若い時は、いくら飲み潰れるまで飲んでも、記憶がなくなることはありませんでした。しかし最近は、飲み始めてしばらくしたあたりから記憶がすっ飛んでしまい、後から思い出そうとしても全く記憶がなくなっているのです。酒に弱くなったと言うより、頭が弱くなったと言うことでしょう。
そんなある日のこと。近所のお宅でおいしいワインを、1本、2本、、、(覚えていない?)とご馳走になって帰ったのでした。帰り道のことも、何時に帰ったかも全く記憶がありません。
家の者に言わせると、帰ってくるなりノートパソコンを広げて何やらブツブツ言いながらやっていたそうです。そしてしばらくパソコンに向かっていたかと思うと、知らぬ間にその場でダウンして眠りこけっていたそうです。
さて、それから数日してからノートパソコンを立ち上げようとすると、「ピー、ピー」、とビープ音の後エラーコードが表示されて止まってしまいます。どうやら先日の酔っ払いが壊してしまったようです。(それは私です!)
BIOSの設定でもいじったか、パスワードを変えてしまったのでしょうか? 他人の行動を想像して何をやったか考える場合は、その人の性格をかんがみてこんなことをやるだろうななどと考えますが、酔っ払った自分の行動を想像するのは意外と難しいものです。
自分の性格が分からない。一体何をしでかしたか分からないのです。自分と言えども別の人格を感じました。
悪い事に、ワインを飲みに行ったお宅ではノートパソコンの調子が悪いとかで、リカバリーをしなければならないとかディスクを換装するとかの話をしていましたから、てっきり自分のパソコンにも何かの設定をしてしまったのだと思ってしまったのです。
取り合えずエラーコードから想定される対策のうち、一番簡単なCMOSバックアップ電池の交換をしてみたのですが、変化がありません。さらにインターネットで情報を探し回るのですが、日本語では既に出尽くしているようですので、英語にも捜索範囲を広げて探し回りました。
2-3日かかって分かったのは、電池交換の後、内部時計の設定をしなければならないのですが、通常の使用者権限のパスワードでは時刻設定画面に進めないため、同じエラーを繰り返していたのでした。せめて監理者パスワードを入れるように指示が出ていればこれほど悩むことはなかったのですが。
しかしいずれにしても、パソコンのようにヘタに操作すると取り返しのつかないものは、酔っ払いに触らせないことが肝要ですね。
そこで、教訓。
- バックアップ電池は思わぬ時に切れている!
- 飲んだら操作するな!!
- 酔っ払うまで飲むな!!!
面目ない、、、