49.アレルギー性鼻炎 (2003/03/23)

私と花粉症のつきあいはかなり長く、最初に発症したのは1978年のことでした。その年は、全国的に松の花粉が一斉に飛び出し、花粉症患者を急増させたのでした。松は、その後次々に寿命が尽きて枯れていき、その後あまり松の花粉は、飛ばないようになりました。


しかし災難が始まったのは、それからでした。まず、生のサクランボを食べると、喉と耳が痒くなり始めました。それからキウィ、リンゴ、桃と食べると痒くなる果物が増えていきました。リンゴでも、採りたての物や加工した物は大丈夫なのですが、ふつうに売っている物は、必ず痒くなります。


アレルギー性鼻炎と、果物の反応が関係しているかどうか判りませんが、私の場合は起こり始めた時期が一致しているので、同じアレルギー反応だと思っています。


実は、最初松の花粉でアレルギー性鼻炎になったとき、何にアレルギー反応するかを検査したことがあるのですが、10種類ぐらいのそれら全てにアレルギー反応が出てしまいました。ですから、もし杉や檜の花粉が収まっても、別の花粉が飛び始めたら、またそれにアレルギー反応してしまうでしょう。


その昔、西洋人がよく鼻をかむのは、鼻が高いから蓄膿症になりやすいからだと言われていたことがあります。最近は、西洋で花粉症が以前から多かった事が判ってきており、そのような事は言われなくなりました。


また、日本で花粉症がきつい時に、海外に出かけても、飛行機の中は別として現地に着けば、だいたい同じ様な花粉症になります。


また、一度春の花粉症になると、秋にまで同じ症状になってきて、一年の内1-2ヶ月しか鼻のすっきりした時期がなくなってきます。


夜中に、鼻が詰まって息が苦しくなって目を覚ましたときなど、「もっと酸素を!」と叫びたくなってしまいます。いろいろな民間療法も紹介されていますが、今は半ば諦めムードです。


昔から”目やに女に鼻男”と言って、視線のぼんやりした女と鼻声の男は魅力的であるとされていますが、ここまで長引くとそんな悠長な事を言っている場合ではなく、息をするのに疲れて参りました。