11月25日にオープンしました「ららぽーと甲子園」に行って参りましたので、少しばかりレポートさせていただきます。実際に行ったのはオープン3日目の土曜日でしたので、人、人、人、、、で全体を十分に見回す事ができませんでしたが、個人的な感想などを書かせていただきたいと思います。
西宮の甲子園球場のすぐ横、数年前に閉園した「阪神パーク」があった場所に、USの巨大モールをそのまま持ってきたようなショッピングモールが出来るとは聞いていたのですが、実際出来てみるとその規模の大きさは想像以上でした。
遊園地の端から端まで歩くのはなかなか大変なのですが、その敷地一杯に建てられていますから、中央の広場からでは両端の店舗まで見渡せないほどです。
中に入っている店舗も、お馴染みのファッション関連のお店からかなり趣味性の高いお店まで幅広く取りそろえており、さすがに新しさを感じさせます。
阪神間は長らくダイエーが総合スーパーとして君臨してきましたから、逆に言えばダイエー以上のショッピングセンターはほとんどなく、コープ神戸が食品を中心としたスーパーとしてあるぐらいでした。ですから、規模の大きいショッピング・コンプレックスはほとんどありませんでした。
西宮の近くと言えば、伊丹のダイヤモンドシティーや尼崎のカルフールとコストコがありますが、距離的にはさほど近いわけではありません。「ららぽーと甲子園」が阪神間の商圏の勢力図を塗り替えるかも知れません。
核店舗としてイトーヨーカ堂が進出してきたのも、ダイエーが弱体化した時期と無関係ではないでしょう。今回のイトーヨーカ堂はテナントとして入店しているそうですが、近い将来本格的に阪神間に進出するチャンスを狙っているように見えます。
阪神パークにあった樹木はそのままにして建物を配置したそうですが、ほとんど遊園地の面影はありません。昔から阪神パークに親しんだものにとっては、少し寂しいところです。あのレオポンの剥製はどこへ行ってしまったのでしょう?
行ったのはオープンしてから最初の週末だったのでたいそうな混雑だったのですが、今後数年内に西宮球場跡に阪急百貨店を核としたショッピングセンターの開発が計画されていますし、宝塚ファミリーランド跡地にもベビーザラスの進出が予定されています。これまであまりショッピングセンターの開発がなかっただけに、一気に加速する可能性があります。
ところで、「ららぽーと甲子園」は甲子園球場のすぐ横にある関係で、駐車場の料金に他にはない設定があります。最初の1時間は無料で、その後はお買い物の金額の合計によって最大3時間まで無料になり、3時間を超えた場合は超過時間に応じた料金を払うのは良くあるパターンです。
しかし、甲子園球場で野球の試合があるときに限って、如何にたくさんの買い物をしようとも、3時間を超えたら一律6000円の駐車料金が掛かってしまうのです。これはほとんど罰金と言えるでしょう。
野球のお客さんが車を停めないようにするためでしょうが、たくさんのお店で時間を忘れてお買い物をしてしまう方は注意が必要です。
最後にイトーヨーカ堂で食品の買い物をしたのですが、オープンセールでしたのでたくさん買ってしまったようです。しかもイトーヨーカ堂のカートは駐車場まで押して行けなかったので、重い荷物を持ちながら車を探すのにはちょっと広すぎる駐車場でした。さすがに元遊園地ですね。