会社の部長さんが、自宅の夕食に招いてくれました。4年前に新築された真新しい家は、総床面積が5000平方スクエアフィート(って何坪かまだ判っていませんが)でまさにドリームホーム!家の裏庭には、オークやチェリー、シュガー・メープルの大木がそびえ立ち、何もかも立派の一言です。USでも羨ましくなるほどの家に住んでいる人は、それほど多いわけではありませんから、豪邸拝見ができたのはありがたいことです。


さてミネソタの最後は、やはりモール・オブ・アメリカで締めくくらなければならないでしょう。金曜の夜ですから、休日ほど多くの人で賑わっているわけではありませんが、それでも十分な人が集まってきているようです。さすがに遊園地の急流すべりは休業でしたが、ジェットコースターは半分ぐらいの人を乗せて動いていました。


さて、明日は飛行機に乗って帰国です。今回USに来た時は、ノースウエスト航空の国際線のアルコール飲料は無料でしたが、この4週間の間に有料になってしまったようです。飛行機に乗る楽しみがまたひとつ消えてしまいました。ビールを飲んで寝て帰るつもりでしたが仕方ありません、機内映画でもじっくり鑑賞することに致しましょう。


それでは10回に渡ってお届けいたしました「ミネソタ見聞録」、これにて終了。(実はかなりヘトヘトだったりして。)

“571.ミネソタ見聞録10: ミネソタ最後の夜 (2006/02/03)” への2件の返信

  1. 土井様、
    コメントをどうもありがとうございました。ミネソタと卵売りの因縁は、ミネソタに在住されている方でも、なかなか分からないものなのですね。Buena Vista Parkは、Nelsonの辺りで道路脇の標識を見つけましたが、実はどうしてこんな所にディズニーの看板が立っているのだろうと疑問に思っていたのです。お恥ずかしい話しです。1月は多くの施設が閉鎖されていましたので、是非夏にもう一度訪れてみたいものです。

  2. ミネソタに在住しているものですが、 明日シルバーエイジの
    方たちがクルーズのためにマイアミに行く途中で乗り継ぎのためにミネアポリスに来られる間にガイドとしてツインシティーをご案内するのですが、 ミネソタの卵売りの由来を検索していてこのサイトに行着きました。  4週間の間に本当にいろいろ見て回られたのですね。  もっともまだ全部見聞録を読んでいないのですが関心致しました。  
    Almaにも行かれたそうで、 次回又来られることがございましたら、 是非Buena Vista Parkに行ってください。  私も実は去年日本から友人が来た際に案内して
    ぺピンの手前のストックホルムのお店の主人から教えてもらって初めて行ったのですが、 それは感動でした!  Lock & Damとミシシッピー川を崖の上から眺望できるそれは
    雄大な光景でした!  
    結局まだ卵売りの由来が分かっていないので次にのサイトに参ります。  
    すてきな見聞録後ほどゆっくり楽しませていただきます。

コメントは受け付けていません。