47.青少年科学体験祭り (2003/03/22)

財団法人日本科学協会が主催する”青少年の科学体験祭り”に行って来ました。子供が、学校で案内のしおりをもらって来たのですが、科学の楽しさを体験できると言うことで、なかなかおもしろそうです。どのような物があるのか興味津々で行くことにしました。


兵庫県の尼崎総合体育館で、総数100以上のブースがあり、それぞれ科学に関する実験を子供たちに体験させる催しです。未来を担う子供たちに、科学する心を養うのが目的のようですが、確かに理屈でなく実験で体験させてくれるので、子供たちの目も輝いています。


私的にも、燃料電池のテーマを扱って、電気分解と燃料電池を対比して試験管で実験していたり電磁誘導の実験をしていたり,楽しい時間を過ごしました。


実験をされている方も、PTAのボランティアの方や、学校の理科の先生の方が、丁寧に説明してくれます。日本の技術力の低下が叫ばれていますが、このような催しに多くの子供たちが参加することによって、少しでも興味を持つことができれば、すばらしい事だと思いました。


簡単なモーターを制作するブースでは、プラスチックの容器とエナメル線で、整流子を持たないモーターを作るのですが、エナメル線の皮膜を紙ヤスリで取るのを見ていて、私も小学生の時やっていたことを懐かしく思い出しました。


ベルヌーイの定理や、極低温の世界などという、難しそうな純粋な科学の分野には、あまり人が集まっておらず、人工のイクラの作り方や、ミルククラウンのストロボ撮影などは、わかりやすいからか、多くの人が訪れていました。


何せ100以上も、ブースがあり、それぞれが科学にちなんだ実験をしているわけですから、3時間ほどいた間に全てを見ることはできませんでした。


少しでも子供たちが興味を持って、不思議だとかどうしてとかと言った気持ちを持ったのなら、将来その疑問が解けたとき、科学する心が育まれるのでしょうね。