408.ウェブログを使ってみて (2004/11/12)

当サイトがウェブログ化して3週間ほど経ちましたので、少しばかり使ってみた感想を書いてみたいと思います。ウェブログの全てを試した訳ではありませんから、使用しているMovableType以外には当てはまらない内容もあるかと思います。また、MovableTypeですら一部の機能を試してみたに過ぎませんのであまり参考になるとは思えませんが、個人的な意見としてレポートさせていただきます。


まず、ウェブログが登場した時から個人的日記サイト個人的ニュースサイトに向いているとされていましたが、確かに多くの機能がそのような用途に合うようにアレンジされていると言えるでしょう。


日記サイトなら今日何が起こったかを如何に簡単に投稿でき、如何に素早くサイト上で見せることができるかが重要です。個人的日記サイトと言えども公開している以上、個人的な備忘録として使う事より、新しい出来事を他の人に知ってもらうのが目的になるでしょうから、速報性が大切になります。


ニュース系サイトなら、更に情報の鮮度が大切でしょう。つまり、ウェブログは最新の投稿に一番プライオリティーが置かれているのです。


そのためには、サイト更新のためのオペレーションが手軽であることや、場所を問わず更新できることが重要になります。最新の投稿に注目が集まる訳ですし、古い投稿は自動的にアーカイブされて、必要な時に参照できれば十分なわけです。


では、過去の投稿も最新の投稿と同じような重要度を持っているサイトの場合はどうでしょうか?例えば、製品のトラブル情報を流しているサイトの場合は、過去の情報が容易に検索できなければなりません。


実際、ウェブログのテクニカルな情報を提供しているウェブログ化されたサイトがいくつかありますが、過去の情報を遡るのに苦労します。もちろんサイト内検索などの方法がありますが、基本的に最新情報しか前面に登場しないウェブログの性格では、効率よく目的の情報を探し出す方法を用意しておかなければならないでしょう。


ところで、過去に何度かお手軽ホームページ作成ツールを使ったことがありましたが、どれも今ひとつでした。デザインが画一的であったり、カスタマイズが不可能であったためです。


ウェブログは、カスタマイズをテンプレートカスケード・スタイルを使って行うことができますから、自由度が飛躍的に向上しています。手軽に始められるホスティング・サービスと共に提供されるウェブログが、これからしばらくの間は新規サイト開設者を増やしていくことでしょう。


今後のウェブログの発展の方向としては、サイト内のあらゆる情報を素早くアクセスでき、また効率よく管理が行えるように改良されることを期待したいと思います。


そして、TAGの機能を進化させることによってあらゆるジャンルのサイトの要求に応えられるようになった時、ウェブログはあらためてその真価を世に問うことでしょう。

“408.ウェブログを使ってみて (2004/11/12)” への1件の返信

  1. もっと私のことを見ていてよ

    NORさんがこの「くりっとCLIE!」をlivedoor blogサービスにて運営し始めて、1ヵ月半が経過しました。まったくタグを打つことなく、ただ自分の書きた…

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